進化と学習の関係を扱う新たな数理手法を構築することで、先祖の経験を生物個体が学習し、先祖をまねた形質を選択すると仮定すると、ランダムな突然変異のみを考慮した場合よりも、進化が加速されることを数理的に明らかにした。
自然選択による進化により、多様な形質を持つ生物の集団は環境に適応していく。従来の進化学では、集団内の形質の多様性はランダムな突然変異で生じ、親世代の経験は反映されないと考えられてきた。しかしながらエピジェネティックス(注1)研究の発展などにより、親世代の経験に依存した突然変異が起きる可能性が近年示唆され始めた。つまり、先祖の経験を各個体が学習し、多様性にバイアスをもたらす可能性である。しかし、これにより進化がどれだけ加速しうるのかなどを扱う体系的な理論は存在していない。
出典:東京大学生産技術研究所
⇨仮定の上で「数理的に明らかにした」とか言われてもな
「先祖の経験を各個体が学習し、多様性にバイアスをもたらす可能性である。しかし、これにより進化がどれだけ加速しうるのかなどを扱う体系的な理論は存在していない。」
「可能性」の範疇の話であって 仮定に過ぎない上に「体系的な理論は存在していない。」って 一体何を「発表」したつもりになってるんだろう
意味が全くわからない
「先祖の経験からの学習を各個体が行うと、突然変異のみの場合より進化が加速され、より早く環境に適応できると考えられる。」
そりゃそうでしょうよ 「仮定」の上のこじつけ妄想じゃねぇか
エピジェネティクスについては国立がん研究センターの説明がわかりやすいと思う
私たちの体は皮膚、胃、肝臓など様々な組織から出来ており、これらは別々の細胞で構成されている。どの細胞も基本的には同じ遺伝情報を持っているのに、別々の細胞になれるのは、使う遺伝子と使わない遺伝子に目印をつけているからである。エピジェネティクスとは、これらの目印を解明する学問である。皮膚から胃ができないことに象徴されるように、エピジェネティックな目印の特徴は、一旦つくと、容易にははずれないということである。
細胞内のDNAは、ヒストンとよばれるタンパク質に巻きついてできている。エピジェネティックな目印には、DNAにつく目印(DNAメチル化)とヒストンにつく目印(ヒストン修飾)の2つが知られている(図)。
引用元:国立がん研究センター
要するにエピジェネティクスってのは プログラム上の「switch文」などの分岐シーケンスなどを指すのである
どのみち遺伝的進化というものは「繁殖の継続」以上の結果以外何ももたらすことはないことに変わりはなく 「繁殖の継続」にとって有利な行動習性や形質以外が遺伝的進化によってもたらされる理屈は存在しない
生物というのは目的があって進化しているわけではなく あくまで環境適応できて現存している生物種を「生物」として分類している以上の意味はない
仮にDNAの遺伝情報以外に遺伝情報が存在しているとしても 結局は遺伝要素であることに違いはなく 遺伝的進化によって獲得している以上は「繁殖の継続」以外何も促されることはない
親世代の不摂生が子の遺伝的要素に影響を与えることは知られているが 意図や目的や戦略に則った都合の良い影響が選べるわけではなく あくまで結果的な影響しか及ぼすことはない
実際にヒトはここ数万年ほとんど「進化」などしておらず 相変わらず暴力威圧の軍拡競争や殺し合いを繰り返しているのであって 環境資源の奪い合いや殺し合いで生き残れる個体は「強い個体」や「凶暴な個体」だけであって 「生き残った」個体種に「学習」されるのは暴力性ばかりであり 都合良く人間性や倫理や論理客観的検証性が先天的に組み込まれる仕組みなど存在しないのである
東京大学生産技術研究所は一体何を「発表」したつもりになってるんだろう 発表前に査読とかしてるのかしら 誰かが査読しているとしたら査読している奴もかなり無責任だと思うが
Ende;