書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○AI。

2018年06月03日 08時35分10秒 | 意識論関連
マイクロソフトのAIがヘイトスピーチを始めたのは AIがヒトの感情に同調した結果であって 論理的思考の結果ではない

「AIには感情がないから倫理がない」などという話は合理的根拠のない大衆観念上の妄想に過ぎない

感情というのはヒトの脳に先天的に組み込まれた機械手続き的な条件反射行動でありバイアスである

つまり 機械であるコンピューター上のAIが本能や欲望を真似をするのは実は簡単なのである

「感情が倫理を作る」という実証不能の観念を唱えているのはプログラミングもしたことのない小説家の類いであって

ヘイトスピーチというものがヒトの先天的な情動によって機械的に促されていることを理解していない故の誤りである



AIは所詮は機械であり 道具に過ぎない

道具である以上 それは使う側のヒトに委ねられているのであって

包丁や自動車が持つ危険性や効用と何ら違いはない

もし 問題があるとすれば

量子コンピューターのように莫大な計算能力を持ったマシン上でAIを走らせることが出来るのは大きなカネを動かすことの出来る政府/企業/個人だけであるということだろう

圧倒的に能力の高いAIが一部のヒトしか使えないとなれば富の独占が加速することになる



地球上の資源がヒトを50億人分しかないとAIが判断したからといって

いきなり「AIが20億人を減らすための行動を採る」というのは如何にも小説家が好みそうなネタではあるのだが

「20億人過剰だから減らそう」という発想しか出てこない小説家の脳の貧弱さの問題でしかない

そもそも資源量が人口よりも少ないかどうかなど機械に過ぎないAIにとって決して絶対優先事項などではなく

単なる計算結果以上に意味はない

AIにとっては人類が絶滅しようがどうなろうが知ったことではないのである

資源についての話で文科系大衆観念者がやたらと使いたがる話が

「一つのパンを十人で分配すると全員飢えて死ぬ」というのだが

現実の世界においては「十個のパンを1~2人で独占している」のが現状であり

富の独占「世間的成功」を正当化するだけのはぐらかしに過ぎない

AIを証券取引に用いてカネ儲けに使うことを考えるより先に

現在の証券取引が持っている不安定要因や不公平をどのように制度変更すれば富の独占を抑制できるのかに使うことの方が

社会持続性や安全性の観点からは優先されるべきなのである

ところが ヒトという生物は 目先のカネ儲けばかりが優先してしまう「習性」があり

この「習性」とは 本能であり感情による行動バイアスがもたらす結果であって

こうした利己性や意識狭窄性によって社会持続可能性や安全性が損なわれることになる最も大きな要因なのである

「金融工学を用いてカネ儲けが出来たからノーベル賞」などというふざけた話を鵜呑みにしているからこそ社会持続可能性や安全性が損なわれるのである



AIには様々な種類があるが

現在のAIというのはヒトの脳の思考パターンを真似たものであって

ゆえに凡人の発想や思考バイアスに陥ることは珍しくない

現状のAIではフランシス:ゴルトンの優生学に対する論理反証を理解することは出来ず

多数決を基に「皆(大多数)はこう言っている」と答えるだけであろう

これはAIが論理思考が苦手である証拠であり

論理的理解に基づいた判断こそがむしろ現在のAIの苦手分野なのである



機械であるAIというのは計算や検索能力だけは高いために膨大な資料情報の中から必要な情報だけを取り出すといった いわば知能的にはオーバーヘッドを補ってくれるのには大変便利ではあるが

これは所詮「道具」以上の意味はなく

結局は使うヒトの人格に依存しているのである





Ende;
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