美獣は間違いなくNWAの顔といえる存在でした。僕のプロレスキャリアが開始した以後も,NWA王者に就いています。でも,僕にとってのNWAの顔,NWA王者といえば,リック・フレアーの方です。そしてフレアーはNWAの最後の顔といっていいでしょう。
フレアーには,ネイチャーボーイというニックネームがありました。このニックネームを与えられたトップレスラーはフレアーがふたりめで,それ以前にはバディー・ロジャースという選手がいたそうです。しかし僕はこの選手がどんなレスリングをする選手であったのかはいっかな知りません。ロジャースのファイトシーンを映像で視たということがないからです。ただ,馬場にいわせますと,ネイチャーボーイといえばそれはロジャースなのだそうで,これをいっていることばの端々から,フレアーがネイチャーボーイを名乗ることに不満があったように感じられます。ロジャースというのは,馬場からしても特別なレスラーであったということなのでしょう。
一方,馬場はフレアーについては高く評価していなかったのかといえば,必ずしもそうではないようです。まだフレアーがグリーンボーイにすぎなかった頃,アメリカでフレアーを見た馬場は,この選手は将来はトップを取るであろうと思ったそうです。それがNWAの顔となるまでの活躍を意味していたかは何ともいえませんが,少なくとも若手の頃から光るものがあった素材であったことは,馬場の目というのはかなり確かなものと思われますから,間違いないところだと思います。
王者として受けに徹するレスリングをしたのはレイスと同じ。得意技は足四の字固めで,攻めるシーンは脚への攻撃が中心の組立。ハンサムを名乗ったレイスよりよっぽど美男子でしたし,ゴージャスなコスチュームも非常に栄えました。レイスと比較したときの難点は,身体がレイスほどは大きくなかったこと。ただ,トップレスラーの身体は,以前より現在の方が確実に小型化してきていて,この流れを先取りしていたタイプの選手であったといえるかもしれません。
いつも見ていないのですから,検査のために必要な血液の量というのがどのくらいであるのかということは僕は知りません。いい方を換えれば,どの程度の血液が自分の身体から抜かれているのかを僕は把握していないのです。ただ,採血の後で,技師が必ずする作業というのがあります。それは注射器に溜まった血液をシリンダー状の小型の筒に移すことです。このとき,筒は2本ありまして,ほぼ半分ずつにします。その理由は推測するしかありませんが,ふたつのタイプの血液検査が必要であるからかもしれませんし,僕の予測では,何か異常が出たときのための予備,つまり再検査用の血液も同時に採取しているということなのではないでしょうか。技師はこれを終えた後に僕にアームバンドを着用しますので,僕はこの作業は必ず見ることになります。
いずれにしても再度の採血は不要ということになりましたので,この日もアームバンドを装着してもらい,採尿も済ませました。注射針の処理もしましたので,僕がここでなすべきすべての作業が終了。この日も午後2時からの栄養指導がありましたので,外食には向わず,院内の食堂で昼食を済ませました。なお,検査のオーダーの中に血糖値は必ず入っていますので,僕はこのときには血糖値の計測はしません。検査詳細情報を見て,その数値を自己管理ノートに書き写すだけです。
昼食を終えてもまだ時間はあります。病院の外に出て,近くのコンビニエンスストアに向いました。週刊競馬ブックを販売している可能性が低いであろうことは分かっているのですが,往復することである程度の時間を潰すことができるからです。ところがこの日は予期に反してすでに売っていました。前回は午後1時半からの栄養指導で,その後でも売っていなかったのですが,この日は明らかにそれよりも早い時間から売っていたということになります。もちろん購入して病院に戻りましたが,すぐにそれを読み始めることはせず,5階の売店に行きました。寒い時期の外出の直後でしたから,何か温かい飲み物がほしいと思ったからです。ただ,僕が飲むことができて,好みにも合うというものは売っていませんでした。
フレアーには,ネイチャーボーイというニックネームがありました。このニックネームを与えられたトップレスラーはフレアーがふたりめで,それ以前にはバディー・ロジャースという選手がいたそうです。しかし僕はこの選手がどんなレスリングをする選手であったのかはいっかな知りません。ロジャースのファイトシーンを映像で視たということがないからです。ただ,馬場にいわせますと,ネイチャーボーイといえばそれはロジャースなのだそうで,これをいっていることばの端々から,フレアーがネイチャーボーイを名乗ることに不満があったように感じられます。ロジャースというのは,馬場からしても特別なレスラーであったということなのでしょう。
一方,馬場はフレアーについては高く評価していなかったのかといえば,必ずしもそうではないようです。まだフレアーがグリーンボーイにすぎなかった頃,アメリカでフレアーを見た馬場は,この選手は将来はトップを取るであろうと思ったそうです。それがNWAの顔となるまでの活躍を意味していたかは何ともいえませんが,少なくとも若手の頃から光るものがあった素材であったことは,馬場の目というのはかなり確かなものと思われますから,間違いないところだと思います。
王者として受けに徹するレスリングをしたのはレイスと同じ。得意技は足四の字固めで,攻めるシーンは脚への攻撃が中心の組立。ハンサムを名乗ったレイスよりよっぽど美男子でしたし,ゴージャスなコスチュームも非常に栄えました。レイスと比較したときの難点は,身体がレイスほどは大きくなかったこと。ただ,トップレスラーの身体は,以前より現在の方が確実に小型化してきていて,この流れを先取りしていたタイプの選手であったといえるかもしれません。
いつも見ていないのですから,検査のために必要な血液の量というのがどのくらいであるのかということは僕は知りません。いい方を換えれば,どの程度の血液が自分の身体から抜かれているのかを僕は把握していないのです。ただ,採血の後で,技師が必ずする作業というのがあります。それは注射器に溜まった血液をシリンダー状の小型の筒に移すことです。このとき,筒は2本ありまして,ほぼ半分ずつにします。その理由は推測するしかありませんが,ふたつのタイプの血液検査が必要であるからかもしれませんし,僕の予測では,何か異常が出たときのための予備,つまり再検査用の血液も同時に採取しているということなのではないでしょうか。技師はこれを終えた後に僕にアームバンドを着用しますので,僕はこの作業は必ず見ることになります。
いずれにしても再度の採血は不要ということになりましたので,この日もアームバンドを装着してもらい,採尿も済ませました。注射針の処理もしましたので,僕がここでなすべきすべての作業が終了。この日も午後2時からの栄養指導がありましたので,外食には向わず,院内の食堂で昼食を済ませました。なお,検査のオーダーの中に血糖値は必ず入っていますので,僕はこのときには血糖値の計測はしません。検査詳細情報を見て,その数値を自己管理ノートに書き写すだけです。
昼食を終えてもまだ時間はあります。病院の外に出て,近くのコンビニエンスストアに向いました。週刊競馬ブックを販売している可能性が低いであろうことは分かっているのですが,往復することである程度の時間を潰すことができるからです。ところがこの日は予期に反してすでに売っていました。前回は午後1時半からの栄養指導で,その後でも売っていなかったのですが,この日は明らかにそれよりも早い時間から売っていたということになります。もちろん購入して病院に戻りましたが,すぐにそれを読み始めることはせず,5階の売店に行きました。寒い時期の外出の直後でしたから,何か温かい飲み物がほしいと思ったからです。ただ,僕が飲むことができて,好みにも合うというものは売っていませんでした。