犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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やきそばカップ

2020年03月24日 | 日々

[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。

インスタントのラーメンやワンタンを、母に買う。

カップ型のものは食べにくいと言う。なるほど。
どんぶり型のほうが良いらしい。



私が生まれたのは1969年(昭和44年)だ。
日本は高度経済成長の真っ盛りであった。
家電やインスタント食品が広まった時期である。

家電の普及率の表を見ると、よく分かる。
https://www.teikokushoin.co.jp/statistics/history_civics/index13.html
冷蔵庫の普及率は1964年に38.2%だったのが、
5年後の1969年には84.6%と倍増以上している。

白黒テレビの普及率のピークは1968年の96.4%で、
1969年には減り始め、急速にカラーテレビに入れ替わっていく。

ほんとかよ、こんなことどうやって調査するんだよ、
ということは今はちょっと措いておく。

一方、インスタント食品に関しては、
チキンラーメンの発売が1958年、即席麺は1963年、
カップヌードルの発売は1971年。
ボンカレーの発売は1968年。

母はそういう時期に結婚して主婦となったので、
家電やインスタント食品に対する信頼が大きい。

つまり、冷蔵庫に入れときゃいいとか
インスタントでも食べておけばいいとか思っている。
節電の工夫がどうとか栄養の偏りがどうとか言い出すのは、
もっとずっと後の世代だ。



カップ麺はヤダ。なんて言わずに食べてくれるから、助かる。
最近のカップ麺はずいぶんおいしくなったし、麺もしっかりしている。
たまに食べると驚かされる。

レトルトカレーも母は好んで食べる。
最近では、加熱しなくても食べられる、災害時に対応した商品も有る。
「このカレー職人というのはとってもおいしいわね。」
と申しておりましたぞGlicoさん。



カップやきそばは母には買わない。
湯切りをしなければならない、あの動作がとっしょりには難しいし、危ない。
カップ麺でもたくさんの汁と麺をこぼしてしまうのだから、
湯切りなんかしたらシンクに麺を全部流してしまうのがオチだろう。
(シンクならまだ良い。床にぶちまけてしまうかもしれない。)



春の突風にあおられて、
近所の家のゴミ箱が「おんがらがんごろらん」と大きな音を立てて、
我が家の前の狭い砂利道を飛ばされていく。
拾って、戻してやる。

玄関先に、インスタントやきそばの空きカップが落ちている。
それがやきそばである根拠は、カップが四角いことだ。
角が有ると、湯切りしやすい。



一個だけだったやきそばカップが、いつの間にか三個に増えている。
風まかせ。



ふと、思う。
先日書いたように、私は自分のパンツを玄関先に落としてしまっていた。
あの日、
強い風が吹いていたら、
あのパンツはどこまで飛んだだろう。

ああ恥ずかしい。

いや、どこかへ飛んで行ってしまえば、それはもうどこかから飛んで来たパンツであり、
私のパンツだということは分からなくなるのだから、
恥ずかしくはないのか。


むしろ、
どこかの家のパンツが飛んで来て、ウチの玄関先に吹き溜まる
ということも起こり得なくはないわけだ。



風が強い。
今日は何が飛んで来るかな

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