バンゼル氏によれは、DNAは決して進化論的な偶然の重なり合いから取捨選択されたものでも、無秩序に並べられた化学的コードでもなく、意思のチカラが働いているというのである。
彼はこの力の「マインド」と称して「私が持っている心とは別の、はるかに強力な意思や精神の存在が否定することのできない現実である」としている。WindowsのOSを記述したり、Photoshopのプログラムを構成するために、プログラマやコーダーが、知力と技術と時間をかけてソフトウェアを開発にしたように、「マインド」の力が働かなければ、DNAというソフトウェアは、偶発的に書きあがるものではないということである。
高夏五道
↗出典:DNAコードは意思を持って記述されたプログラムだった!? 専門家が断言「偶発的に書き上がるものではない」 -TOCANA
⇨ヒトが人力で考えるプログラミング能力と 数億年に渡る遺伝的進化を比べること自体がバカげている
バイオミメティクスのように ヒトが人力で考えるよりもはるかにエレガントで効率的な構造というものが遺伝的進化によって存在しているのであって
これはニューラルネットワークAIが 人智を超えた新しい物理変数を見つけ出すのと同じで 機械的に膨大な計算をするAIが特定の能力においてヒトよりもはるかに高度な能力を発揮することは何ら不思議なことではない
ヒトがハエに勝てないことや 瞬間記憶においてはチンパンジーにすら勝てないことからも ヒトという種の生物の脳の知能というものをかいかぶり過ぎているからこそ たかがMicrosoft社のITドカタによる人力プログラミングよりも遺伝的進化の方が優れていることに主観的に「凄い」と「思って」必要以上に根拠のない力学をでっち上げているだけであって ヒトよりも遺伝的進化の方が優れていることなど珍しくもないのである
ヒトは その現状の科学的知見というものを あたかも「全てが解明されている」かのように錯覚しているフシがあるが 科学で理解可能なものも存在してはいるが わからないものもたくさんあり 天文学や量子物理学においては無尽蔵にわからない謎が新しく発見され続けているのである
科学というものは あくまで世界のごく断片的一部を理解しているに過ぎず 決して万能で全知全能なものではない
トム:バンゼルはチャールズ:ダーウィンによる遺伝的進化のアルゴリズムのような論理客観的にプロセス過程やメカニズム構造の説明を一切しておらず ただ主観的感覚として「意志の力が働いている」ように見えると主張しているに過ぎない
それはまるでグーグルの研究者が「AIに意志がある」と言い出すのと同じで 論理客観的根拠や証拠に基づかずに主観的感覚だけで断言しているのと同じであり 倒錯しているに過ぎない
バンゼルの話を鵜呑みにしている高夏五道や その記事を掲載している編集部もまた倒錯している
こうした荒唐無稽な非科学的オカルトの方が衆愚人気を得やすいものでもある
バカ過ぎて話にならない
Ende;