写真は朝日新聞の年末と年始のテレビ番組表です。ざっと目を通しましたが、これといって
特別こだわって見たくなる番組はなさそうです。もちろんこれ、NHKだけのお話で、
民放ははなから期待していないのですが、バンバン番宣をしていない地味なプログラムでも
けっこういい番組があったりするんですよね。たまたまチャンネルを変えたときにでも
そういったのにめぐりあえたら幸いなのですが。
なので、先日から録りためてまだ見ていないのをまとめ見するいい機会になりそうです。
たとえばボブディラン特集。総合、BSプレミアム、BS1と様々なチャンネルでやってたのを
たぶんほぼすべて録画しておいたから、けっこう見応えがあると思います。あと楽しみに
しているのが「名盤ドキュメント~矢野顕子・JAPANESE GIRL」。矢野さんのアルバムって
一度も聞いたことなくて、もちろんこのデビュー作もなんだけど、これにもティンパンアレーの
面々が参加しているんですね。吉田拓郎さんの「SONGS]もまだ見ていないので、こちらも
お楽しみです。
これからの番組で録画予約してあるのは、明日から始まるのが「シリーズ江戸川乱歩短編集Ⅱ
妖しい愛の物語」。短編小説の『何者』『黒手組』が映像化されるのは、おそらくこれが
初めてなんじゃあないかな。前回の短編集Ⅰは、せっかくの満島ひかりさんを活かしきれず
期待はずれだった。今回『人間椅子』では、あえて満島さんを明智小五郎役でなく起用している
ようですし(もちろん、原作にも明智は登場しない)、あえて満島・明智を強調しすぎない
構成がなされているのかもしれません。
同じ短編集なら、先日放映された横溝正史版のほうがずっといい出来栄えでした。
横溝氏の短編は元々すごく面白いがこれまであまり映像化されたことはなかったし、
深夜枠とはいえ散りばめられたエログロなエッセンスをどう処理するのだろうかと、
あまり期待していなかったのですがね、そのあたりも含めてうまい映像表現で
世界観を醸し出してくれました。池松壮亮さんの金田一も予想以上にはまっていたし。
それに引き換え、NHK版の「獄門島」は企画倒れでした。そしたら、オリジナル
(といえるかどうかストーリーが改ざんされている)の映画版はどうだったかというと、
これももうひとつでした。同じ映画なら「犬神家の一族」のほうが数段出来が良かった。
獄門島は映像化するのが難しいのかな? 原作はとても面白かった記憶があるのですが、
読んだのはもう40年くらい前… 一度読み返して見なければなりませんね。犯人などが
わかっていて、それでもどれだけ引き込ませて読ませてくれるかですかね。
あと、これは1月8日(日)からの放映ですが、「刑事フォイル」のセカンドシーズンが
始まるみたいです。「真田丸」が終わってさみしかった穴をこの番組が埋めてくれそうです。
第二次世界大戦中のイギリスを舞台に展開されるドラマは異色な設定で、続き物の
興味を持たせながらも基本的には一回ごと物語が完結するので、今から見始めても
十分楽しめると思いますよ。しっかり作り込まれたいい作品でお勧めです。
まあ、テレビばっかり見てないで、本も読めってことなのでしょう。あんまりいい番組が
多すぎないほうがいいのかもしれません。皆さん、よい年末年始をお過ごしください。
早咲きのスイセンが咲き始めました。冬は花が少なくなるので、我が家では貴重な存在です。
毎年この時期咲き誇るサザンカは、枝をずいぶん刈り取られたので、今年は数輪さびしく咲いている
程度ですしね。
以下の花々は母が買ってきて植えたもので、どれも花期が長いので早春まで楽しませてくれるもの
ばかりです。
サクラソウ。
パンジーたち。
サクラソウとパンジー。
母が寄せ集めでつくった飾り物。我が家でクリスマスっぽいものといったらこれだけ。
ケーキすらない。