旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

佐賀城

2024-11-13 23:55:00 | みる

JR九州 長崎本線 佐賀駅《佐賀城口・南口》 (佐賀市駅前中央)

令和6年10月16日水曜日。佐賀県佐賀市の佐賀駅に来ている。


名君・鍋島直正と直正を支えた賢人たち

中央の像が鍋島直正公。


駅から南へ伸びる道 これまで令和6年10月16日撮影

成田国際空港 NRT RJAA と佐賀空港 HSG RJFS との便があり、佐賀行を二度利用した事がある。空港からは駅へ市営バスで向かっただけで観光はしていない。広島線ではよくお世話になる春秋航空日本 IJ(現スプリング・ジャパン)が運航していたが、昨年6月の運航を最後に運休となっている。


春秋航空日本 IJ701便 [Boeing737-800] JA03GR (佐賀空港)
令和2年12月20日撮影


佐賀市交通局 佐賀空港接続バス (佐賀空港) 令和2年12月20日撮影


これより令和6年10月16日撮影

今日は佐賀城まで歩いてみる。


佐賀放送局 (佐賀県佐賀市松原)


お濠の向こうには県庁が




多布瀬川の柳


佐賀城本丸が見えてきた






佐賀城本丸歴史館 西門 (佐賀県佐賀市城内)










佐賀県立佐賀城本丸歴史館 (佐賀県佐賀市城内)

平成18年に復元された佐賀城本丸御殿。今日は見学しない。


佐賀城鯱の門及び続櫓




24ポンドカノン砲(複製) Replica of 24-Pounder Cannon


門外へ…




史跡 佐賀城址城門 昭和十三年六月…


これまで令和6年10月16日撮影

本丸歴史館周辺図を見れば佐賀放送局が城内にある。四年前に城内にあった放送局を見掛けている。その後に本丸の側からお濠の外へ移転したのだ。


城内にある頃の佐賀放送局 令和2年12月20日撮影


佐賀城天守台 これより令和6年10月16日撮影



佐賀城にも天守はあった。享保11年(1726)の火災で焼失。後に天守は再建される事はなかった。



それではお城を後にして駅へと向かう。




サガテレビ (佐賀県佐賀市城内)

こちらの放送局は城内にある。佐賀県唯一の民放テレビ局。


県庁を南側から望む


正面へ




佐賀県庁 旧館 (佐賀県佐賀市城内)

昭和25年築の旧館。隣接して新館が建つ。第一期が平成3年、第二期が平成6年に竣工している。


お濠の向こうには佐賀放送局と佐賀中央郵便局


入口には…


ムツゴロウを被ったご当地〇〇〇くんが…


イルミネーションが点灯している

西国の佐賀で午後5時ではまだ明るすぎて写真に上手く写らない。


佐賀県道29号 佐賀停車場線





もう少し暗くならないと写らないか。


駅に戻ってきた…

思ったよりもお城までの距離があった。



出札口(みどりの窓口)でB自由席特急券を購入。駅構内のファミリーマートではアイスコーヒーを購入。自動改札に特急券と途中下車している乗車券を重ねて二枚投入。入場する。


JR九州 特急〔リレーかもめ46号〕 2046H列車 [787系] (佐賀)

武雄温泉博多行特急〔リレーかもめ46号〕(8両編成)が遅れて入ってきた。プラットフォームに上がった時には自由席乗車待ちの列は長く伸びており、車内の乗車率もいいように見える。これは座れないかもしれない。特急券に千円払って座れないのは勘弁。特急〔リレーかもめ〕は見送る。次は16分後、と思っていたら臨時列車で今日は運転日ではなかった。33分後の特急を待つ。


JR九州 特急〔みどり(リレーかもめ)48号〕 2048H列車 [783系CM13編成] (佐賀)

今度は自由席待ちの列の先頭の方なので座れる。ところで列車名が判りづらい。武雄温泉で西九州新幹線と接続する〔みどり〕という事なのだろうが。佐世保博多行特急〔みどり(リレーかもめ)48号〕(8両編成)に乗車する。


metro 特急〔みどり〕で佐賀を出発symbol6


乗車券 糸島高校前 ➡ 博多(2,530円)


B自由席特急券 佐賀 ➡ 博多(1,000円)

小倉博多間の営業キロ67.2で在来線特急自由席を利用すると特定特急料金が600円。佐賀博多間の営業キロ53.6でB自由席特急料金が1,000円は割高に感じる。なお小倉博多間は新幹線自由席を利用すると新幹線特定特急料金が990円となる。博多筑後船小屋間の営業キロ51.5で新幹線自由席特急料金が1,260円となっており、仮に佐賀に新幹線が開業したとすると博多からは筑後船小屋と同額になるのではと考え、特急料金が260円増しなら新幹線を通した方がいいように思える。在来線特急はやはり揺れが大きい。車端部に近い席に座っている事もあり、アイスコーヒーのカップをテーブルに置いておくのが不安で常に手で押さえている。新幹線なら速いし揺れは少ないし座席数も多い。とは言え割安な企画券が使える今の在来線特急の方が好まれるのかなとも思う。九州新幹線接続駅の新鳥栖に停車し、続いて鳥栖に停車して長崎本線から鹿児島本線に入ってゆく。佐賀県より福岡県、肥前国より筑前国に入る。列車は二日市にも停車する。


JR九州 特急〔みどり(リレーかもめ)48号〕 2048H列車 [783系CM13編成] (博多)

終着の博多に到着。下車する。


metro 特急〔みどり〕で博多に到着symbol6

特急〔みどり(リレーかもめ)48号〕 2048H 佐賀(18:08)→博多(18:49) クモハ783-9
◆B自由席特急料金1,000円 糸島高校前-博多間の運賃2,530円

東京行最終の新幹線〔のぞみ〕に接続するダイヤ。西九州新幹線の乗りつぶしの時に武雄温泉から利用した特急〔みどり(リレーかもめ)〕と同じ頃合いだ。


クモハ783 9

自動改札に乗車券・特急券の二枚を投入して出場。急いで地下鉄の改札に向かう。Suicaで入場してプラットフォームへ。


18時59分発の列車に乗車


福岡市交通局 1号線(空港線)普通列車[1000N系](博多)

姪浜福岡空港行普通列車(6両編成)に乗車する。


metro 1号線(空港線)で博多を出発symbol6


福岡市交通局 1号線(空港線) 普通列車 [1000N系] (福岡空港)

1号線 普通 博多(18:59)→福岡空港(19:04) 1508 運賃260円

自動改札をSuicaで出場する。急いで航空会社の自動チェックイン機で搭乗手続きをしようとするが出来ない。午後7時から出来るはずだが。航空会社のスタッフに確認したいが、カウンターの前には遅れている前の便の乗客が大勢いて話し掛けづらい。先にご飯を食べてくる。


麦酒はセットに含まれます♪

前に利用したラーメン店に入店。場所が変わっていたが、昨年9月に1年間の期間満了で閉店。11月に場所を移して開店したそう。ラーメンとアルコールがセットになったメニューの食券を券売機で購入。席に案内され、麵の硬さを聞かれて普通でお願いする。アルコールは生ビールを選択する。テーブルの高菜をアテに冷えた麦酒を飲む。実に旨い。


博多豚骨ラーメン

山笠Aセット(1,500円)でラーメンと麦酒。ラーメン旨そう。


チャーシュー♪


麵はこんな感じ♪


紅生姜、高菜、胡椒を投入♪

いただきます。久しぶりの豚骨ラーメン。やっぱり旨い。好みの味。


替玉 200円

よし。替玉だ。これも硬さは普通で注文。


替玉(200円)が到着


替玉を投入♪


高菜と紅生姜と辛みの素を投入♪

もうチャーシューはないが旨い。するするいける。


スープまで飲み干してしまう

美味しかった。ごちそうさまでした。


幸ちゃんラーメン 福岡空港店 (福岡県福岡市博多区下臼井 福岡空港 国内線ターミナル 3F)



ラーメンを食べて航空会社のカウンターに戻る。遅れていた前の便の方は片付いたのか、人は少なくなっている。ところが自分の予約した便が欠航となったとの案内が出ている。LCCなので他社便に振替とかない。自社便への振替か払い戻しとなる。それは承知している。今日の最終便を予約していたので明日以降の便にしてもらうしかない。スタッフに尋ねると航空会社のサイトから手続きをするよう案内されるが、アクセスする手段がない旨伝えると、明日この電話番号に連絡するよう案内の用紙を貰う。システム障害があってダイヤが乱れて最終便が欠航となったようだ。飛ばないものは仕方がない。取り合えず一泊しなければならない。空港を後にする。板付ではラーメン食べただけか。


19時50分発の列車に乗車


福岡市交通局 1号線(空港線)普通列車 [JR九州305系W4編成] (福岡空港)

1号線 普通 福岡空港(19:50)→博多(19:55) JR九州クハ305-4 運賃260円

さて今日の宿を確保しなければならない。駅前のホテルにあたってみるが満室だったり、空室があっても料金は12,000~18,000円だったりする。一万円を超える宿は温泉宿を除けばバブル期の国内(東京・北海道)で一泊ずつ、返還前の香港で二泊しただけである。ツアー参加の時の値段は知らん。それにしても予約なしで飛び込みだと非常に高い。インバウンドの影響もあるのだろうか。博多駅周辺は諦める。昨夜泊まった糸島市のホテルは満室で、グループの近隣のホテルの電話番号を聞いて掛けてみるがやはり満室。もう面倒になった。福岡市から遠く離れよう。一昨日泊まったホテルに電話すると空室ありで料金は七千円台。即予約した。


JR西日本 博多南線 特急 2831A列車 [500系V編成] (博多)

今回の旅行でまたJR西日本を利用するとは。乗るのはこの列車ではない。


JR西日本 新幹線〔こだま876号〕 876A列車 [700系E2編成] (博多)

博多福山行新幹線〔こだま876号〕(8両編成)に乗車する。 (つづく)


Rail Star WEST JAPAN RAILWAY


metro 新幹線〔こだま〕で博多を出発symbol5

唐津線

2024-11-08 09:00:00 | 鉄道

JR九州 筑肥線 普通 2528D列車 [キハ125形] (山本) ※山本-唐津間は唐津線。

令和6年10月16日水曜日。佐賀県唐津市の山本駅に来ている。


旅客用構内通路、いわゆる構内踏切を渡り駅舎側へ


西唐津方を望む


(筑肥線)伊万里方、(唐津線)久保田方を望む


自動券売機と改札口跡と出札口跡

国鉄時代には無人駅となっている。










JR九州 唐津線 山本駅 (佐賀県唐津市山本)

大正元年に建てられた木造駅舎。








駅頭の様子

唐津線に並行する国道203号。佐賀市の終点方を望む。


唐津市の起点方を望む

筑肥線から唐津線に乗り換えるのだが、47分の待ち時間がある。買い出しに出掛ける。


飛び出しお嬢ちゃんが…飛び出してはいないか


セブン-イレブン 唐津山本店 (佐賀県唐津市山本)

駅から数分で到着。お手洗いを借りて昼食を買ってゆく。


おむすびとお茶を買って来た ※お茶は飲みさし。

無人の無人駅で食べようと思ったが、駅舎内には二人ほど生徒さんが列車を待っている。筑肥線伊万里行に乗ってゆき、待合室に他のお客さんはいなくなった。



駅舎にいろいろ展示されている。大正元年は西暦1912年だから、今年で112年となる木造駅舎。




山本駅の歴史

いつ頃の制作か判らないが地元の高校生さんが簡潔に纏めている。当駅から唐津線の支線(岸嶽線)があった事。唐津線と筑肥線の唯一の接続駅だった事。昭和58年の経路変更で接続駅が唐津駅に移り、賑わいが失われた事。




山本駅構造模型も製作




明治31年開業時の山本駅

初代の駅舎か。大正元年築の今の駅舎と比べて簡素である。人力車も停まっている。




効績章表彰 門司鉄道管理局長


木造駅舎の側面



そろそろ入場する。




プラットフォームより駅舎を望む


列車が入ってきた


JR九州 唐津線 普通 5838D列車 [キハ47形] (山本)

西唐津佐賀行普通列車(2両編成)に乗車する。


metro 唐津線で山本を出発symbol6


筑肥線・唐津線並列区間の唐津線のみにある本牟田部に停車


筑肥線と分かれる (相知-本牟田部)


キハ47形車内の様子



列車は玄界灘側から有明海側に抜けるべく山間に入ってゆく。笹原トンネル(458m)を抜けると有明海側。唐津市より多久市に入る。列車は平野に降りてゆく。気動車の心地よい揺れにウトウトしてしまう。昼酒は飲んでないのだが。


稲刈り後 (東多久-中多久)


稲刈り前 (小城-東多久)


長崎本線が近づく (久保田-小城)






久保田に停車

唐津線の起点、久保田に到着。唐津線は令和2年8月18日に唐津西唐津間、そして本日は山本唐津間、久保田山本間に乗車して乗りつぶしは終了。これで佐賀県内のJR線は全部乗ったはず。


これから唐津線に入る西唐津行が隣のプラットフォームに見える


列車は長崎本線を走る ((臨)バルーンさが-久保田)

列車は唐津線(単線非電化)より長崎本線(複線電化)に入る。武雄温泉で西九州新幹線〔かもめ〕に接続する特急〔リレーかもめ〕なども走る路線である。


祇園川・嘉瀬川を渡る


WELCOME! BALOON SAGA


(臨)バルーンさがを通過中

佐賀インターナショナルバルーンフェスタが今年は10月31日より11月4日まで開催される。期間中にはバルーンさが臨時駅が開設される。今年の10月3日よりSUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリアが拡大しており、長崎本線鳥栖江北間、佐世保線、大村線早岐ハウステンボス間がエリアになっている。臨時駅のバルーンさがでもSUGOCASuicaなどの交通系ICカードが利用出来る。今日は通過するけど駅では何か準備している様子が見える。


次の駅は…


鍋島に停車

JR九州の旅客駅とJR貨物の貨物駅でもある。


市街地を高架線で行く (佐賀-鍋島)


JR九州 唐津線 普通 5838D列車 [キハ47形] (佐賀) ※佐賀-久保田間は長崎本線。

列車は終着の佐賀に到着。下車する。


metro 唐津線で佐賀に到着symbol6 ※佐賀-久保田間は長崎本線。

唐津線 普通 5838D 山本(15:00)→佐賀(15:58) キハ47-8062
※佐賀-久保田間は長崎本線。


キハ47 8062

ドットの見えるようなイラストを佐賀県のあちこちで見掛けた。スクウェア・エニックスさんのRPG「サガシリーズ」と佐賀県さんが「サガ」繋がりでコラボをしているのだった。


いずれも令和6年10月16日撮影

福岡市に戻るまでまだ余裕がある。途中下車して久しぶりに佐賀駅から出てみる。 (つづく) 


筑肥線

2024-11-07 21:00:00 | 鉄道

JR九州 唐津線 唐津駅《北口》 (佐賀県唐津市新興町)

令和6年10月16日水曜日。佐賀県唐津市の唐津駅に来ている。


駅舎内の様子




JR九州 唐津線 唐津駅《南口》 (佐賀県唐津市新興町)

駅舎を通り抜けて南口も見てみる。


唐津市近代図書館 (佐賀県唐津市新興町)

駅の近くには堂々たる西洋建築風の外観の建物。平成4年完成の図書館。美術ホールがあり図書館のなかの小さな美術館でもある。現在地に移転した際に唐津市図書館から唐津市近代図書館に改称したもので普通の図書館らしい。近代以外の蔵書もあるのでしょう。知らんけど。





開催している佐賀県さんには何の文句もないが、国民体育大会を外来語の入った冗長な名称に変更しておいて、へんてこな略称にしているのはどうかと思う。






佐賀・伊万里方面は、ICカードがご利用いただけません

途中下車している乗車券を自動改札に投入して入場。唐津駅の改札機は交通系ICカードに対応しているが、唐津線久保田唐津間、筑肥線山本伊万里間はSUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリアには含まれず利用は出来ない。






JR九州 筑肥線 普通 2527D列車 [キハ125形] (唐津) ※山本-唐津間は唐津線。

唐津線久保田唐津間、筑肥線山本伊万里間は非電化路線でもある。気動車が走る。初めて乗る区間。乗りつぶしである。





唐津伊万里行普通列車(1両編成)に乗車する。


キハ125形車内の様子




乗車券 糸島高校前 ➡ 博多(2,530円)

乗っている列車は山本駅から筑肥線に入って行くので、今の切符の経路から離れる。


乗車券 山本 ➡ 伊万里(570円)

経路からはみ出す分の乗車券は予め買っておいた。


metro 筑肥線で唐津を出発symbol6 ※山本-唐津間は唐津線。


筑肥線と並走する(鬼塚-唐津)

複線の右側を逆走しているみたいだが、筑肥線(単線電化)と唐津線(単線非電化)の並列である。


筑肥線が分かれる


分かれた筑肥線側だけに和多田駅がある

筑肥線と分かれて次の駅、鬼塚は松浦川の側にある。


西九州自動車道と交差 (山本-鬼塚)

平戸からの帰りに西九州道を利用したが無料区間が多くてよかった。但し未開通区間では一般道、自動車専用道ではないバイパス区間、信号機のある交差点も通らなければならない。


山本に停車

列車は唐津線を走っていたが山本より筑肥線に入る。筑肥線は姪浜唐津間と山本伊万里間で、唐津山本間は路線としては途切れている。これは筑肥線の経路変更に伴い一部区間が廃止となったためである。国鉄の頃は唐津山本間を筑肥線と唐津線の重複としていたようだが、JR九州になって唐津線単独となった。




唐津線と並走する (山本-肥前久保)

複線のようだが、筑肥線(単線非電化)と唐津線(単線非電化)の並列である。


唐津線本牟田部駅付近

並走区間の唐津線側にだけある駅。


唐津線と分かれる




唐津線を跨ぐ


長閑な車窓 (西相知-佐里)


山間を行く (佐里-駒鳴)


上伊万里に停車

終点まであと一駅。


JR九州 筑肥線 普通 2527D列車 [キハ125形] (伊万里)

終着の伊万里に到着。下車する。これで筑肥線の乗りつぶし終了。


metro 筑肥線で伊万里に到着symbol6

筑肥線 普通 2527D 唐津(12:09)→伊万里(12:57) キハ125-4
※山本-唐津間は唐津線。
◆山本-伊万里間の運賃570円 ※唐津-山本間は糸島高校前-博多間の乗車券を利用。

運転士さんに糸島高校前博多間の乗車券を見せ、山本伊万里間の乗車券を渡して列車を降りる。






山本、姪浜方を望む


86キロポスト

現在の筑肥線の営業キロは86kmもない。博多-(廃止)-姪浜-(現存)-虹ノ松原-(廃止)-旧東唐津-(廃止)-山本-(現存)-伊万里という昭和58年以前の経路の営業キロと合う。


車止め

線路はここで途切れている。もともと線路は先に伸びており筑肥線と松浦線を直通する列車があった。急行〔平戸〕は博多長崎間を筑肥線・松浦線・佐世保線・大村線・長崎本線経由で運転していたそう。昭和63年に松浦線は第三セクター会社に移管されて西九州線となる。急行〔平戸〕は廃止された。平成14年、繋がっていた筑肥線と西九州線の線路は分断されてJRと三セクで別の駅舎を持つ駅となった。


以前はこんな風に一つの駅だった




出口へと向かう

収札は車内で行っている。駅は無人だった。




出札口(みどりの窓口)

窓口の営業時間は平日の午前7時半から正午まで。一時間前まで駅員さんはいたのか。


自動券売機

予め帰りの乗車券を購入する。券売機には唐津佐賀鳥栖などの県内の駅名ボタンがあるが、博多までのボタンはない。姪浜を接続駅とする地下鉄との連絡運輸区域に伊万里はない。筑肥線・唐津線各駅と姪浜接続地下鉄経由博多接続でJR九州JR四国JR西日本JR東海の各駅は通過連絡の連絡運輸区域なので東京(都区内)までの乗車券は買えるはず。但し窓口は午前中で閉まっている。


駅舎内の様子

SUGOCASuicaなどの交通系ICカードは利用出来ない。


JR駅を出て往復4車線の道路を隔てて向かい側が三セクの駅


振り向けばJR駅


二つの駅舎は歩道橋で結ばれている


JR九州 筑肥線 伊万里駅 (佐賀県伊万里市新天町)

歩道橋ではなく駅南側の横断歩道へ回ってみる。






道路を横断した


MR伊万里駅 MR Imari Sta.」と「JR伊万里駅 JR Imari Sta.

MR伊万里駅舎に入って見る。


券売機と出札口

窓口の営業時間は午前9時から午後6時まで。但し午後に2回、休憩時間がある。駅舎内には飲食店もある。さて改札口はないのでプラットフォームに出てみる。


松浦鉄道 西九州線 普通 349D列車 [MR-600形] (伊万里)


車止め

ここで線路が途切れるが、以前は筑肥線と繋がっていた。




駅名標は筑肥線と繋がっている

駅舎に戻る。


鉄道駅だけでなくバス乗り場でもある

昭和自動車(昭和バス)西肥自動車(西肥バス)の路線図を掲出。


昭和バスは券売機も設置

路線図を見ると唐津バスセンターとの便、福岡空港国内線(一部は博多バスターミナル発着)との高速バス〔いまり号〕の二路線が確認出来る。高速バス〔いまり号〕は天神日銀前(下りは西鉄天神高速バスターミナル)、博多バスターミナルを経由する。筑肥線と並行する路線である。福岡方面は鉄道より早く乗り換えもない。運転本数も多い。運賃は鉄道の方が少し安い。


松浦鉄道の券売機

券売機では使えないようだが、松浦鉄道車内でnimocaSuicaなどの交通系ICカードが利用出来る。昭和バス、西肥バスでも利用出来る。伊万里で利用出来ないのはJRだけだったのか。


佐世保行の注意書きが

伊万里から西九州線で乗り換えなしで佐世保まで行けるが、松浦たびら平戸口を経由するので遠回りとなる。西九州線から有田で佐世保線乗り換えが推奨される。この時間、有田経由で佐世保に向かうと乗り換え2回だが、伊万里発13時30分で佐世保着15時05分。運賃は1,030円。西九州線のみで松浦経由で行くと乗り換えなしで、伊万里発13時37分で佐世保着16時07分。運賃は2,730円。営業キロは前者が33.6、後者が80.8。大変親切な注意書きである。

その西九州線にはまだ乗った事がない。国鉄時代、日本最西端の駅が松浦線平戸口駅と知り訪れたいと思った。国鉄→JR松浦線から松浦鉄道西九州線となり、平成元年には駅名はたびら平戸口駅と改称された。平成15年には沖縄都市モノレール線が開業して日本最西端の駅は那覇空港駅となった。それでも2本のレールを走る鉄道ではたびら平戸口駅が日本最西端。是非とも西九州線で訪れたい。


松浦鉄道 西九州線 伊万里駅 (佐賀県伊万里市新天町)

しかし今日はJR線の乗りつぶし。MR伊万里駅を後にする。今度は歩道橋で道路を渡ろうと駅の二階に上がると伊万里・鍋島ギャラリーがあり焼き物を展示してある。筑肥線の発車までもう少し時間があるので見学する。入館は無料。


染付秋草文皿 1700~1730年代(盛期鍋島)


青磁陽刻牡丹蝶文瓶 1830~1860年代(後期鍋島)

有田などの焼き物は伊万里港が積出港だった事から伊万里焼ともいう。現在では有田焼と伊万里焼は区別するから、江戸期のものを古伊万里と言って区別する。他に鍋島焼がある。鍋島焼は佐賀の鍋島藩が将軍家に献上、他の大名などへの贈るために藩窯で焼かれたもの。一方の古伊万里は販売用に民間の窯で焼かれ、遠く欧州まで輸出されて王侯貴族の宮殿を飾ったのだそう。


色絵金銀彩水車文皿 1658~1670年代(古伊万里)


染付芙蓉手皿 1690~1710年代(古伊万里)


染付秋草文皿 1700~1730年代(盛期鍋島)

後ろに鏡があるのはお皿の裏も鑑賞するためかな。鍋島焼からもう一度見直す。




色絵杜若文三足付皿 1670~1680年代(初期鍋島)

★修復跡について 江戸時代の修復技法の一つをそのまま残しています。




染付牡丹蝶文水指 1860~1870年代(後期鍋島)




写真撮影・動画撮影出来ます。

眼福でした。ありがとうございました。


伊万里・鍋島ギャラリー (佐賀県伊万里市新天町・MR有田駅2階)


歩道橋を渡ってJR駅へ


下の道路を望む



線路を分断した事でこの道路が整備出来たのかと思う。


JR伊万里駅 JR IMARI LINE

文字起こしして気付いた。「JR IMARI LINE」(伊万里線)とな。


切符は買ってあるのでプラットフォームへ


JR九州 筑肥線 普通 2528D列車 [キハ125形] (伊万里)

伊万里唐津行普通列車(1両編成)。来た列車で引き返す。


metro 筑肥線で伊万里を出発symbol6




乗車券 伊万里 ▶ 570円区間

こんなに乗るなら特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)を買っとけよと思う。まあ本来なら3日目はフェリーで横須賀に向かっていたはず。


大川野に停車


稲刈り中 (駒鳴-大川野)


こちらは青々


松浦川を渡る (佐里-駒鳴)

伊万里市より唐津市に戻る。


唐津線が見えてきた (山本-肥前久保)








唐津線本牟田部駅付近




JR九州 筑肥線 普通 2528D列車 [キハ125形] (山本) ※唐津-山本間は唐津線。

山本に到着。運転士さんに乗車券を渡して下車する。 (つづく)


metro 筑肥線で山本に到着symbol6

筑肥線 普通 2528D 伊万里(13:34)→山本(14:13) キハ125-4 運賃570円


列車は唐津線に入り唐津へ… いずれも令和6年10月16日撮影


唐津城

2024-11-05 09:00:00 | 鉄道

JR九州 筑肥線 糸島高校前駅《北口》 (福岡県糸島市伊都の杜)

令和6年10月16日水曜日。福岡県糸島市の糸島高校前駅に来ている。


駅頭の様子


出札口(みどりの窓口)と改札口

昨日、夕刻に到着した時には閉まっていた出札口が開いている。但し営業時間は午前中のみ。今朝になって買っておいた乗車券を自動改札に投入して入場する。


姪浜方を望む


2面2線の構内


唐津、伊万里方を望む


JR九州 筑肥線 快速 1623C列車 [305系W1編成] (糸島高校前)

福岡空港西唐津行快速列車(6両編成)に乗車する。


metro 筑肥線で糸島高校前を出発symbol6


305系車内の様子


扉にはオリジナルキャラクラー「くろちゃん」





のらくろではないようだ。後で調べて知ったがアニメ「のらくろ」の声は大山のぶ代さんだった。実はドラえもんの前から大山さんの声を聞いていたのだ。大山さんは今年の9月29日にお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。今までありがとうございました。


筑前前原に停車

「ちくぜんまえばる」と読む。原田駅もそうだが、九州ではを「はる」「ばる」と読む地名があるのだなと子供の頃に知った。福岡空港から筑前前原までは各駅に停まっていた快速列車。この先は通過駅もある。


田園地帯を行く (一貴山-筑前深江)


海が見えた (筑前深江-大入)




お天気がよくなってきた (福吉-鹿家)


福岡県最後の駅を通過した (鹿家-浜崎)





海岸に積み上げたような丸い石が見える。包石、かつては鼓石といい肥前国と筑前国の境界線だそう。文化9年(1812)には伊能図の伊能忠敬一行も訪れ歌を詠んでいる。

名にし逢う 響の灘の 白波は 鼓の石に おとづるゝなり

福岡県より佐賀県、筑前国より肥前国に入る。


車海老の養殖場だったか


虹の松原を走る(浜崎-虹ノ松原)


虹ノ松原を通過中


お城が見えた(虹ノ松原-東唐津)


松浦川を渡る (東唐津-和多田)


JR九州 筑肥線 快速 1623C列車 [305系W1編成] (唐津) ※唐津-西唐津間は唐津線。

唐津に到着。下車する。


metro 筑肥線で唐津に到着symbol6

筑肥線 快速 1623C 糸島高校前(9:48)→唐津(10:26) クハ305-1


列車は西唐津へ…

西唐津から先の呼子へも鉄道建設は進み、トンネルや高架橋など出来上がっていた。しかし国鉄は建設を中断してしまう。前に車で波戸岬へ行った時に未成線の遺構を見掛けた。呼子線は開業しなかったけど、現在開業している虹ノ松原西唐津間の線路は呼子線として計画されていたものだそう。


改札口と出札口(みどりの窓口)

自動改札に乗車券を投入して途中下車する。切符は回収される事なく戻ってくる。出札口があるので今日使う別の切符を予め買っておく。


ひこにゃんみたいなキャラクターが! これまで令和6年10月16日撮影

唐津城マスコットキャラクター 唐ワンくんと言うそう。


【参考】 ひこにゃん 令和4年4月11日撮影


これより令和6年10月16日撮影


自動券売機

近距離の券売機のみで指定席券売機は設置されていない。出札口の営業時間は午前7時半から午後7時までなので日中は切符の購入に問題はない。


近距離きっぷ運賃表

直方の運賃表に地下鉄線・筑肥線の駅名はなかったが、当駅では筑肥線、地下鉄線の他、通過連絡運輸での博多から先の鹿児島本線、篠栗線、香椎線などの駅名も見える。鳥栖久留米付近は佐賀経由博多経由の両方の運賃が載っている。


JR九州 唐津線 唐津駅《北口》 (佐賀県唐津市新興町)

筑肥線に所属する駅だと思ったが、唐津線所属だった。唐津線の前身、唐津興業鉄道が明治31年に開業している。筑肥線が唐津に乗り入れたのは国鉄時代の昭和58年である。それまでは松浦川右岸にあった東唐津駅(現在の東唐津駅と位置が異なる)が筑肥線での唐津の玄関駅だったそう。



唐津駅より歩いて唐津城へと向かう。途中で煉瓦造りの建物を見掛ける。


旧唐津銀行本店 (佐賀県唐津市本町)

明治45年竣工の旧唐津銀行本店。平成9年まで佐賀銀行唐津支店の現役の店舗だったそう。








唐津城本丸が見える・三ノ丸辰巳櫓より


町田川に架かる新大橋を渡る


まちなか案内板

地図の下が北になっているが、これで位置関係がおおよそ分かった。





天守閣は昭和41年に建てられたものだが実に格好がよい。


城内橋を渡り本丸へ






本丸の近くには市営の駐車場(有料)がある

地下道で道を渡っていざ本丸へ。


石段を登る


※最短経路ではありません。歩いた経路とは若干異なります。


天守閣に到着



天気予報には曇りや雨のマークがあったが、秋晴れとなった。


唐津城の猫、からにゃん?

唐ワンの姿は見掛けなかった。






松浦川の河口を挟んで東唐津を望む

筑肥線が唐津へ乗り入れる前は、河口の近くに東唐津駅があり博多方面からの玄関口だった。


虹ノ松原を望む




筑前国・福岡県糸島市(旧糸島郡二丈町)まで望める


唐津湾のすぐ沖には…


高島

唐津市に属する有人島。長崎放送の中波(AM)の中継局がある。しかし今年2月よりAM停波実証実験により放送を休止。FMで放送を行っているが中継局は高島ではないもよう。長崎放送のラジオは長崎県と佐賀県の二県が放送エリアである。山口県では山口放送がAM停波実証実験により放送を休止している。広島県では中国放送は今回のAM停波実証実験には参加しておらずAMとFMの両方で受信出来る。ラジオを聞くのは車の中が多いが、FMは電波の弱いところへ行くとノイズが入るのが気になる。また広範囲に電波が届かないのでや中国山地の山中を走っている時にはお話にならない。広範囲で聴取出来る中波は残して欲しいところ。


北の方を望む

ここから呼子は見えないか。日本海側では朝鮮半島からの中波が混信するという話を聞くが、玄界灘に面するこのあたりもFMにした方が混信対策にはいいのかな。


唐津も石炭積出港で唐津線が港へ運んできた








天守閣は…まあいいか

列車の時間があるので。










藤棚

今は藤の季節ではありませんが。お城から石段を降りてゆく。なお有料だけれどエレベータがある。




地下道には陶板に描かれた唐津曳山


駐車場の猫、ちゅうにゃん?ニャンちゅうではない


城内橋を渡り駅へと戻る


町田川と唐津城天守




旧唐津銀行本店まで戻ってきた


二人の銅像が…

ベンチにおられるのが曾禰達󠄁藏氏。建築家。嘉永5年(1852)唐津藩士の子として江戸に生まれる。三菱社に入り東京丸の内のレンガ造りのオフィス街を築く。


辰野金吾氏 これまで令和6年10月16日撮影

東京駅の他、多くの建物を設計された建築家。嘉永7年(1853)唐津藩士の子として生まれる。姫松家から子のいなかった叔父の辰野家の養子となる。藩の洋学校「耐恒寮」では高橋是清(後の首相)に学び、曾禰達󠄁藏氏と出会う。

旧唐津銀行本店(辰野金吾記念館)に入れば更に詳しく判るのだろうが列車の時間があるので中には入らない。ちなみに旧唐津銀行本店は多忙であった辰野氏に代わって愛弟子の田中実氏が設計する。


旧唐津銀行 辰野金吾記念館 (佐賀県唐津市本町)


JR東日本 東海道本線 東京駅《丸の内中央口》 (東京都千代田区丸の内) 令和6年4月7日撮影

多忙の辰野氏が手掛けていたのが大正3年開業の東京駅。


大原老舗 唐津本店 (佐賀県唐津市本町) これより令和6年10月16日撮影

ん十年前、福岡のラジオCMで聴いて気になっていた大原松露饅頭のお店はここだったんか。




うなぎ 竹屋 (佐賀県唐津市中町)

雰囲気のある木造三階建。登録有形文化財のプレートもある。何のお店かなと通り過ぎたけど、後で調べると鰻屋さん。大正12年の建築で建物内の写真を見ても趣がある。そして鰻の写真が美味しそう。この日は定休日だった。これはまた唐津に来なければいけないな。






駅に戻ってきた


唐津曳山

駅頭にあるこちらは唐津焼で出来た像なのだそう。 (つづく)

糸島で一泊

2024-11-03 21:00:00 | 鉄道

ジョイフル 田川伊田店 (福岡県田川市大字伊田)

令和6年10月15日火曜日。福岡県田川市に来ている。ジョイフルで昼食を済ませ駅へと向かう。


石炭記念公園 (福岡県田川市大字伊田)

かつての炭鉱が公園になっており、立ち寄る。






香春岳を望む

一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳からなる。最高峰は三ノ岳で511m。


手前に見える一ノ岳は石灰石の採掘で平らに…


旧三井田川鉱業所伊田竪坑 第一・第二煙突

石炭記念公園の中の写真に戻る。汽罐場の排煙の2本の煙突は明治41年に完成。国登録有形文化財に指定されている。高さは45.45m。あんまり煙突が高いので さぞやお月さん 煙たかろ♪と炭坑節に謡われる。田川市が炭坑節発祥の地なのだそう。


公園に隣接する博物館には蒸気機関車が静態保存されている


9600形蒸気機関車 59684号機 (田川市石炭・歴史博物館)

門デフキュウロク



大正11年、川崎造船所兵庫工場(現川崎車両兵庫工場)にて製造。戦前に九州にやって来た。戦後には筑豊の路線網を走っていたのか。昭和49年には〔さよならSL列車〕を牽引し、その後廃車となったようである。きれいに保存されている。


炭住が復元されている


旧三井田川鉱業所伊田竪坑櫓

地底から人や石炭等を運ぶためのケージを昇降させるためのものだそう。明治42年に作られた。国登録有形文化財に指定されている。また三井田川鉱業所伊田坑跡を含む筑豊炭田遺跡群が国指定史跡となっている。今日は煙突や櫓だけを見て駅へ戻る。




1日乗り放題「ちくまるキップ」(1,000円)

田川伊田駅に戻ってきた。今日は伊田線・糸田線・田川線が一日乗り放題となる「ちくまるキップ」を持っている。もう乗りつぶしは終わったがアンコールで伊田線に乗って行く。


平成筑豊鉄道 伊田線 普通 2236D列車 [400形] (田川伊田)


411号車は「ちくまるLINEスタンプ号」

行橋直方行普通列車(1両編成)に乗車する。


へいちくキャラクター「ちくまる」


metro 伊田線で田川伊田を出発symbol6


石炭記念公園を望む (下伊田-田川伊田)


日田彦山線が分かれる

田川市を出て田川郡福智町から直方市に入る。豊前国より筑前国に入る。今回の旅行ではもう豊前国に来ないはずだった。あかぢ駅の手前で直方市より鞍手郡小竹町に入る。


遠賀川を渡る (南直方御殿口-あかぢ)

川を渡ると小竹町より直方市に入る。


筑豊本線(複線電化)が近づく


平成筑豊鉄道 伊田線 普通 2236D列車 [400形] (直方)

終着の直方に到着。下車する。


metro 伊田線で直方に到着symbol6

伊田線 普通 2236D 田川伊田(14:45)→直方(15:22) 411
◆「ちくまるキップ」を利用







当初の予定では新門司港より東京九州フェリーを利用するつもりだった。日曜日・祝日は運休なので昨日は行橋に泊り、今日は筑豊地区の乗りつぶしをして夜の船に乗る計画だった。しかし何日か前には満席となってしまった。さあどうするか。今日は一泊して明日のLCCの便を利用しても費用はあまり変わらないし、明日の到着に変わりはない。という事で今日の福岡市近郊の宿と明日のLCCの便を予約している。これから福岡市へと向かう。


JR九州 筑豊本線 直方駅 (福岡県直方市大字山部)

改札口と出札口(みどりの窓口)と自動券売機。指定席券売機は見当たらない。


近距離きっぶ運賃表

SUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリアの移動なのでSUGOCASuicaなどの交通系ICカードが利用出来る。自動改札をSuicaで入場する。


若松方を望む




JR九州 筑豊本線 普通 6661M列車 [BEC819系Z004編成] (直方)

若松直方行普通列車(2両編成)が入ってきた。非電化区間は蓄電池で走るDENCHA


JR九州 筑豊本線 普通 2663H列車 [817系V1514編成] (直方)

直方博多行普通列車(4両編成)に乗車する。


metro 筑豊本線で直方を出発symbol6


伊田線南直方御殿口駅付近 (直方-勝野)

筑豊本線と伊田線の並走区間。伊田線側だけにある南直方御殿口駅。平成元年のJR九州からの転換時にはなく、平成13年に設けられた新駅。


伊田線(複線非電化)と分かれる


遠賀川を渡る (小竹-鯰田)


新飯塚に停車

ここは後藤寺線乗りつぶしで訪れた。


また遠賀川を渡る (新飯塚-飯塚)

飯塚からは単線となる。筑豊本線は複線と単線区間が存在する。


桂川に停車

桂川で列車は筑豊本線より篠栗線に入る。


篠栗線に入り列車は快走する (桂川-筑前大分)

桂川篠栗間は昭和43年開通の比較的新しい区間。篠栗トンネル(4,550m)を抜けて筑豊地域から福岡地域に入る。


山間を走る (城戸南蔵院前-筑前山手)


平野部に出た (篠栗-門松)


鹿児島本線が近づく (柚須-吉塚)



吉塚博多間は鹿児島本線だが篠栗線の列車が走る線路が用意されている。


JR九州 篠栗線 普通 2663H列車 [817系V1514編成] (博多)
※吉塚-博多間は鹿児島本線。

終着の博多に到着。下車する。


metro 篠栗線で博多に到着symbol6 ※吉塚-博多間は鹿児島本線。

JR九州博多駅の自動改札をSuicaで出場する。急いで地下の福岡市交通局1号線(空港線)に乗り換え。地下鉄の博多駅の自動改札をSuicaで入場する。夕方で混雑している。写真を撮る事もなく福岡空港西唐津行普通列車(6両編成)に乗車。博多を出発。混んでいて座れないが、次の祇園で近くに空席が。すぐに腰掛ける。地下鉄は天神など福岡市街地を通り、混雑は続く。地上に出て姪浜に到着。地下鉄はJR九州筑肥線に乗り入れる。かつて筑肥線は姪浜ではなく博多が起点だった。昭和58年に博多姪浜間を廃止し、この区間は地下鉄1号線が担い筑肥線に直通運転する事になった。列車は筑肥線内に入っても混雑している。車窓を見る事もなく糸島高校前に到着。下車する。


JR九州 筑肥線 普通 627C列車 [305系W4編成] (糸島高校前)


metro 筑肥線で糸島高校前に到着symbol6

筑豊本線 普通 2663H 直方(15:45)→博多(16:53) クモハ817-1514
※桂川-吉塚間は篠栗線。吉塚-博多間は鹿児島本線。
1号線 普通 博多(17:01)→糸島高校前(17:41) JR九州クハ305-4
※姪浜-唐津間はJR九州筑肥線。唐津-西唐津間はJR九州唐津線。姪浜-西唐津間は普通627C列車。
◆直方-糸島高校前間の運賃1,610円




出札口(みどりの窓口)と改札口

窓口はあるけど無人である。


営業時間のお知らせ 7:30~12:00

午前中しか開いていないのか。今日のうちに明日の切符を買っておくつもりだったが仕方がない。


唐津、伊万里方を望む

ところで記事を書く時に気付いたのだが、鉄道会社等のサイトで調べた運賃とICカードの履歴印字とを照らし合わせてみると、調べていた運賃と異なる履歴を見付ける。

【調べていた運賃】
・直方-博多間    950円
・博多-糸島高校前間 580円

【ICカード明細】
・入場 直方   出場 博多   950円引き去り
・入場 地)博多 出場 糸島高校 660円引き去り

博多糸島高校前間で運賃が80円多く引き去られている。 誤収受かと思ったが博多からの利用客は多いだろうし、間違えたままという事はないだろう。さんざん考えた結果、思い当たる制度がある。通過連絡運輸。直方から糸島高校前までの運賃計算キロを算出してみた。

・直方-桂川間    擬制キロ 22.5
・桂川-博多間    営業キロ 26.9
・姪浜-糸島高校前間 営業キロ 11.3

運賃計算キロは 60.7。端数を切り上げてJR九州内の普通運賃表に当てはめると、運賃1,310円。これに地下鉄の博多姪浜の運賃300円を足すと、1,610円。これで間違いない。糸島高校前の引き去り額が660円なのは直方糸島高校前間の運賃に合わせるため。理屈は判ったが何だかもやもやする。運賃表の境目は60キロなので一駅手前の波多江までの運賃は1,430円となり、ICカードだと博多からの引き去り額が480円のはずだから、何で100円安いのか悩むところだった。そっちのほうがいいな。後から思っても仕方がないが、一方の列車だけでも紙の乗車券で利用するか、2枚のICカードを博多で使い分ければよかった。普段よく乗る路線でもなければ細かい運賃まで把握してない。


JR九州 筑肥線 糸島高校前駅《北口》 (福岡県糸島市伊都の杜)

この時は80円損したとか思ってもいない。いやいや認可された正式な運賃ですから。


駅頭の様子


糸島市イメージキャラクター「いとゴン」

いとこん…糸こんにゃく?と思ったが、暗くなってきて読み間違えていた。後で調べるといとゴンだった。いとしまのドラゴンだそう。糸島市は平成22年に前原市、糸島郡志摩町、二丈町が合併して発足。前原市も平成4年までは糸島郡前原町だから、糸島郡でまとまって糸島市なのかと思う。郡名は消えても市名で残るのはいい。




HOTEL AZ 福岡糸島店 (福岡県糸島市浦志)

駅前のホテルにチェックインする。ホテルのサイトから予約して夕食付にして5,910円(朝食は無料で付いている)。これに福岡県の宿泊税200円が加わる。


客室の様子


二段ベッドが

山梨県と長野県のHOTEL AZさんに泊まった時も二段だったが、九州では初めて二段の部屋に泊まる。一人で泊まるので普通のシングルルームの方がよかったが空室の関係である。


後でお茶を飲もう


客室からの眺め

隣のイエローハットさんが見える。


tv 福岡局のニュース

小倉でこの時間に視聴したら県内でも北九州局からの別番組だった。


tv BSにすると…

この回は最近見たな。


吉竹さんのお天気を見て…

曇りに雨マークが見える。今日は雨は降らなかったが明日はどうなのか。


夕食は和食・洋食・中華の料理のバイキング形式

宿泊プランの夕食あり・なしの差額は千円以下だった。夕食なしで予約しても宿泊者以外でも990円で利用出来る。


キリン一番搾り生ビール(中ジョッキ)(418円)

アルコールは別料金。料理を食べて麦酒を飲む。実に旨い。


二階堂(大分/麦焼酎)(220円)

二杯目は焼酎をロックで。


お酒のアテに鶏と漬物をおかわり♪


coffee 食後にコーヒーsymbol6 これまで令和6年10月15日撮影

ごちそうさまでした。部屋に戻る。テレビをつけるが動画サイトを見る事は出来ない。寝台に横になるとウトウトする。照明を消してから本式に就寝する。


客室からの眺め これより令和6年10月16日撮影

令和6年10月16日水曜日。糸島市のホテルで起床する。


糸島半島を望む

客室からは北側が見える。


南側は筑肥線

朝食の前に駅に行って切符を買って帰ってきた。駅が近いので朝飯前である。


朝食バイキング

朝食バイキングは無料で付いてくる。高菜に辛子明太子が九州らしくていい。旨い。


coffee 食後にフルーチェとコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


乗車券 糸島高校前 ➡ 博多(2,530円)

昨日はSuicaを使ったから判らなかったが博多までこんなにするのか。冗談はさておき、糸島高校前博多間の運賃は筑肥線・地下鉄線経由で580円。写真の乗車券は糸島高校前-(筑肥線)-唐津-(唐津線)-久保田-(長崎本線)-鳥栖-(鹿児島本線)-博多という経路となっている。三日間連続でこれだけJR線を使うのなら特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)を買えばよかったかなと思う次第。計画段階では九州滞在は二日間だった。



列車の時間があるので今日も午前10時までホテルでうだうだしてはいられない。快適なホテルをチェックアウトして駅へと向かう。 (つづく)