[あらすじ] 半野良だった母犬と7匹の仔犬を、里親が決まるまでの3週間預かった10年前。
それまでに飼った犬の経験から、「メス犬はやさしい」という誤解をしていた私は、
メスの仔犬を引き取ることにした。
いくらオスの方が体が弱めとは言え、7匹のうちにメスが1匹というのは珍しい。
私には選択肢は無く、妙に活発なメスがウチの犬に決まった。
さて、みんなの飼い主が決まって、それぞれに引き取られて行った翌々日、
ボランティア団体から電話があった。
みんながウチに来たタイミングでいち早く引き取られたものの返されてきた、
けんた(犬太)くんのキャンセルの知らせだった。
仕方ない。生後5週で親きょうだいと離したのが早過ぎだったのだ。
里親さんを責めるところではない。
そこで、我が家では早速家族会議を開き、けんたも合わせて2頭飼うことにした。
その頃、必要があってボサノバをせっせと聴いていた影響で、
ポルトガル語で名前を付けた。
メス犬の頭には瓢箪型のブチがあったので、カバサ。
ボサノバやサンバで使う、シャカシャカ鳴る打楽器で、カバサというのがある。
元は瓢箪で作ったのだろう。
さて、けんたくんだが。
迷ったあげく、「散歩する」という意味の熟語「dar um giro」(ダル・ウン・ジーロ)から
ジーロと付けた。
英語のgyroと同根、ジャイロと言えばわかるかもしれない、回るという意味の語だ。
歩き回る≒散歩する。
犬ノートを見ると、「命名 ジーロ」
と書いた翌日に、「けんた 吐く」なんて書いてある。
気の毒な犬だ。
子どもの頃、近所にとてもやさしいオス犬がいた。
今思えば去勢したオスだったのだろう。
学校帰りにいつもしばらく撫でたり舐められたりしたものだ。
その犬の名が、「じろう」だった。
なんとなく、その思い出にあやかりたいという思いもあって、付けた「ジーロ」だ。
サマンサ・タバサなんて女性向けブランドがあるおかげか、よく聞き違えられる。
「カバサとジーロです。」と言うと、
「まーあ、タバサちゃんと次郎くん?オシャレなお姉ちゃんと地味な弟ね」と
言われたりする。
ま、いい。次郎。おぼえやすい。
それまでに飼った犬の経験から、「メス犬はやさしい」という誤解をしていた私は、
メスの仔犬を引き取ることにした。
いくらオスの方が体が弱めとは言え、7匹のうちにメスが1匹というのは珍しい。
私には選択肢は無く、妙に活発なメスがウチの犬に決まった。
さて、みんなの飼い主が決まって、それぞれに引き取られて行った翌々日、
ボランティア団体から電話があった。
みんながウチに来たタイミングでいち早く引き取られたものの返されてきた、
けんた(犬太)くんのキャンセルの知らせだった。
仕方ない。生後5週で親きょうだいと離したのが早過ぎだったのだ。
里親さんを責めるところではない。
そこで、我が家では早速家族会議を開き、けんたも合わせて2頭飼うことにした。
その頃、必要があってボサノバをせっせと聴いていた影響で、
ポルトガル語で名前を付けた。
メス犬の頭には瓢箪型のブチがあったので、カバサ。
ボサノバやサンバで使う、シャカシャカ鳴る打楽器で、カバサというのがある。
元は瓢箪で作ったのだろう。
さて、けんたくんだが。
迷ったあげく、「散歩する」という意味の熟語「dar um giro」(ダル・ウン・ジーロ)から
ジーロと付けた。
英語のgyroと同根、ジャイロと言えばわかるかもしれない、回るという意味の語だ。
歩き回る≒散歩する。
犬ノートを見ると、「命名 ジーロ」
と書いた翌日に、「けんた 吐く」なんて書いてある。
気の毒な犬だ。
子どもの頃、近所にとてもやさしいオス犬がいた。
今思えば去勢したオスだったのだろう。
学校帰りにいつもしばらく撫でたり舐められたりしたものだ。
その犬の名が、「じろう」だった。
なんとなく、その思い出にあやかりたいという思いもあって、付けた「ジーロ」だ。
サマンサ・タバサなんて女性向けブランドがあるおかげか、よく聞き違えられる。
「カバサとジーロです。」と言うと、
「まーあ、タバサちゃんと次郎くん?オシャレなお姉ちゃんと地味な弟ね」と
言われたりする。
ま、いい。次郎。おぼえやすい。
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