[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
玄関先に、常緑のトゲトゲの植物が植わっている。
何年か前、母が「あれは抜いちゃったほうがいいわね、棘が有るし。」と言う。
私は、トゲの有る植物はイヤだ。
手入れしてやっているというのに刺してくるからだ。
薔薇なんか嫌いである。
けっこうな棘を持っているから。
そのくせ、タラの木はわざわざ買って植えた。
食ってうまいからだ。
サンショウの木があちこちに生えているのも、そのままにしている。
毎年、実を取るのが楽しみなのだ。
※
玄関先のコイツは、濃い深緑の小さな葉っぱの先が
いちいちトゲトゲしている。
玄関先に生えていることも有って、私はなんとなくこれが
魔除けになっているような気がしている。
ほったらかすと増える。
しかし、けっして大きくはならない。
せいぜい50㎝くらいの高さでちまちまとまとまっている。
だから、広がらないようにたまに手入れするだけで済むとも言える。
母の言うには、どうやら祖父が好んでいたものらしい。
母は自分の父を慕っていると思っていたが、
そのお気に入りの植物は、棘が有るという理由で切り捨てて良いらしい。
そんなものか。
生かすか殺すか、どうしたものかな。
※
山椒の棘は、実を取る時に邪魔だ。
思い切って枝を切り払い、そこから実を取ると、まあまあ楽だし、
木が高くなり過ぎずに済む。
何の木でもそうだが、
古い枝は堅く木質化するので、棘も堅くより痛くなる。
古い枝なんかじゃんじゃん切って、木を更新するほうが良いような気がする。
タラも棘が強いが、横からの力にはとても弱い。
幹を握る時に、周囲からバッと握るのではなく、
表面に指を這わせるようにして握っていけば、棘に刺さらないし、
なんなら棘は倒れて幹から外れる。
※
芽がうまいウコギなんかも棘が有る。
美味なものには棘が有る。
と言い切れるかというとそうでもない。
数年前に建った、道を挟んで隣の家の敷地に、トゲトゲの植物が
生えてきた。
カラスザンショウだ。
涼しげな羽状複葉が美しく、そして幹はやたらにトゲだらけだ。
調べると、毒が有るという。
食えませんな。
※
美味なものには棘が有る。
ような気がしていた頃、
玄関先のコイツも、食べてみた。
春に新芽が出る。
新芽はやわらかい。
色もやわらかい。
後であんなに暗く濃い色で堅くなるとは思えないくらい、
やわらかく明るい。
その新芽を天ぷらにして食べてみたことが有る。
なんともなく食べられた。
※
抜いちゃえ。
掘り起こして、抜いた。
※
調べてみると、ナギイカダというものだと分かった。
ナギという常緑樹に見た目がちょいと似ていて、
「葉が似ている針葉樹のナギと葉の上に花の咲くハナイカダを合わせたもの。」
ふむふむ。
ふむ?
そして、ななななんと、葉と思っていたものは茎なのだという。
くきいいい?
wikipediaにこうある。
「葉は退化しており、末端の茎が葉のように扁平になり、先は鋭いとげになっている。
この葉状茎の上に花が1個つく。」
葉は退化?葉状茎?の上に花?が1個?
なんという、お珍しい生き方をしているのだ。
鉢に上げて残すことにした。
説明は続く。
「雌雄異株で、花は春から夏に咲き、冬に赤い果実をつける。」
花の説明を読んで不思議に思ったのは、
私が花を見たことが無いからだ。
いや、実が付いたのを見たことが有るような気もする。
むむ?
雌株か雄株か、どちらかしか無いのだろうか。
以前は両株有ったけれど、ある年にどちらかを退治してしまったのだろうか。
鉢に上げたのは、一株だけだ。
しまった。
これでは実を見ることはできない。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
玄関先に、常緑のトゲトゲの植物が植わっている。
何年か前、母が「あれは抜いちゃったほうがいいわね、棘が有るし。」と言う。
私は、トゲの有る植物はイヤだ。
手入れしてやっているというのに刺してくるからだ。
薔薇なんか嫌いである。
けっこうな棘を持っているから。
そのくせ、タラの木はわざわざ買って植えた。
食ってうまいからだ。
サンショウの木があちこちに生えているのも、そのままにしている。
毎年、実を取るのが楽しみなのだ。
※
玄関先のコイツは、濃い深緑の小さな葉っぱの先が
いちいちトゲトゲしている。
玄関先に生えていることも有って、私はなんとなくこれが
魔除けになっているような気がしている。
ほったらかすと増える。
しかし、けっして大きくはならない。
せいぜい50㎝くらいの高さでちまちまとまとまっている。
だから、広がらないようにたまに手入れするだけで済むとも言える。
母の言うには、どうやら祖父が好んでいたものらしい。
母は自分の父を慕っていると思っていたが、
そのお気に入りの植物は、棘が有るという理由で切り捨てて良いらしい。
そんなものか。
生かすか殺すか、どうしたものかな。
※
山椒の棘は、実を取る時に邪魔だ。
思い切って枝を切り払い、そこから実を取ると、まあまあ楽だし、
木が高くなり過ぎずに済む。
何の木でもそうだが、
古い枝は堅く木質化するので、棘も堅くより痛くなる。
古い枝なんかじゃんじゃん切って、木を更新するほうが良いような気がする。
タラも棘が強いが、横からの力にはとても弱い。
幹を握る時に、周囲からバッと握るのではなく、
表面に指を這わせるようにして握っていけば、棘に刺さらないし、
なんなら棘は倒れて幹から外れる。
※
芽がうまいウコギなんかも棘が有る。
美味なものには棘が有る。
と言い切れるかというとそうでもない。
数年前に建った、道を挟んで隣の家の敷地に、トゲトゲの植物が
生えてきた。
カラスザンショウだ。
涼しげな羽状複葉が美しく、そして幹はやたらにトゲだらけだ。
調べると、毒が有るという。
食えませんな。
※
美味なものには棘が有る。
ような気がしていた頃、
玄関先のコイツも、食べてみた。
春に新芽が出る。
新芽はやわらかい。
色もやわらかい。
後であんなに暗く濃い色で堅くなるとは思えないくらい、
やわらかく明るい。
その新芽を天ぷらにして食べてみたことが有る。
なんともなく食べられた。
※
抜いちゃえ。
掘り起こして、抜いた。
※
調べてみると、ナギイカダというものだと分かった。
ナギという常緑樹に見た目がちょいと似ていて、
「葉が似ている針葉樹のナギと葉の上に花の咲くハナイカダを合わせたもの。」
ふむふむ。
ふむ?
そして、ななななんと、葉と思っていたものは茎なのだという。
くきいいい?
wikipediaにこうある。
「葉は退化しており、末端の茎が葉のように扁平になり、先は鋭いとげになっている。
この葉状茎の上に花が1個つく。」
葉は退化?葉状茎?の上に花?が1個?
なんという、お珍しい生き方をしているのだ。
鉢に上げて残すことにした。
説明は続く。
「雌雄異株で、花は春から夏に咲き、冬に赤い果実をつける。」
花の説明を読んで不思議に思ったのは、
私が花を見たことが無いからだ。
いや、実が付いたのを見たことが有るような気もする。
むむ?
雌株か雄株か、どちらかしか無いのだろうか。
以前は両株有ったけれど、ある年にどちらかを退治してしまったのだろうか。
鉢に上げたのは、一株だけだ。
しまった。
これでは実を見ることはできない。
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