犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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錦糸町河内音頭盆踊り大会

2017年08月31日 | 踊る阿呆
高度成長期の東京の開発の何がイヤって、
川の上に高速道路を作ったことがひとつイヤだ。
土地が無いから仕方無い。
うまい場所を見つけたとも言える。

江戸時代、物流は水運に頼った。
干潟のような江戸の湾を埋め立てる際に、
碁盤目に水路を残した。
なかなかの都市計画だ。

それが、戦後の急成長と東京オリンピックへの急いだ開発のため、
水面の美しさは高架下に暗く埋もれてしまった。

首都高7号小松川線の下は、竪川という水路であった。
今は暗渠となり、上はテニスコートだのゲートボール場だの
暗い公園になっている。

高架は格好の屋根である。
雨でも踊りは開催できる。
音響機材も濡れずに安心だ。

ビルの間からたまに涼しい風が入る。
今日みたいな天気だとかえって都合が良いとも言える。

人気が高まり、すごい混雑だ。
私は開演時間に行って、空いているうちの最初の一時間くらいをのびのびと踊り、
あとはお目当ての音頭取りが来ていればステージを見る。
そして極めて近所に住む知人と極めて近い居酒屋に繰り出す。

これをやると、
夏の終わり。
涼しくっていいけれど、なんだか物足りなさが胸を吹き抜ける。

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