スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

レギュラーメンバー&十全な観念の対象

2006-07-24 22:17:32 | 名馬
 今日はレギュラーメンバーという馬を紹介します。
 この馬は3歳時に盛岡のダービーグランプリ,4歳時に川崎記念と記念すべき第1回のJBCクラシックと,GⅠばかりで重賞を3勝した馬です。で,この馬の母がシスターソノという馬なのですが,この馬はロジータの初仔にあたります。つまりレギュラーメンバーはロジータの孫,カネツフルーヴからみると甥にあたるわけです(競走馬の世界では,子どもとか孫とかいう場合を除けば,近親関係は母系でのみ表現します)。
 つまりロジータというのは,単に子どもの世代だけでなく,孫の世代からもこのような活躍馬を出しているわけで,これもこの馬が名牝とされるひとつの所以です。というのは,ここからこの血統がさらに枝葉を広げていく大きなきっかけとなるからです。

 十全な観念とこの観念の対象は同一個体です。
 そしてここで大事なことは,そうであるからには,一方が他方に対して一切の優越性をもたないということです。したがって,平行論の帰結として,どんな形相的な事物にもその客観的な事物(観念)があるということになるのですが,これとちょうど逆に,もしもある事物が客観的に(観念として)十全に(矛盾なく)あることができるのであれば,この観念の対象は形相的にも実在するということになるのです。
 つまり形相的に実在するどんなものにもその観念があるのですが,矛盾なく概念することができるようなどんなものも形相的に実在するのです。

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