昨日は、ちょっとおとなしく、佃島の念仏踊りを見物しに行った。
携帯を忘れて出たので写真は無いぞよ!
1657年の明暦の大火での死者を祀る棚が、
大川に面した方に作られている。
去年からはその横に、東日本大震災の被災者のための棚もある。
「無縁仏」の文字が、胸にささる。
年寄りから子どもまで、踊る前にちゃんとお詣りする。のが基本。
これ、そもそもお盆は祖霊を慰めるためなんだから、
どこかの境内に踊りに行ったら、まずはお詣りするもんだ。
櫓の上には太鼓が一つ。
これを叩きながら、じいさんが淡々と歌う。歌い続ける。そんだけ。
前半は子どもたち。
歩ける子は輪に入る。っていうくらいおちびから6年生まで。
掛け声が元気よい。
単調な踊りを飽きもせず、よく踊る。いいねぇ。
すぐ隣の月島では草市で、屋台もズラッと出てて楽しそうなのに。
念仏踊り。
と思ったら、終わるとみんな良い子に座って、「お菓子券」が配られる。
120円相当で、佃島の2軒のお菓子屋さんで使えるようだ。
3日とも踊れば360円!けっこうなお小遣いだわ。
大人の踊りでも、中途の休憩の際に冷たい飲み物が振舞われた。
これにはちょっとワケもある。
川っ風にあたりながら、一歩離れて踊りを見ていると、
そこに停めた自転車で帰るのか、60前くらいの女性が来た。
「辛気臭いわね。」
はは。念仏踊りですからね。南無阿弥陀仏、って。
「なんなのかしら。」
火事での無縁仏を祀ってるようですよ。
「なるほどね~。でも珍しい踊りね。」
多勢人が集まって何かすると危ないからって、
幕府がこういう踊りは禁じたのを、ここだけは守ったらしいです。
「ああ、それでこういう場所でやるのね!
公園とかじゃなくて、広い道の行き止まりで。あたしそう思うわ。」
そうかもしれませんねぇ。
お近くなんですか?
「そこのマンションなんだけど。ジムに行ったら仲間が
無形文化財だ、って言うから見ておこうかと思って」
より正確には、念仏踊りは櫓を組んでその周りを回るのではなく、
街を練り歩く踊りだったので、その名残りと言った方がよいかもしれない。
子どもの輪が大きく、間隔も詰まった時に、時間は早いけれど
「危険とみなしたので、これで終わりにします」と案内が入った。
これだ。
全体の踊りの最後にも説明があったが、道路に集まって踊っているので、
何か事故でも有ると2度とできなくなってしまうのだ。
(デモと同様の届出をしているのだろう。)
だから大人も、酒を飲まない。
踊っている場所に面して酒屋さんがあり、酒を売っているが、
踊る人は酔っていない。
「350年続いたものを、私たちの代で終わらせるわけにはいきません。
どうかご理解ください。」
もっともだけれど、もし事故が有った時にこれを禁じたら、
その体制の方がよほどオカシイぞ。
(どこぞのお祭りなんか、山の上から大木をなぎ倒して滑らかして
毎年人死んでんじゃん。)
私は缶チューハイを一本買って飲み、飲み終わったらやっぱり
じっとしていられなくて輪に入った。
ちょうど
「もうすぐ終わりです。お弔いですから輪に入って踊ってください。」
と声もかかった。
より詳しいハナシはこの「全国盆踊りガイド」に任せたっ。
http://www.bonodori.net/zenkoku/tsukudajima/tukudajima_top.html
携帯を忘れて出たので写真は無いぞよ!
1657年の明暦の大火での死者を祀る棚が、
大川に面した方に作られている。
去年からはその横に、東日本大震災の被災者のための棚もある。
「無縁仏」の文字が、胸にささる。
年寄りから子どもまで、踊る前にちゃんとお詣りする。のが基本。
これ、そもそもお盆は祖霊を慰めるためなんだから、
どこかの境内に踊りに行ったら、まずはお詣りするもんだ。
櫓の上には太鼓が一つ。
これを叩きながら、じいさんが淡々と歌う。歌い続ける。そんだけ。
前半は子どもたち。
歩ける子は輪に入る。っていうくらいおちびから6年生まで。
掛け声が元気よい。
単調な踊りを飽きもせず、よく踊る。いいねぇ。
すぐ隣の月島では草市で、屋台もズラッと出てて楽しそうなのに。
念仏踊り。
と思ったら、終わるとみんな良い子に座って、「お菓子券」が配られる。
120円相当で、佃島の2軒のお菓子屋さんで使えるようだ。
3日とも踊れば360円!けっこうなお小遣いだわ。
大人の踊りでも、中途の休憩の際に冷たい飲み物が振舞われた。
これにはちょっとワケもある。
川っ風にあたりながら、一歩離れて踊りを見ていると、
そこに停めた自転車で帰るのか、60前くらいの女性が来た。
「辛気臭いわね。」
はは。念仏踊りですからね。南無阿弥陀仏、って。
「なんなのかしら。」
火事での無縁仏を祀ってるようですよ。
「なるほどね~。でも珍しい踊りね。」
多勢人が集まって何かすると危ないからって、
幕府がこういう踊りは禁じたのを、ここだけは守ったらしいです。
「ああ、それでこういう場所でやるのね!
公園とかじゃなくて、広い道の行き止まりで。あたしそう思うわ。」
そうかもしれませんねぇ。
お近くなんですか?
「そこのマンションなんだけど。ジムに行ったら仲間が
無形文化財だ、って言うから見ておこうかと思って」
より正確には、念仏踊りは櫓を組んでその周りを回るのではなく、
街を練り歩く踊りだったので、その名残りと言った方がよいかもしれない。
子どもの輪が大きく、間隔も詰まった時に、時間は早いけれど
「危険とみなしたので、これで終わりにします」と案内が入った。
これだ。
全体の踊りの最後にも説明があったが、道路に集まって踊っているので、
何か事故でも有ると2度とできなくなってしまうのだ。
(デモと同様の届出をしているのだろう。)
だから大人も、酒を飲まない。
踊っている場所に面して酒屋さんがあり、酒を売っているが、
踊る人は酔っていない。
「350年続いたものを、私たちの代で終わらせるわけにはいきません。
どうかご理解ください。」
もっともだけれど、もし事故が有った時にこれを禁じたら、
その体制の方がよほどオカシイぞ。
(どこぞのお祭りなんか、山の上から大木をなぎ倒して滑らかして
毎年人死んでんじゃん。)
私は缶チューハイを一本買って飲み、飲み終わったらやっぱり
じっとしていられなくて輪に入った。
ちょうど
「もうすぐ終わりです。お弔いですから輪に入って踊ってください。」
と声もかかった。
より詳しいハナシはこの「全国盆踊りガイド」に任せたっ。
http://www.bonodori.net/zenkoku/tsukudajima/tukudajima_top.html
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