相変わらず物価高がひどいですねえ。スーパーで必要最低限な買い物をするだけで、
あっという間に支払額が5千円~1万円くらいになっていて驚きです。金銭感覚が
追いつきません。
ウイスキーも時流にあらがえず、値上げされ、私がこのところ愛飲している
「鵃(ミサゴ)5年樽熟成」は、2130円(税別)になりました。今回も
それを買い求めるつもりが、高くなりついでに、同じ価格帯で別の銘柄を試して
みることにしました。それで買ったのが、福島県郡山市の笹の川酒造「山桜」と
いうお酒で、2000円でした。
自社のモルトウイスキー原酒に、英国産のグレーンウイスキーをブレンドして、
味を整えているようです。これは鵃などでも同じような手法で、お値打ちに、
それなりの品質で、手早く製品化するためなのかもしれませんが、これでは
純粋に「ジャパニーズウィスキー」とは呼べないのかもしれません。ちなみに
角瓶のラベルには、モルト、グレーンともに国内製造と記載されています。
もうひとつ新たに買ったのが、イオンのプライベートブランドの「薫(かおる)
・1280円」です。これまで「樽(たる)・980円」という似たような
ウイスキーがあり、この生産を打ち切り、薫へと移行させたようです。なので、
品質や味は樽と似たり寄ったりで、価格上昇分グレードが上がったわけでないと
想像します。
正直淡白すぎて、樽の味はイマイチでしたが、酔っぱらってしまうと、
味の良し悪しは二の次となる私なので、深酒用に買い求めていました。全体的に
ウイスキーの価格が大幅に高くスライドしてしまったので、これからは薫を
メインにせざるを得ないのかもしれません。量を減らしたくないのであれば
なおのこと。
昨夜さっそく山桜を試してみました。悪くないと思います。ウォッカのような
独特の香りがあり、これでさらにまろやかさと甘みが加わればとも思いますが、
この価格ではこんなものでしょう。個性的な風味が災いし、飲み飽きしそうな味
にも思えるので、いろんなお酒との飲み合わせがいいと思いました。
*今日夕方、NHKで「大雪山・花紀行~「神々の庭」の短い夏~」という番組を
たまたま見ました。最近放映された番組の再放映だと思いきや、なんと
1985年制作で、ナレーションが樫山文枝さんだったことにも驚きましたが、
それ以上に度肝を抜いたのが名に恥じぬ「花いっぱい」の五色が原の映像でした。
当時はあんな高密度で色とりどりの高山植物が咲き乱れていたんですね。現在では
乾燥地化が進むなどし、五色が原では大規模な花畑はほとんど見ることが
できなくなりました。わずか30~40年のスパンでこの変わりよう、この先は
10~20年でもっと大きな変化が起こりうるかもしれません。この夏の
北海道の異常な暑さなどを鑑みると、あり得ない話でなさそうです。
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