[あらすじ] 庭じゅうが芹に覆い尽くされてしまうよ。
どんどん食べる。根っから食べる。
芹が覆っている面が拡がりつつある。
一方、反対側からは蕗がその領域を拡げつつある。
どちらも、根茎を伸ばして増殖している。強い。
芹と蕗の双方の前線は、地上から見ると混戦状態であるが、
きっと地中も混線状態なのだろう。
蕗も食うべし!
※
ほぼ月に一回のペースで、仲間と集まって金管アンサンブルの練習をしている。
毎回、私が何かの曲を選んで、参加メンバーに合わせてアレンジして譜面を作る。
もう5年くらい続いているんだっけもっとだっけ。
新型コロナの世の中になって、思うように集まることができていない。
先日、久しぶりに練習することができた。
蕗をあげる。
と、恩を着せておき、
練習が終わったら一緒に皮を引こう、と言ってみる。
季節のものは一度は食べたい。
けれど、下ごしらえの面倒な物だと、
一回食べたらもういいや、って気持ちになる。
蕗は、その代表格なんである。
メンバーのうち一人も、まるで同じことを言う。
だから、提案に乗ってくれた。
※
家で一番大きな鍋を用意する。
その鍋に入る長さに蕗を切る。
たっぷりの塩で板擦りする。
どんどんアクが出る。
塩まみれのまま沸いた湯に入れる。
太いとこは5分くらいか。
細いほうは後から入れる。
湯から上げたら、冷水にさらす。
2人がナイフで皮の端っこをめくる。
初心者の2人は、その皮を引く。
端っこのひらひらを全部まとめて掴めば、一本につき一回引くだけで
きれいに皮が剥ける。
糸のように細い筋は残っても気にならない。
そもそも蕗なんて繊維の束なんである。
※
高野豆腐が合うよね。と、話が合う。
以前買った高野豆腐に、粉末だしが付属していたが、
使わなかったのが有る。
今回はそれを使おう。
しまった。
市販品はすぐこれだ。という甘さ。
なんでこう甘くするんだ。オエ
ずいぶんアクが強いことも有るので、味濃いめにする。
甘さを塩と醤油でねじ伏せる。
高野豆腐には、その粉と、別の甘くない粉末だしを使った。
味付けの付いているものは迂闊に買わないようにしよう。
※
4人で作業したら、ものすごい量の蕗を採ったつもりだったが、
あっという間に下ごしらえが済んだ。
農家のおばちゃんたちが集まって作業するのがよく理解できた。
みんなでああだこうだおしゃべりしながらやれば、楽しくできるのだ。
これなら、今年はもう一回くらいやってもいい。
なんせ、4軒分と思って大量に採ったとは言え、
そんなもん、庭の蕗にとってみりゃ氷山の一角なのだ。
庭はいまだにコロポックル団地なんである。
どんどん食べる。根っから食べる。
芹が覆っている面が拡がりつつある。
一方、反対側からは蕗がその領域を拡げつつある。
どちらも、根茎を伸ばして増殖している。強い。
芹と蕗の双方の前線は、地上から見ると混戦状態であるが、
きっと地中も混線状態なのだろう。
蕗も食うべし!
※
ほぼ月に一回のペースで、仲間と集まって金管アンサンブルの練習をしている。
毎回、私が何かの曲を選んで、参加メンバーに合わせてアレンジして譜面を作る。
もう5年くらい続いているんだっけもっとだっけ。
新型コロナの世の中になって、思うように集まることができていない。
先日、久しぶりに練習することができた。
蕗をあげる。
と、恩を着せておき、
練習が終わったら一緒に皮を引こう、と言ってみる。
季節のものは一度は食べたい。
けれど、下ごしらえの面倒な物だと、
一回食べたらもういいや、って気持ちになる。
蕗は、その代表格なんである。
メンバーのうち一人も、まるで同じことを言う。
だから、提案に乗ってくれた。
※
家で一番大きな鍋を用意する。
その鍋に入る長さに蕗を切る。
たっぷりの塩で板擦りする。
どんどんアクが出る。
塩まみれのまま沸いた湯に入れる。
太いとこは5分くらいか。
細いほうは後から入れる。
湯から上げたら、冷水にさらす。
2人がナイフで皮の端っこをめくる。
初心者の2人は、その皮を引く。
端っこのひらひらを全部まとめて掴めば、一本につき一回引くだけで
きれいに皮が剥ける。
糸のように細い筋は残っても気にならない。
そもそも蕗なんて繊維の束なんである。
※
高野豆腐が合うよね。と、話が合う。
以前買った高野豆腐に、粉末だしが付属していたが、
使わなかったのが有る。
今回はそれを使おう。
しまった。
市販品はすぐこれだ。という甘さ。
なんでこう甘くするんだ。オエ
ずいぶんアクが強いことも有るので、味濃いめにする。
甘さを塩と醤油でねじ伏せる。
高野豆腐には、その粉と、別の甘くない粉末だしを使った。
味付けの付いているものは迂闊に買わないようにしよう。
※
4人で作業したら、ものすごい量の蕗を採ったつもりだったが、
あっという間に下ごしらえが済んだ。
農家のおばちゃんたちが集まって作業するのがよく理解できた。
みんなでああだこうだおしゃべりしながらやれば、楽しくできるのだ。
これなら、今年はもう一回くらいやってもいい。
なんせ、4軒分と思って大量に採ったとは言え、
そんなもん、庭の蕗にとってみりゃ氷山の一角なのだ。
庭はいまだにコロポックル団地なんである。
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