犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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基本的な入浴法

2014年08月21日 | からだ
ぬるめのお湯にゆっくり浸かると良い。

ということはずいぶん知られているが、
誤解があると思う。

子どもの頃、大人の入るお風呂には熱くて入れなかった。
それは、子どもだったから、というだけではなく、
ムカシはもっとお風呂の温度は熱かった。
今はお風呂の適温はこれくらいですよ、という知識が
広まっている。
「ぬるめのお湯」と言っているのは、
ムカシのフツウの温度に対してぬるめ、と言っているのだろう。

今は、自動の湯沸し器で温度設定ができる家も多い。
しかし、湯船全体が設定した温度になるかと言ったら、
そんなことはない。
頼り過ぎるのもどうかと思う。

寒い季節はお湯を汲んでもどんどん冷める。
入るこちらの身体も冷えている。
様々な条件で、お風呂の適温は、その時によって
違いが出るものだ。

といったようなことを踏まえたうえでおすすめするのは、
●10分ほど入っていたら汗ばんでくる温度で
●汗ばんできたら、あがる。

10分で汗ばむ温度は、上に書いたように日々異なるので、
一概に何度とは言えない。
まあ、40℃くらいなんでしょう。
大事なのは、汗ばむこと。
自律神経がしっかりと反応して、体温調節をしてくれている証拠。
暑いから汗をかいて体温を下げよう、という自律神経の動きを、
入浴によって喚起してやるのだ。

自律神経は(私と同じで)仕事が無いとダラケる。
ちょいちょい仕事を与えると、すばやく反応して即座に対処法を講じる。
ちょっと息が切れる、汗ばんでくる、心拍が120くらいに上がる、
といった、適度な運動をすると良い。

お風呂なら、10分くらいで汗ばんでくるくらいが、
自律神経に適度な刺激を与えることができる。
自分にこなせる適量の仕事を与えられた自律神経は、やる気を出す。
お湯から上がって逆に冷えてきた時も、ホイキタと、体を温める働きをしてくれる。

逆に、夏場だと入浴後に汗が引かないことを嫌って、
シャワーで済ます人も多い。
しかしこれは逆効果だと思う。
10分で汗ばむ軽刺激入浴法をしていれば、自律神経の反応が良くなり、
体温調節の機能が良くなる。
入浴後も、しばらくすればちゃんと汗は引く。
シャワーで済ますよりも、一日の疲れもさっぱり取れる。

というわけで、
夏こそお風呂。

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