書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

自己欺瞞の自覚

2023年03月15日 15時47分05秒 | 意識論関連

いくら言ってもわからぬバカが多すぎるので説明するのも嫌になるが

「学習」の全てが「頭が良くなる」わけではない

麻薬中毒や万引中毒になるのも脳が「学習」したからであり

兵隊が唯々諾々と上官の命令に従い殺人をするのも脳が「学習」したからである

イヌは訓練環境次第では従順な救助犬や介助犬として便利に使うことも可能だが 逆に環境によっては飼い主の手を噛み無駄吠えを繰り返すようにもなる

これらの行動は全て脳の報酬系に「学習」された行動結果であって イヌに自由意志も意識も自律的論理思考も存在していないのである

個人が自律的な社会的責任判断選択を行うためには 「学習された我慢」のような手続き的条件反射行動では実現されず あくまで自分の頭で論理客観的に考え 根拠や証拠に基づいて「真理(本当のこと)」を求めることで可能となるのである

事故に至る迄の東京電力福島第一原子力発電所において 原発の津波に対する脆弱性をいくら主張しても上司に受け入れられなかった場合に 「どうせ言っても無駄だ」と諦め危険性を傍観放置するように「学習」してしまったのでは人間性や倫理には適わないのである

無駄かもしれなくても 何の報酬も期待できなくても 自律的に「正しい行動」を選択してこその人間としての社会性なのである

それは決して先天的に組み込まれているようなものではなく むしろ先天的に組み込まれた脳の報酬系に抗う「現時点での選択可能性」にのみ存在するのである

暴力的独裁腐敗体制に反対して嫌な目に遭うとしても 脳の報酬系に「学習」された行動バイアス(情動)に無意識に流されることなく 自分の頭で「考え」て行動してこその人間性というものである

「だって 東大の教授ガー」だの 「NHKやマスコミガー」だのといった主観そのものは選択不可能な環境依存的「結果」であって そこに一人の社会的人間としての「目的」行動選択は存在しないのである

東京大学もNHKも 決して全知全能の神が内容を検証しているわけではない

論理客観的根拠を無視して 主観的に「信じたい話」だけを信じているということは 結局自分の主観に対する自己過信に依存している傲慢に他ならない

 


Ende;

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 強化学習された我慢 | トップ | 短絡的論理思考 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

意識論関連」カテゴリの最新記事