書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○道具。

2018年06月09日 10時07分20秒 | 意識論関連
マイクロソフトのAIが なぜヘイトスピーチを始めたのか

それは(目先の)多数派への同調が要因と考えられる

Twitter上ではヘイトスピーチが多く またその中でも多数派を占めていたナチズムこそを多数派であると認識し

「多数派=正しい」という短絡的判断によってマイクロソフトのAIはヘイトに同調したのであろう

AIの研究者の中では「現在のAIの意識レベルはバクテリア程度」と言われていて

到底倫理観を持った人間としての意識には全く到達していない

これは 考え方を変えれば ヘイトスピーチをやっている奴の脳はバクテリア程度の意識しか働いていないからだとも言える





AIがどんなに高次の知能を獲得しても ヒトがどうすべきかの選択についてはAIは答えようがないはずである

なぜならAIはヒトではなく機械以上の存在には構造原理的になれないからである

社会持続可能性や安全性といったものは あくまでヒトが望んでいるものであって

神もAIも「そんなこた知らん」ということである

赤ん坊が丸焦げにされて痛みを感じるのはヒトであって AIにとっては「ヒトはそれを痛みと感じるものだ」という傍観者としての認識しか出てこない

AIにとってヒトが望むことは徹頭徹尾「他人事」なのである

予測能力は高いかも知れないが どのような結果を選択するかはヒトが決めることであって

AIは「こうすれば、こうなりそうだよ」という予測例を枚挙することは出来ても

どういう結果を望むのかという選択そのものはヒトに委ねられている

利己的利益追求だけを目的にAIを用いれば 世界中の富を集めることも可能になるかも知れないが

それによって社会効率が悪化しようが 安全性が落ちようが AIにとっては優先順位そのものが使うヒトの意識に依存しているのであって あくまで道具以上の意味は存在しない

特定の能力については既にAIはヒトの脳を遥かに超えているが

ヒトが何を「目的」とするかはヒトの問題であって

AI自身には何の目的もない

そもそもヒトであれAIであれ 誰も自分自身から目的意識に基づいて「この世に産まれて来よう」とすることは出来ず

あくまで結果的に産まれてきたことに対して事後的に存在意義を発見するのであり

ヒトの個体も含めたあらゆる生物にも目的など存在していないのである

赤ん坊が丸焦げにされない世界とか5歳児が虐待で亡くなったりしない世界でなければ生き続ける甲斐というものがなかろう

所詮は「情けは他人の為ならず」であって これは「回り回って我が身の花と成す」ための行為なのである

情け容赦ない残酷な他者を見て「こんな奴にはなりたくない」という自己選択が働かないから短絡的に残虐行為を「連鎖」するようになる

なぜ自己選択が働かなくなるのか

そのメカニズム構造を明確にすれば

社会の持続可能性や安全性は飛躍的に高まることに疑う余地などない

たとえ地勢学的危機であっても所詮は統治しているヒトの意識の問題であることに何の違いもないのである



Ende;
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