7月2日(火) 曇りのち時々雨
天気予報がコロコロ変わる上、それでも微妙に外れるので大変困る。「気圧の谷」ってのは
本当に厄介で、天気が良くないのが基本として、どれくらい良くないのかの幅が広いようで、
予報を出すほうも、その予報を信じるのか当てにしないのかを決める出される側も、その
判断が大変難しいのだ。
この日も前日の予報は「帯広/曇り時々晴れ」であって、確かに昨夕からの雨は上がってはいて、
少しだけ青空も覗いてはいたがそれは一部、ほぼ一面どんよりと厚い雲に覆われていて、どう考えても
いい天気には思えなかった。
ダメ元で、予定していた東ヌプカ登山するために然別湖方面に向かう。写真はその途中の扇ヶ原
展望台から撮影したもの。久々立ち寄ると、周囲の樹木が成長し視界を遮り、以前のような広大な
眺望は望みにくくなっていた。写真わかりづらいだろうが、大地を低く覆っているガスが晴れつつあり、
しかしそのさらに上空には厚い雲があるという二重構造のような状況だ。これだけ見ても
読みづらい天候だとわかるというものだ。
東ヌプカ山上部はガスで覆われ、弱い霧雨も降っていて、登山口でしばらく待機して様子を見たが
天候悪化の場合のずぶ濡れは避けたく思い、歩く距離の短い駒止湖湖畔でナキウサギ観察することに
変更して移動した。
駐車場所から5,6分でナキウサギ生息地に到着。
問題:この写真のどこにナキウサギがいるでしょうか?
先に来ていた栃木のおじさんと、あとからやってきた神戸のおじさん(この二人は別の場所で
一緒だったことがあるみたいで顔見知りだった)と三人だけで3時間くらい滞在しただろうか。
二人は主に野鳥撮影をメインの目的としてやってきている方々らしい。
先日北海洋さんらに指南を受けている私が撮影のイニシアティブをとるだろうはずが、結局この
二人に居場所を教えてもらうなどして助けていただくことのほうが多く、団の面目丸つぶれ
である。さすが日ごろから野鳥などの動物写真に長けている方々であった。
子ナキちゃんは私からは離れた遠くに出てしまい、ほとんど撮影できなかったのが残念だが、
親のほうは少しだけ撮影できたのでまあ良かったとしておく。機材を片付け、立ち去ろうとしたら
雨が降り始めたのも、タイミングとしてはラッキーだった。
回答:もし少しでも目を凝らし、ナキウサギを探した方が本当にいたならば陳謝する。
この写真の中にナキちゃんはいない。トンチのような回答なら、岩の下(トンネル)の中には
潜んでいる可能性は高いが。ナキウサギが出たら、必死になって望遠レンズで追っているので、
コンデジでまで撮影する余裕は私にはないのだ。
もし実際の現場でナキちゃんを探そうとした経験のない方々には、こうした岩場で、
その岩と同じような色合いの保護色の小さなナキちゃんを見つけだす苦労を、少しでも
実感していただけたなら幸いである。
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