犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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七輪陶芸2回目

2023年03月29日 | 自画自賛

ビギナーズラックという言葉が有る。
初めてなので、失敗した経験も無いから恐れず、肩に力が入ること無くできて
うまくいったりする。

反対に、初めてだと慎重になるので良い結果が得られる、
ということも起こる。

運動や賭け事などだと、前者のような仕組みが物を言いそうな気がする。



七輪で焼き物を焼こう。

初回は、色々と物作りをする友人Mを誘って、二人で焼いた。
Mは吹きガラスもやるので、必要以上に火を恐れないところが良い。
七輪も持っている。助かるぅ。

参考にした本から、Mが焼成の温度グラフをノートに書き出して、
何分くらいで何をどうするか、メモを添え書きしてくれた。
ありがとう~、その準備を自分でやっておけって感じよね。

おかげで、割れたのは1つだけだった。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/db95a3554d6794c848a0c26e2dda8008



前回は、団扇で交代で扇いで空気を送って火を熾した。
これがとても大変だった。
今回はこの反省をいかして、ブロワーを使うことにした。

ブロワーの吹き出し口は、何やらゴムみたいな部品なので、
これを直接、火に近付けたらよろしくない。
そこで、家の外に転がっている鉄パイプをテキトーな長さにグラインダーで切り、
それをテープで貼り付けて繋いだ。

このブロワーで、七輪の空気口に向かって吹き込んだら、
んまー、強力で強力で、強力過ぎた。
一気に炎が立ち上がる。

えー。
焼き物を焼く上で、作品を割らないために非常に大事なのは、
「徐々に温度を上げること」である。

ブロワーをちょっと使ってみて、すぐに「ヤバいっ」と思い、
網の中央で素焼きしていた丸い器を移動させようと思ったら、
案の定、「パンッ」と軽い音を立てて、割れた。
南無~

そもそも、こんなにたくさん一遍に焼けるわけが無いんである。
いろいろと無精をした原因の一つは、焼きたいものがたくさん有り過ぎたことである。



その後、
「Mの作ったハート型のクッキー」や、「おすわりする犬」が割れた。
なんかすごく悲しい図になった。

ついつい油断して、雑に作業してしまうのだ。
わしゃアホか。



素焼きから本焼きに移行する時も、「徐々に」温度を上げることが肝要だ。
ここは、さっきまでよりもちょいと慎重にやった。
いやー、ビビった。

あんまり割れてしまっては、粘土をこねてあれこれと形作った
労力と時間と材料がもったいないったらありゃしない。



本焼きの途中、まんべんなく焼けるように、狭い七輪の中で作品をちょっと動かす。
こわいこわい。
ここは慎重になり過ぎて、結果、充分に焼けていない物もできてしまったように思う。



30分ほど本焼きしたら、燃え上がらせるのをやめて、
「徐々に」冷ましていく。

炭もだいぶ減ったし、
温度もけっこう下がってきたし、
ここで遠くからなら素焼きできるんじゃないか?

などと、無精なことを考えたらこれまた大間違い。
大間違いなんじゃないかなーと思ったらやっぱり大間違い。

「パッ」と割れた。
南無~



途中、空が暗くなって黒い雲がもくもくどんよりと覆ってきた時には
雨が降るんじゃないかと恐怖した。
神よ!この炎は雨乞いじゃないんです!

あと、すぐ横の地面が野良猫たちのトイレになっていて、
作業中ずーーーっと猫のウンチのにおいに包まれ続けたのには閉口した。
何時間経っても、なんとなくニオイの記憶が残っている。やだやだ



感想と反省と焼き上がりの写真は次回。


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