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気付けば、庭の山吹が咲いている。
山吹の色が好きで、わざわざ植えた。
14年続けた水道検針員を辞める時、
同僚たちがお金を出し合って、買ってくれた。
私は山吹と沈丁花(じんちょうげ)をリクエストした。
両方買ってくれて、残りのお金も庭に使えとくれた。
沈丁花は数年前の台風で根元から折れて、翌年、枯死してしまった。
また植えたいと考えている。
沈丁花と梔子(くちなし)を、道沿いに植えたい。
花の香が通行人も楽しませることだろう。
※
庭に鉢が三つある。
あるとき貰った大きな甕には蓮を植えている。
どこかで採ってきた蓮の実を削って発芽させて植えて、
毎年、葉ばかり育っていたが、
甕を日向に移動させたらすぐに去年、ついに花を咲かせた。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/ee34aa4b88dde941ec5b9795190f4ffa
1年あまり前、古道具屋の改装割引セールで安く買えた火鉢には、
河骨(こうほね)を買ってきて植えた。
火鉢の縁は幅が有る。
せっかく蕾を付けたが、火鉢の縁に引っ掛かって上に伸びることができず、
花を開くことがなかった。
今年も芽を出しているので、鉢の位置をちょっとずらし、
花芽に注意することにする。
元々有ったものはヒビが入っていて、干上がりやすい。
そこには沢瀉(おもだか)が生える。
父母はこれを「慈姑(くわい)」と呼んでいた。
いや、違う。慈姑じゃない。(写真)
まったく、親図鑑は大概間違っている。
※
孑孑(ぼうふら)がわいて、蚊が殖えて困る。
全ての火鉢に目高(めだか)を入れることにした。
しかし、どうもうまくいかない。
おそらく、水温が上がり過ぎるのだろう。
調べてみると、甕の中の土に植木鉢を埋め込むという方法が見つかった。
深い場所を作ってやると、水温が上がった時も、
メダカたちはその中へ避難できる、というわけだ。
温かくなってきて、室内の水槽に入れていたメダカの動きが
とても活発になってきた。
そろそろ庭の鉢に移してやろう。
火鉢の中の土に、植木鉢を埋め込んでおいた。
※
天気の良い日、庭の火鉢の水に手を突っ込んでみて、
Oh,no! 慄いた。
ほぼ湯である。
埋め込んだ植木鉢の中も、さして水温は変わらない。
広くて浅い植木鉢を選んだが、それではあまり意味が無かったようだ。
これはヤバい。
こんな所にメダカを放ったら、
ゆであげメダカのてんこ盛りになってしまう。
つくづく、去年はかわいそうなことをした。
トロ舟に手を入れてみると、こちらはさほどの水温になっていない。
トロ舟のほうが日当たりが良く、水深は浅いのだが、
全体の広さと水量のおかげだろうか。
火鉢にメダカを入れるのは諦めるか。
それとも、もう少し日陰に置くことにするか。
いやしかしそれでは蓮が咲かない。
土を減らして、植木鉢は深いものを入れることにしよう。
※
沢瀉の火鉢と蓮の甕に、青浮草(あおうきくさ)がはびこっている。
黄緑色の、幅4㎜程度の、蝶のような形の葉が、
水面に浮いている。
小ぃこい葉っぱだが、その下に3㎝くらいの根っこがワサーッと伸びている。
これが好き放題に増えて、水面を覆い尽くす。
子どもの頃、クイズの本にこんな問題が有った。
「ある池の水面に水草の葉が有ります。
この葉は毎日2倍に増殖します。
この葉がこの池の水面の半分に広がるのに、30日かかりました。
水面全体を覆うまでにあと何日かかるでしょう。」
私はすぐに答えが分かった。
この問題を、火鉢の水面の青浮草を見る度に思い出す。
ちょっと掬い出して減らしても、数日後には元に戻っている。
恐ろしい。
この青浮草の増殖力にはかなわない。
駆除すべきか、諦めるか。
※
メダカにとって、青浮草の根っこは卵を産み付ける良い場にもなる。
調べてみると、草食性のある魚の餌にもなる。
ということが出てくる。
水面を覆うので、遮光にもなる。ということは水温上昇も少しは防げるか。
一方で、
あまりにも水面を覆い尽くすので、
水中への酸素の取り込みが起こりにくくなるという。
それはいかん。
やっぱり青浮草は排除しよう。
※
水面に浮いているものを手で掬って取って、そこいらに捨てる。
水面に浮いているものを手で掬って取って、そこいらに捨てる。
水面に浮いているものを手で掬って取って、そこいらに捨てる。
水面に浮いているものを手で掬って取って、そこいらに捨てる。
水面に浮いているものを手で掬って取って、そこいらに捨てる。
だいぶ減ってきたところで、やっと鉢を傾けて水を流す。
最初っから流し出せば良かったような気もするが、
あまりたくさん有るうちからそうしても、うまく流れ出ずに
鉢の縁にくっ付いてしまう。
水が減ったところで、泥の上や鉢の内面に残った小ぃこい葉を
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
ついでに、何やらの貝類の卵が鉢の内面にくっ付いているのを、
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
摘まんでは取って、そこいらに捨てる。
ホースで水を入れる。
ホースの口を塞いで、勢い良く入れて、泥と髭根に隠れた小ぃこい葉を掻き出す。
そしてまた手で掬って、そこいらに捨てる。
いや待て。
水を止めずに、溢れさせた。
流れに乗って、小ぃこい葉が鉢から出て行く。
初めっからこうすれば楽だったんではないか。
トホホ
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