キイジョウロウホトトギスが見頃との記事が新聞の地方欄に出ていて、母が見たいというので
隣の岩出市の緑花センターまで行ってきました。和歌山県の緑花センターは以前は有料でしたが、
近年駐車場、入場料とも無料となったので手ごろに出かけられるようになりました。
今日は日曜日ということもあって、家族連れなどでにぎわっていました。
キイジョウロウホトトギスという草花は、紀伊半島の南部に自生しているユリ科の多年草植物で、
乱獲などにより絶滅が危惧されている花です。写真などで何度か見たことはありましたが、
私も実際に咲いているのを見たのは今回が初めてでした。
写真はいずれもEOS30D+タムロンの広角ズームの組み合わせで手持ち撮影です。
花の形だけ見ると、大雪山中でよく見かけるウコンウツギに似ています。垂れ下がるように咲く様が
とても気品ある草花ですね。
ついでといっては何ですが、園内のその他の花も写してみました。雲の多い空模様ながら、
青空もあって日も差しました。夏場などは、マクロレンズを持ち込めば一日中昆虫や花の
クローズアップ撮影で遊べそうですね。無料なのがうれしいなあ。
その帰り、「JA紀の里ファーマーズマート・めっけもん広場」へ寄って野菜などを買い込んできました。
めっけもん広場は今では全国各地津々浦々にある農産物直売所の草分け的な存在で、
当時(今でも?)売上高が全国一というので、各地から視察に続々と訪れて、その運営方法の
ノウハウなどを学んで帰ったと聞きます。
日曜日なので覚悟していましたが、やはり店内はごった返していました。車は比較的近い第2駐車場へ
かろうじてとめられたのが幸いでした。その点平日のほうが都合がいいのですが、平日も
それなりに混んでるんですよ。峠道を越えて、大阪側からも多数来店されるんですね。
念願の花を見られて、その上たっぷり買い物ができたので、母も満足したようです。
たまの親孝行をした一日であったとしておきましょう。