10:10出発し、大船山を目指す。足が上がらず、段原まででかなりへばった。女性ガイドのFさんとすれ違う。
NHKの登山番組にも出演されていた方だ。挨拶をしたが、向こうはこちらがどこの誰だかわからない。
大船山11:15着。紅葉時期の日曜日、しかも好天に恵まれ、山頂大にぎわいである。この頃から周辺
雲が多くなり始めた。写真は北大船~平治岳方面を望む。色付き始めている木々もあるが、全般モノトーンの
景色。今年の紅葉は遅れているのか、それとも状態が良くないのか、この時期初めての私にはよくわからない。
山頂から御池を見下ろす。色艶やかな紅葉はあまり多くない。
久住山など九重連山の主峰と彼方に阿蘇山を望む。大船山の斜面は色付きが進みつつあるようだ。
人出がやや少なくなるまで待って、御池まで下りてみた。池のほとりまで降りたのは今回が初めてだ。
おじさんに道を尋ねたら、「ここは上から眺めるだけだよ」と言われ、たしか近くまで行けたはずだよなと
もうおひとかたに聞いてみたのが、奇遇にもhanamaruさんだったってわけだ。
九重の中では一番早く紅葉が始まると聞いたような気がしたが、鮮やかに色付いた木々はそれほど
多くない。ピークには少し早いのだろうか。
雲間から時々日も差したし、風も弱く水面に周囲の木々が映りこみもしたしで、それなりに撮影は楽しめた。
16:05テント着。広いフィールドに点在するように設営されているので正確な数を計るのは難しいのだが、
10張り程度しかテントはなく、静かな夜になりそうだ。法華院温泉までビールを買いに行って酒宴。
10月14日(日) 晴れのちくもり
早朝までには雲が晴れ、快晴に近いような上天気だ。しかし予報では午後以降雲が広がってくるらしい。
放射冷却でかなり冷え込んで、登山道には霜柱もあった。
ヘッドランプがいらなくなるまで待って、5:55出発。雨ヶ池までの登り、トレーニング不足の体には堪える。
登山道沿いで何度か見かけた木に咲いた花のようなものは、マユミという名の木の果実だそうだ。
ピンク色の実がとても愛らしく、三俣山をバックに写真を撮れた。うまく写せていたらいいのだが。
雨ヶ池で咲いていたマツムシソウ。とてもきれいだった。
ミヤマキリシマの狂い咲き。ここだけでなく、このあと何箇所かで見かけた。例年のことなのだろうか?
まだまだにぎわっている坊ガツルに8:30到着。好天の週末で、昨夜はずいぶんテントの数も多かったようだ。
ススキに囲まれた別天地を見つけ、ここにテントを設営。平治岳をバックに記念撮影。おそらくこれが
このテントのお別れ登山となる予定だ。
昨年からモスキーネットの開閉が怪しかったのが、この夏ついにうまく締まらなくなったのだ。2007年に
購入したこの二代目アライテント、11年使ってきて全体的にかなりお疲れで、ここまでよくがんばって行動を共に
してくれたと労い、来期は新戦力で挑みたいと思う。
しかしこの秋、大雪山ではタチの悪いキツネが出没し、知人がテントを破られるなど被害を受けたと聞いた。
さすがにここまでくたびれたテントだと諦めがつくが、新品をやられたらシャレにならない。そうすると
このテントを延命させたほうがいいのだろうか?
坊ガツル湿原のリンドウ。