『ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団』を買いました。私はROLLYさんに対して、時々テレビでお姿を
拝見する程度で、どんな方なのか、どんな音楽なのか、ほとんど知識を持ち合わせていませんでした。
で、こわごわとさっそく聞いてみたのですが…
なんと表現していいのか、こういうの「ぶっ飛んでいる!」というんでしょうか? お互いの摩訶不思議な
表現力がクロスオーバーして化学反応を起こしている感じ。おそろしいロックアルバムの完成です。
(こういうの、「谷山ヒロック」と言うとか言わないとか)
オリジナル曲が総じてアップテンポ化され(そう聞こえるだけ?)、全般ノリがよくなっています。
ROLLYさんのギターが終始響き渡っているのがとてもカッコいいのです。
私が好きなアルバム『月光シアター』から多数の曲が選曲されているのも好ましい。
このアルバム、谷山さんの数あるアルバム中でトップクラスの出来栄えだと私は思っているのですが、
不思議とここからベストアルバムにはほとんど選出されていないのでね。
まだ数回聞いただけの感想ですが、「Elfin」「ねこの森には帰れない」などの完成度が特に高いと
思いました。「ねこもり」はオリジナルがアレンジを含めほぼ完璧な仕上がりなので、これを越える
カバーはありえないと思っていましたが、もしかして匹敵するバージョンの出現かも。
ROLLYさんがソロでボーカルを務める「素晴らしき紅マグロの世界」「あたしの恋人」が妖しすぎるし、
同じくROLLYさんのナレーションとボーカルがハマりまくった「第2の夢・骨の駅」は、これも
オリジナルを凌駕する出来栄えに思いました。ノリノリのロックンロール調「ヤマハ発動機社歌」も
強力すぎます。アルバム名と同じタイトル曲と「カズオくんと不思議なオルゴール」の2曲の新曲も
哀愁を帯びたメロディがいい感じです。
谷山さんのボーカルもROLLYさんに引っ張られたのか、10 いや、20歳くらい若返った感じで、
全般に明るく、ノリノリなのがいいですね。ROLLYさんがインタビューで語っておられるような
「日本のロック名盤100選」に入るかどうかはともかく、異色のロックアルバムの登場であることには
違いないようです。ロック好きな方は、ROLLYさんのギターワークに代表される、バンド「THE 卍」の
スーパープレイに酔いしれるだけでも価値があるかもしれませんよ。
「のこちゃん・手さげ袋」が購入者特典でついていました。
*和歌山市は台風が遠のき、静かで涼しい夜です。先ほど雨戸を開けようとしたら、中秋の名月が
雲間から顔をのぞかせていました。これで遠慮なくお団子が食べられるな。
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