先日、庭に9メートル聳え立っていたチャンチンの木を伐った。
その後、知人の調べで、
若芽は香り高く、チャンチンジャンという調味料のようなものになること、
材は若芽の赤を内包し、良い材になることを知った。
そこで早速、伐った幹を縦に切って、板に作ってみることにした。
ゆっくり乾かしているところだ。
※
赤い材ができたなら、今度は黄色だ。
以前、庭のハゼの木を伐った。
芯の部分が鮮やかな黄色である。
我が庭のハゼは、地上1メートルくらいのところで二股に分かれている。
以前伐ったのは片方の幹であり、もう一本が残っている。
高く伸びて大きく枝を張っている。
これが、庭を暗くしてしまっているので、切ろうと考えていたのだ。
ハゼの実は白く脂肪分に覆われており、
冬は鳥たちの良い餌になる。
こないだもムクドリの群れがやって来ていた。
ムクドリは日頃、地面を歩いて虫やらなにやらをつついてばかりいるが、
それも絶えたのか、高い木の枝に集まっていた。
その実も、先日の強風続きですっかり落ちた。
さあ、伐ろう。
※
2年前だったかに、4メートルあまりから上に張っていた枝は切った。
その高さに大きく張った枝が3方向に残っている。
まず、これを鋸で切った。
東に伸びた枝を切り落とす時に、動画を撮影したよ。
樹上4メートルくらいの所の股に腰掛けて、
右腕で幹を抱えるようにして手にカメラを持ち、
左手で鋸を挽いている。
枝の上面の樹皮が裂けている。
傷んだ部分は枯れて硬くなっている。
不器用な左手で、硬い枝を切るのは難航する。
それでも、下側半分は木質がそこまで硬くはなく、切り進む。
小さく「メキ」と聞こえたら、もうすぐだ。
切り口がかすかに広がる。
枝自体の重さで割れ始めているのだ。
その時点で、カメラを構えた。
そして、残りを挽く。
あとは折れる、という時に、挽くのをやめる。
枝の落ちるのを見届ける。
https://youtu.be/UPTcp7tF3R8
アルミ製の梯子にぶつかる音が聞こえる。
今回は、梯子をしっかり幹に結わえ付けてあるので、
大枝がぶつかっても倒れたりしないから安心だ。
※
幹を伐る時も、カメラをポケットに準備していた。
しかし、幹は枝なんかよりずっと太く、
ちょっと傾いていたことも有って、
「メキ」から先があっという間で、撮影できなかった。
※
チャンチンが材になる、ということを知って、板にしてみてから、
薪にして燃やしてしまう以外に、
庭木も材にできるかもしれない、という考えが芽生えた。
以前に伐った幹は、直径20cm足らずのうち、芯の10㎝くらいが黄色かった。
しかし。
今回はもっと太いので期待していたが、
伐って見てみたら黄色の部分はほんのちょっとだった。
こんなことが有るのか!
美しい材というのは貴重なのだと思い知った。
どういう条件だと芯の黄色い部分が大きくなるのだろう?
あらたな疑問が生じた。
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