本場郡上では、7月中旬から9月上旬にかけて、ほぼ毎夜どこかの町で踊りがある。
そうなったら大忙しの、保存会の面々がやって来て、青山は秩父宮ラグビー場の駐車場で皆踊る。
会場の真ん中には、やかたと呼ぶ櫓が組まれる。
その上に、音頭取り(唄い手)や三味線、笛、太鼓のお囃子が乗る。
特設ステージで生バンド演奏、というわけだ。
郡上踊りは全部で十曲ある。
一曲を十分近くやる。
踊り子の様子を見ながら、次の曲目の札を出す。
本場郡上の8月半ばは、徹夜踊りと言って、四夜連続で朝まで踊る。
青山では二日間だけ、5時から8時を踊る。
その昔、郡上の殿様は腐っていて、贅沢して遊んでいた。
そうなると、農民への租税の負担は増える。
トップがそんなだと家臣も腐って、私腹を肥やす。
苦しい民は、もう幕府に直訴するしかない、となる。
あれこれあって直訴はなんとか成功する。
腐れ殿様と家臣は流されるが、直訴した民も刑に処される。
次いで赴任してきたのが青山氏である。
家来から下々の者までわけへだてなく、三百文の金を賜る。
今で言ったら定額給付金だ。
その善政に驚き喜んで、踊りの一曲に「三百」というのがある。
お役目ある武士の一部は禁じられたものの、
士農工商の身分のへだてなく楽しめるようにと、踊りも奨励され、
盛んになり今に至る。
その青山氏の江戸屋敷が有るのが、今の青山の土地で、
だからこそ、東京では青山で郡上踊りが行われる。
明治時代に、禁止されるが、50年あまり後には保存会が作られる。
かいつまんでみてもちょっと面白い話だが、
そのときそのときのエピソードを探せば、
官民の関わりや暮らしのありかたなどが見えてきそうだ。
秩父宮ラグビー場の駐車場で、今夜も踊りがある。
そうなったら大忙しの、保存会の面々がやって来て、青山は秩父宮ラグビー場の駐車場で皆踊る。
会場の真ん中には、やかたと呼ぶ櫓が組まれる。
その上に、音頭取り(唄い手)や三味線、笛、太鼓のお囃子が乗る。
特設ステージで生バンド演奏、というわけだ。
郡上踊りは全部で十曲ある。
一曲を十分近くやる。
踊り子の様子を見ながら、次の曲目の札を出す。
本場郡上の8月半ばは、徹夜踊りと言って、四夜連続で朝まで踊る。
青山では二日間だけ、5時から8時を踊る。
その昔、郡上の殿様は腐っていて、贅沢して遊んでいた。
そうなると、農民への租税の負担は増える。
トップがそんなだと家臣も腐って、私腹を肥やす。
苦しい民は、もう幕府に直訴するしかない、となる。
あれこれあって直訴はなんとか成功する。
腐れ殿様と家臣は流されるが、直訴した民も刑に処される。
次いで赴任してきたのが青山氏である。
家来から下々の者までわけへだてなく、三百文の金を賜る。
今で言ったら定額給付金だ。
その善政に驚き喜んで、踊りの一曲に「三百」というのがある。
お役目ある武士の一部は禁じられたものの、
士農工商の身分のへだてなく楽しめるようにと、踊りも奨励され、
盛んになり今に至る。
その青山氏の江戸屋敷が有るのが、今の青山の土地で、
だからこそ、東京では青山で郡上踊りが行われる。
明治時代に、禁止されるが、50年あまり後には保存会が作られる。
かいつまんでみてもちょっと面白い話だが、
そのときそのときのエピソードを探せば、
官民の関わりや暮らしのありかたなどが見えてきそうだ。
秩父宮ラグビー場の駐車場で、今夜も踊りがある。
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