[あらすじ] 家の西側の桜の木の下にキョウチクトウが植わっている。
成長が速いので、切ってばかりいる。
鬱陶しいし、面倒だ。
伐ってしまえ。
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地上を伐っただけでは終わらない。
根っこを切らないと木は死なない。
成長の速い木は、切ってもすぐに伸びるので切るのがたいへんだが、
成長が速い分、木質が軟らかいので切るのは楽だ。
地上部分よりも、根っこのほうが得てして硬い。
とは言え、夾竹桃の根は軟らかいほうだった。
※
幹の周りの地面を掘る。
スコップに何かが当たったら、姿が見えるまで掘ってみる。
根っこだったら、周囲の土をよけるように掘る。
鋸で切る。
チェーンソーは使えない。
土を巻き込むと、刃を傷めてしまう。
手動で切るので、なるべく細いところで切りたい。
けれど、幹から真っ直ぐ下へも根っこが伸びているとしたら、
それを切るために周囲に広がっている根を切ってしまいたいというのもある。
何本かの根っこを切ったら、幹に体重をかけて倒してみる。
この作業のために、地上の幹は1メートル近く残しておいてある。
根っこを充分に減らしていれば、幹が傾く。
ぐいぐい傾けると、残った根っこがどこに在るか分かる。
次はそこを切る。
そうやっていくうちに、一周する。
夾竹桃に、幹から真っ直ぐ下へ伸びる根は、無かった。
※
先にも書いたとおり、夾竹桃を切ると汁が出る。
毒を持っているので、触れないように気を付ける。
根っこを切ったところからも、白い汁が出る。
木工用ボンドみたいに白い。
断面を見ると、皮下から出ているらしいことが分かる。
切り離した根っこも、土から引っ張って抜き出す。
※
濃い緑が鬱陶しかったが、風通しが良くなった。
この地面を固めて、薪小屋を新しく作るのだ。
と、その前に、
頭上に伸びている大島桜の太枝も切ろう。
幹もテッポウムシにやられてだいぶ傷んでいる木だし、
水道の配管にも近いから全部伐ってしまっても良いのだが。
どこまでどう伐ったものか。
ちと考える。
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