スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

右往左往&不思議なこと

2010-09-07 11:08:19 | NOAH
 僕のプロレスキャリアが始まった頃,テレビ朝日で新日本プロレス中継の実況をしていた古舘伊知郎さんは,記憶に残る数々の名フレーズを残しました。現在はプロレスを観ていなくても,当時の中継をご覧になった方々なら,必ずやそれらのうちのいくつかは覚えておいでのことだろうと思います。
 『マイクは死んでも離さない』は,すでにご紹介したように,日本テレビとテレビ朝日の争いという観点から往時のプロレス状況をみていますから,当然ながら筆者の倉持隆夫さんは,古舘さんに対する対抗意識のようなものについても記述していますし,自身のお決まりのフレーズについても言及しています。
                         
 倉持さんのフレーズで最も印象に残っているものといえば,ジャンボ鶴田選手がジャンピングニーパットを出したときに必ず言う「顎の先端にヒット」ではないでしょうか。少なくとも僕は倉持さんといえばこれです。もちろん倉持さん自身も著書の中でこれについては述べていますが,触れられていないもののうちにも,僕の印象に残っているものがあります。
 当時の新日本プロレスは,観客席最前列の前に鉄製の青いフェンスがあり,選手がこの外に出ると,出した選手の方が負けという,今から考えれば訳の分からないルールがありました。よって観客席になだれ込んでの場外乱闘というのはありません。しかし全日本プロレスは,当時はフェンス自体がありませんでしたし,後にフェンスを立てた後も,こんなルールは導入されませんでしたから,この種の場外戦がありました。もしもフェンスアウトルールがあれば,例の抗争の形もだいぶ異なっていたことでしょう。
 選手が観客席になだれ込んでいけば,必然的に観客は散り散りに逃げていきます。こういうとき,倉持アナウンサーは必ずといっていいほどこれを観客が右往左往していると表現しました。この右往左往が,本には触れられていないけれども僕の印象には残っているフレーズなのです。
 右往左往ということばの意味は理解できますが,自分が用いるという意味ではこのことばは僕の語彙にはありません。それがたぶん僕に強く焼きつけられている最大の理由でしょう。僕はこのことばを文字で読んだり耳にしたりするたびに,きまって倉持さんのことを思い出すのです。

 もちろん僕の主治医でもあり,の主治医でもあったМ先生は,何らかの根拠をもって,父は消化器系の病気ではないと判断し,そのように父に伝えたのでしょう。そしてМ先生がそのように判断する材料としては,その日に出た糖尿病の検査結果しか僕には考えられません。
 僕の検査のオーダーの内容に関してはすでに説明しました。ただし,僕はⅠ型糖尿病であり,父はⅡ型糖尿病ですから,それがまったく同じ内容であったとは限りません。というよりも,これは今から考えればということになりますが,もしも同じ内容の検査であったとしたら,この時点では何らかの異変が生じていたと考える方が僕には自然に思えます。この時点で異変が発覚していたからどうなったというものではないのですが,この点に関しては僕は今でも不思議に思っています。なお,父が僕と同様の検査結果の詳細を記した紙をもらったのかどうかは僕には分かりませんが,僕はそれを目にはしていません。ただ,少なくとも糖尿病そのものに関してはこの日の検査では問題なかったものと思います。これは要するに,ヘモグロビンA1cの値が極度に悪化していたということはなかったという意味です。これに関しては父自身がそのように言っていましたから,間違いのないところです。
 このような診断がありましたが,腰痛の方はだいぶひどかったようで,この後で父は近隣の形成外科に通うようになりました。自分が疑っていた消化器系の疾患ではないということで,腰痛の原因はもっと別のものだと考えたのでしょう。そこでは主にマッサージ治療を受けていたようですが,実際にこれを受けると楽にはなったようです。そういうわけでこのためにまた何日かは外出したのですが,これは長続きしませんでした。確かに楽にはなるのですが,それはあくまでも一時的なものであって,持続的な効果はなかったようです。たぶん通ったのは1週間くらいではなかったでしょうか。したがってみなと赤十字病院の通院日は月曜ですから,その1週間だけだったように思います。22日と23日は馬券を買いに行きましたが,翌週は近所のコンビニエンスストアへ買い物に行くことも含めてほとんど外に出ることなく過ごし,それでも29日と30日はまた馬券を買いに行きました。この30日というのは今年のダービーの日ですが,結果的には父が自分で馬券を買いに行ったのは,この日が最後ということになりました。おそらく儲けたのでしょう,にぎり寿司を買ってきまして,それがこの日の夕食となりました。

コメント
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