参加してやろかい
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新型コロナウイルスによる非常事態を受けて、
集まっとる場合ではないからパレードとイベントは中止、
と発表したが、SNSを利用したオンライン開催をすることになった、
東京レインボープライドは本日。
4月26日(日)13時~16時の間にハッシュタグ「#TRP2020」「#おうちでプライド」を付けてSNSに
メッセージと写真を投稿する。
詳しくは公式サイトを見てねってなもんで↓
https://tokyorainbowpride.com/news/notice/17493/
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ピンチ、日本語で言えば、危機。
危は危険の危。
機は機会の機。
危ないタイミング、ということ。
時機的なものを言うわけだ。
チャンス、日本語で言えば、好機。
良いタイミング、ということ。
これも時機的なことを言っている。
いろんなピンチを考えてみる。
遅刻しそう、道に迷った、風邪引いた、蜂に刺された、
感染症が流行している、親が死んだ、大切な人が死んだ、
病気になった、大けがをした、親がボケちゃった、愛犬が死んだ、
家が火事になった、引っ越した、外国に住むことになった、
停電した、漏水した、ガス漏れした、地震が起きた、恋人にふられた、
仕事をクビになった、貯金が尽きた、借金の利子が膨らんだ、
幻覚がひどい、生まれた子の耳が聞こえていないようだ、
生まれた子の性別がはっきりしない、姉が宗教にはまった、
ああ、生きるってたいへん。
私は、時間的にピンポイントでない問題も、
チャンスだと思う。
障害が有る、持病が有る、片親である、天涯孤独である、
戸籍が無い、住む家が無い、慢性腎不全だ、
生まれつき聴力が無い、生まれつき脂肪が蓄えられない、
引きこもって20年、中学もロクに行っていない、
姉が犯罪者、息子が精神病、母がレズビアンだと言う、
ああ、生きるってたいへん。
こんなことを並べておいてそれをチャンスだと言うのは、
おこがましくて仕方ない。
けれど、みんな「どっこい生きてる」。
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なぜなら、こういう人たちは、
制度を変える力を持っている、
本当に自分を支えてくれる人が誰か知っている、
新しい補助具を開発することができる、
社会常識や固定観念の嘘を知っている。
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ピンチにならないと考えない事が有る。
どうしたらいいのか、何を変えればいいのか、
誰が手助けしてくれるか、自分のできることは何か。
ウイルスの感染が広がっているから、大勢の人が集まってはいけない。
という事態になったから、
パレードは中止。残念でした。
というだけではなく、
では、集まらなくてもできるパレードの形は無いか、
と考える人たちがいた。
6月7日開催予定の青森レインボープライドが、
WEB開催を4月7日に発表した。
それが最初だったか、誰が発想したか知らないし、
過去にこういった形のイベントが有ったかもしれない。
元々集まることができない人たちが会うためにSNSは有るのだから、
オフ会を開催するのと逆方向なわけだ。
集まらなくてもパレードはできる。
集まって道を歩くだけの形がパレードではない。
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セクシュアルマイノリティつまり、
性的に何らかの要素で多数の人と違う特性が有る、ということは
それだけでなーんものっほほーんと生きてばかりもいられなかったりする。
隠してなきゃなんない。
なーんで隠さなきゃならんのだ!
友達と話が合わない。
たまには私の話に誰も合わせたっていいでないか!
結婚できない。
てかそもそもしなきゃいけないわけ?婚外子差別とか、何?
戸籍制度がおかしくないか?
家族制度ってどういうこと?
本当に世の中には男と女しかいないの?
考えたり、調べたり、歴史を知ったり、制度を知ったり、
法や文化について、
自国と他国の違いについて、学ぶ機会になる。
多数の人について社会が保障していることを、
自分は受けられない。
では、どうするか。
自分はどう生きるか。
他の人はどうしているか。
よその国ではどうなっているか。
社会はどうあるべきか。
より良い暮らしとは、どんなものか。
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少数の人にまで配慮する必要は無い。
といった考え方をする向きも有る。
そういうことではなく、
少数にまで配慮の行き届いた制度であれば誰もが生活しやすい
と、私は考える。
多数の人に必要な物さえ整ってりゃいい、というのであれば、
ほとんどの薬は要らない、ってことになる。
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年に一度のブラスバンドができなくて、ほんと残念でした。
次の機会に!
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