犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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フラットランドというBMX

2019年06月14日 | のりもの
[あらすじ] Xジェンダー自認の私は、X on BMXがやりたい。
ジャンプしたり着地したりぬかるんだりするのは怖い。
フラットランドというジャンルのBMXが自分には合っているのではないか。

そもそも二輪スポーツしかもBMXみたいなものなんてのは、
小僧がやるもんだ。
なかなか、少女たちが群れをなしてBMXで遊んでいる、
ということは起きない。
文化的なジェンダーの問題も大きく関わっていることは否定しないけれど、
あんまり女子は興味を持たないとは言えそうだとは思う。
このへんの性差の議論に不勉強なので、すごーく控え目な表現になっておる。

私はアラフィフのおばさんのくせに、BMXに乗りたい。
身長159㎝。
筋力おばさんとして並。
こんな私に合うサイズのBMXはどれですか。



自転車のサイズを選ぶときに、どこで選ぶか。
一つは車輪のサイズで、もう一つはトップチューブの長さだ。
自転車のフレームの中核は、ハンドルとペダルクランクの軸とサドルを結んだ三角形になっている。
その、ハンドルとサドルを結ぶ辺が、トップチューブだ。

フラットランドというジャンルは、BMXの中でも小さめサイズだという。
それにしたって、小僧にとっての小さめとは、
私にとってはとっくに小さくないだろう。
では、小さめの中でも小さめな作りのものが良いのではないか。

BMXのタイヤは20インチのものがほとんどのようだ。
そして、身長160㎝くらいならトップチューブは18インチが良かろう、という。
そんな中、しつこく探していると、
タイヤが18インチ、トップチューブは17.5インチというフラットランドBMXが見つかった。
なんとかいうプロのライダー小僧二人が設計をプロデュースしたとな。ふーん。

ブランド名が「WAGWAN」という。なんじゃそら
調べてみると、ジャマイカの訛りで「What's goin' on?」だという。へー。
「どうよ?」みたいな挨拶だ。
ふん、いいじゃないの。



フラットランドでやるのは、言わば曲乗りだ。
サドルなんかあんまり座らず、なんなら足もペダルじゃない所に置く。

車輪の軸の先に、ペグというでっぱりを取り付ける。
前輪と後輪の両方に、だ。
ここに足を置いて、なんだかへんてこな角度で自転車にまたがったり、
片足でタイヤを蹴って進んでみせたりする。



あと、ハンドルをぐるぐると何回転も回したりする。
フツーの自転車は、ハンドルにははっきりと前後がある。
BMXのハンドルは、ただ横に張り出していて、前後の違いが少ない。
前後逆になってもハンドルは握れる。

それに、いくらでも回せる。
フツーの自転車は、左ハンドルから後ろブレーキが繋がっている。
ハンドルを回そうったって、ブレーキケーブルが邪魔をする。

そうならないように、フラットランドBMXでは、
ジャイロシステムという方法で後ろブレーキに力を繋いでいる。
ハンドルが刺さっているパイプの途中でケーブルは途切れており、
回転する輪っかが二つ重なり合った物に繋がっている。
下の輪っかから、後輪へとケーブルが伸びている。
言葉で説明するとわけわからんな。
とにかく、途中でうまく途切れつつ繋がっているのだ。

前ブレーキのケーブルは、ハンドルの刺さっているパイプの中を通っている。
タイヤのすぐ上でちょろりと出てきて、横からブレーキを引く。

この二つの仕組みのおかげで、ハンドルはいっくらでも回転させられる。
楽しい。考案した人は冴えておるな。



WAGWAN BMX 18インチ、定価で7万円近いところ、
某サイトで、4万5千円というのを見つけた。どゆこと

ただし、6分組の状態での配送だ、という。
なるほど。
箱詰めの状態で届くのだ。

自転車は、メーカーでおおよそ組み立てられ、段ボール箱に詰められて店舗に届く。
その状態を6分組と呼んでいる。
注意書きに「お近くの自転車屋さんで組み立ててもらってください。」

そんなことするかいな。
自分で組み立てよう。
というわけで、注文!



台湾で作られ、沖縄のお店から発送され、船便で届いた。ウェルカムですぅ。
写真は、箱をひょいと開けたところ。

つづく

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