北海道から1頭が遠征してきた東京2歳優駿牝馬トライアルの昨晩の第24回ローレル賞。

逃げたのはリオンダリーナ。ただ2番手のサティスファイアと3番手のピーチブロッサムはほとんど差がなく追走しました。4番手はプラウドフレールとピンクタオルチャン。ドナギニーを挟んでチャチャハツゴウとモンゲーキララも併走。さらにザゴリ,オリコウデレガンス,ウィルシャインの3頭。これらの後ろにランベリーとなり,集団の最後尾がグレアネオンライト。シナノラビットは集団から3馬身ほど遅れた最後尾になりました。前半の800mは50秒6のハイペース。
3コーナーからリオンダリーナとサティスファイアが併走に。その後ろからプラウドフレール,ピンクタオルチャン,モンゲーキララ,ウィルシャイン,オリコウデレガンスの5頭が並んで追い上げてくるという形。直線では外の2頭が前に出て,先んじて先頭に立ったウィルシャインが優勝。大外のオリコウデレガンスが4分の3馬身差で2着。捲り上げた馬のうち最も内にいたプラウドフレールが1馬身半差の3着。
優勝したウィルシャインは南関東重賞初挑戦での優勝。8月のデビュー戦を勝つと9月の条件戦で2勝目。これでデビューから3連勝となりました。デビュー戦が船橋の1000mで2戦目が船橋の1200m。ここは相手が強化され,競馬場が変わった上に距離も伸びてのものでしたから,これは評価に値するでしょう。ただ,リオンダリーナはレース前に馬体の検査を受け,異常がなかったということでの出走。影響があったかは別としても,力を発揮できなかったのは一目瞭然。2着のオリコウデレガンスは発馬後の直線で明確な不利を受けてのものですから,勝ち馬のレベルが例年の水準には達していないという可能性も考慮しておく必要がありそうです。父はジャスタウェイ。3代母の半姉に1999年のユニコーンステークスとシリウスステークス,2000年のかきつばた記念とプロキオンステークスと南部杯を勝ったゴールドティアラ。
騎乗した船橋の本田正重騎手は川崎スパーキングスプリント以来の南関東重賞19勝目。ローレル賞は初勝利。管理している船橋の佐藤裕太調教師は南関東重賞14勝目。ローレル賞は初勝利。
実際には前にもいっておいたように,社会契約そのものにスピノザは重きを置いているとはいえないので,共同社会状態status civilisの権力の維持のために何が必要であるのかということを,社会契約の観点から説明することが,スピノザの政治論において大きな意味があるとはいえないかもしれません。ただ,こうしたこともスピノザが自然状態status naturalisという概念notioを経由せずに自然権jus naturaeを規定していることから生じているといえます。
吉田は,スピノザが社会契約説を軽視することも,自然状態を経由せずに自然権を規定していることから生じているといっています。この点も詳しくみていくことにします。これは第八回ではなく第一四回の方で言及されています。それは『神学・政治論Tractatus Theologico-Politicus』では社会契約説に言及していますが,『国家論Tractatus Politicus』では社会契約説が姿を消してしまっていることと関係します。要するに第八回では『神学・政治論』がメインテーマになっているのに対し,第一四回では『国家論』の方がメインに講義されているということです。
『国家論』の第二章は自然権についてという題名になっています。その第一五節の冒頭で,自然状態においては各人は自己を他の圧迫から防ぎ得る間だけ自己の権利の下にあるといわれています。この自己の権利が自然権を意味するのは間違いありません。一方,自然状態の方はこれよりも前に何の規定もされていません。したがって自然状態がどのような状態であるかといえば,自己を他の圧迫から防ぎ得る間だけ自然権の下にある状態であるということになるでしょう。つまりスピノザは自然権を自然状態という概念を経由せずに規定しているだけではなく,むしろ自然状態が,自然権のある状況の方から規定されていることになります。これはちょうどホッブズThomas Hobbesの真逆になっています。ホッブズはまず自然状態というのを規定しておいて,その万人の万人に対する闘争状態において個々の人間が行使する力potentiaのことを自然権といっているわけです。つまり自然状態なしに自然権を考えるconcipereことはできません。対してスピノザは,個々の人間がなし得る力すなわち自然権がある状態であるとき,その状態のことを自然状態といっていることになるのです。

逃げたのはリオンダリーナ。ただ2番手のサティスファイアと3番手のピーチブロッサムはほとんど差がなく追走しました。4番手はプラウドフレールとピンクタオルチャン。ドナギニーを挟んでチャチャハツゴウとモンゲーキララも併走。さらにザゴリ,オリコウデレガンス,ウィルシャインの3頭。これらの後ろにランベリーとなり,集団の最後尾がグレアネオンライト。シナノラビットは集団から3馬身ほど遅れた最後尾になりました。前半の800mは50秒6のハイペース。
3コーナーからリオンダリーナとサティスファイアが併走に。その後ろからプラウドフレール,ピンクタオルチャン,モンゲーキララ,ウィルシャイン,オリコウデレガンスの5頭が並んで追い上げてくるという形。直線では外の2頭が前に出て,先んじて先頭に立ったウィルシャインが優勝。大外のオリコウデレガンスが4分の3馬身差で2着。捲り上げた馬のうち最も内にいたプラウドフレールが1馬身半差の3着。
優勝したウィルシャインは南関東重賞初挑戦での優勝。8月のデビュー戦を勝つと9月の条件戦で2勝目。これでデビューから3連勝となりました。デビュー戦が船橋の1000mで2戦目が船橋の1200m。ここは相手が強化され,競馬場が変わった上に距離も伸びてのものでしたから,これは評価に値するでしょう。ただ,リオンダリーナはレース前に馬体の検査を受け,異常がなかったということでの出走。影響があったかは別としても,力を発揮できなかったのは一目瞭然。2着のオリコウデレガンスは発馬後の直線で明確な不利を受けてのものですから,勝ち馬のレベルが例年の水準には達していないという可能性も考慮しておく必要がありそうです。父はジャスタウェイ。3代母の半姉に1999年のユニコーンステークスとシリウスステークス,2000年のかきつばた記念とプロキオンステークスと南部杯を勝ったゴールドティアラ。
騎乗した船橋の本田正重騎手は川崎スパーキングスプリント以来の南関東重賞19勝目。ローレル賞は初勝利。管理している船橋の佐藤裕太調教師は南関東重賞14勝目。ローレル賞は初勝利。
実際には前にもいっておいたように,社会契約そのものにスピノザは重きを置いているとはいえないので,共同社会状態status civilisの権力の維持のために何が必要であるのかということを,社会契約の観点から説明することが,スピノザの政治論において大きな意味があるとはいえないかもしれません。ただ,こうしたこともスピノザが自然状態status naturalisという概念notioを経由せずに自然権jus naturaeを規定していることから生じているといえます。
吉田は,スピノザが社会契約説を軽視することも,自然状態を経由せずに自然権を規定していることから生じているといっています。この点も詳しくみていくことにします。これは第八回ではなく第一四回の方で言及されています。それは『神学・政治論Tractatus Theologico-Politicus』では社会契約説に言及していますが,『国家論Tractatus Politicus』では社会契約説が姿を消してしまっていることと関係します。要するに第八回では『神学・政治論』がメインテーマになっているのに対し,第一四回では『国家論』の方がメインに講義されているということです。
『国家論』の第二章は自然権についてという題名になっています。その第一五節の冒頭で,自然状態においては各人は自己を他の圧迫から防ぎ得る間だけ自己の権利の下にあるといわれています。この自己の権利が自然権を意味するのは間違いありません。一方,自然状態の方はこれよりも前に何の規定もされていません。したがって自然状態がどのような状態であるかといえば,自己を他の圧迫から防ぎ得る間だけ自然権の下にある状態であるということになるでしょう。つまりスピノザは自然権を自然状態という概念を経由せずに規定しているだけではなく,むしろ自然状態が,自然権のある状況の方から規定されていることになります。これはちょうどホッブズThomas Hobbesの真逆になっています。ホッブズはまず自然状態というのを規定しておいて,その万人の万人に対する闘争状態において個々の人間が行使する力potentiaのことを自然権といっているわけです。つまり自然状態なしに自然権を考えるconcipereことはできません。対してスピノザは,個々の人間がなし得る力すなわち自然権がある状態であるとき,その状態のことを自然状態といっていることになるのです。