犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

私はそれをここで待つよ

2015年05月16日 | 日々
南に向かって大きくガラス戸が開き、目の前には池がある。 池のわきには3年であっという間に4mを超えて育った 柳が枝を広げている。 ここ数年は夏の暑さが厳しいので、庭は花を作るというよりも、 木を植えて陰を作りたい。 去年までは勝手に生えて勝手に伸びた栴檀(センダン)が 青々と明るく枝を張っていたが、飽きたし、大きくなり過ぎると 手に負えないので、一昨年と去年でバッサリ切った。 代わりにその横に . . . 本文を読む
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つづく

2015年05月15日 | からだ
[あらすじ] 一筋縄ではいかない身体だが、宿題は一つがいい。 免疫力を上げたいが、とりあえず取り組むなら何か。 午前中、できれば朝のうちに、ひと汗かこう。 . . . 本文を読む
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だから夏休みの宿題はいやなんだ

2015年05月14日 | からだ
[あらすじ] 免疫力が下がると、身体はそれを補おうとして、極端に働いてしまうのではないだろうか。 そして、アレルギーや自己免疫疾患が出るのではないか。 だから、基礎的な免疫力を上げよう。 しかし、身体の仕組みは、単純ではない。 ひとつの目的のためにも、いくつかの要素が束になって関わっている。 一要素に問題が生じても、他の機能が使えていれば、大きな故障には至らないからだ。 たとえば、脳の中の血 . . . 本文を読む
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又吉直樹『第2図書係補佐』

2015年05月13日 | よみものみもの
風邪を引くと、枕元に本を集め、寝たいだけ寝る。 眠りたいだけ眠りたいが、眠り飽きてしまったり、症状に意識が行ってしまったりで 眠れない時間は長い。 そんなふうに気分のすぐれない時にも、引き込まれるくらい、 内容のおもしろいことはもちろん、軽妙な本が、風邪の時には必要だ。 図書館で借りようとしたら、何人かの予約がついていた。 今年刊行されて、芥川賞を囁かれている『火花』に至っては、 数百人の予約待 . . . 本文を読む
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ここ掘れわんわん

2015年05月12日 | 犬と暮らす
犬を二匹飼っている。 雄と雌の一腹子、つまり同じ時に産まれたきょうだいだ。 近所の竹林わきの道を通ると、 はみ出るように生えてきている筍をかじる。 ちょっと頭を覗かせているのを嗅ぎ付けては、 掘り出してかじり折って皮を剥いてズタズタにして 楽しむ。 雄の方だけの嗜好だ。 雌は見向きもせず、ただ先へ行きたいところを 立ち尽くして待っている。 家の中では雌が断然優位だ。 散歩中にだけ、彼の没頭で . . . 本文を読む
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所変われば品変わる

2015年05月11日 | 椰子の実の中
[あらすじ] 故事成語を用いて話すと、なんだか良いこと正しいことを言っている ように感じがちだ。政治家はこれを戦略に使う。 では、故事成語は、本当に正しい良いものなのか。 正しさ良さとは何なのか。 中学の英語の授業で、衝撃を受けた。 A rolling stone gathers no moss 転がる石には苔は生えない、という諺の意味が、 英国と米国では異なるというのだ。 英国では、ころ . . . 本文を読む
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看板に偽りあり

2015年05月10日 | 椰子の実の中
[あらすじ] 身体の仕組みは、原因結果が一対一であるほど単純ではなく、 複雑なシステムを持つことによって故障しにくくなっている。 先日、そのような内容を説明するのに、導入に「三本の矢」という言葉を使った。 その際、あらためて「三本の矢」とはどんな逸話だったのか、 インターネットで検索して、確かめた。 すると、なにやら出るわ出るわ、「三本の矢」は流行語ですかい?というくらい。 どうやら、どこぞ . . . 本文を読む
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もやそば

2015年05月09日 | おらほ調布
ちょっとテレビで地元が映ると、ご近所中盛り上がる。 この盛り上がりっぷりがイナカよね~。 先日はキチハシが来た話を書いたけれど、アドマチだって来たんだぜ。 ブラタモが来たら嬉しいが、ワラコラのダータビはさすがに来ないだろうなー。 さて地元深大寺。 名物は蕎麦ってことになっている。 今では20数軒の蕎麦屋があるが、こんなに増えたのは昭和なかごろからの ことのようだ。 少年の頃、深大寺で得度を受け . . . 本文を読む
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複雑なからだ

2015年05月08日 | からだ
三本の矢という話がある。 毛利元就が、子どもたちを集めて、一本の矢なら折られやすいが、 三本が束になった矢なら、折られにくい、と話したという故事だ。 一本じゃあ弱いけれど、三本の力を合わせればより強くなる。 単純に、3倍になったからではない。 一本の太い鉄筋を入れるのではなく、細い鉄筋を幾筋も入れるように、 束というものは構造的に、強い。 ※ 構造として、力学的に強い。というだけではなく、 . . . 本文を読む
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菖蒲湯

2015年05月07日 | うつろい
一昨日は、庭の菖蒲を切って、ご近所に配った。 菖蒲は、花菖蒲とはまったく別の種類の植物だ。 花菖蒲はアヤメ科、菖蒲はサトイモ科である。 サトイモ科というと、水芭蕉なども仲間だ。 菖蒲は、水芭蕉の花の中身の部分だけ、といった 花を付ける。 お風呂に入れて菖蒲湯とするのは、 葉の形が刀に似ているから、なんてなことも言うけれど、 一番の理由は香りだろう。 漢方薬にもする根は、甘い香りを発する。 こ . . . 本文を読む
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チかめ

2015年05月06日 | よみものみもの
小川千甕展に行ってきた。 仏画の修行をし、西洋画を学び、 結局は南画に落ち着いた、ステキなおじいちゃんだった。 14歳から弟子入りしたという、十代の頃の模写作品が展示されていた。 細密な筆遣い。 一方で、夜は洋画を学んだという、十代の頃のデッサンもあった。 面でとらえて立体を描く。 泥絵具で描く、水彩で描く、筆で描き鉛筆で描きペンで描く。 仏画、日本的漫画、南画、水彩スケッチなどなど。 一人 . . . 本文を読む
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夕方ピクニク

2015年05月05日 | おらほ調布
近所にある市民体育館は、景観保持のため、建物の上に盛土して、 芝が植えてある。 てっぺんが四角い丘になっているのだ。 夕方、つまみとビールを持って行って、 日の暮れるまで本を読む。 日中の庭仕事で火照った体に、風が適当だ。 月と入れ替わりに、帰ることにする。 . . . 本文を読む
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屋根の上の鋸挽き

2015年05月04日 | うつろい
[あらすじ] 玄関先に花桃、金木犀、雑種の桜がはえている。 中でも金木犀と桜は建物に近い。 枝が張って、玄関の屋根にかぶさってしまっている。 枯葉や実が落ちて、屋根の上にたまる。 隣のおじさんにまで、「切らなくちゃ、屋根が傷んじゃうね」と言われた。 そういった屑の溜まった雨樋からは、雑草が伸びて、 今年はハルジオンなんか咲いちゃってる。 春紫苑は、別名「貧乏草」。 屋根から雑草が生えてるだけ . . . 本文を読む
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木の者

2015年05月03日 | うつろい
木の枝は、時々切ってやらないと、混み過ぎる。 混み過ぎると奥の葉に日が当たらない。 陽射しを求めて、必要以上に枝が伸びる。 また混む。 この悪循環。 まず、枯れた枝は切る。 それから、形よく枝わかれした樹形になるように、 良い枝だけ残して、不要な枝を切っていく。 ここの判断が、ちょっと難しい。 切ったら残りの形がどうなるか、頭の中に描きながら切っていく。 ※ 桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿。 とい . . . 本文を読む
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内輪差と呉音漢音

2015年05月02日 | 毎月馬鹿
昨日毎月一日の法螺でした。 丁の字の読みの「てい」は漢音、「ちょう」は呉音。 このように漢字の音読みにはたいてい、2種類ある。 地域と時代の違い、と思っておけば大体間違いではない。 これについては後日あらためてねちねち書く。 それは措いても、左折する車の内輪差の中を通り抜けるのは、 本当の話、危険だ。 歩行者や自転車は特に運転者の視野に入りにくいし、 それに原付やバイクもスピードがあるだけに、 . . . 本文を読む
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