旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

が、デジタルは嘘をつく~使用後

2007-06-23 08:22:01 | 展覧会の絵

ちゃちゃっとレタッチしたのがこの写真です。
言われなければ(言われても)、三脚の影があったこと、レタッチしたことも
わかりませんよね(これくらいのサイズでは)。
私の場合。取説見ながらなので少々手間取りましたが、
慣れてる人ならものの数分の作業です。

この写真はデジタル化してはいますが、元はフィルム写真なので
オリジナルの存在がはっきりしていますが、デジタルってそれが曖昧な気がします。
デジタル写真関連の記事を見ていると、「RAWで撮ってレタッチ処理」が
当たり前のような書き方をしているので、それがアナログ人間には
物凄く違和感があります。
特に35㎜はフィルムが小さいこともあり、「基本的にノートリミング、できあがった
ポジそのものが作品である」と最初読んだ本(風景写真講座)に
書かれていたので、私にはそれがいつも頭にあったのですね。
その考え方そのものを変えなければいけない時が来たのでしょうか?

ならば、レタッチはどこまで許されるのか?
今のところ私の中の定義は

○=自分の目で見た風景にできるだけ近づける
×=それ以上の作為的なもの

となっています。
もちろん、個人的に楽しむ分にはこの限りではないでしょうし、また、
それ以外は、どんなレタッチを施しているのか注釈を書き加えてほしいですね、
少なくとも人さまの目に触れるような場での発表の際は。
この写真にしたって、デジタル化した時点でポジとは少し色調が違うし、
さらに圧縮して輪郭が少しぼやけてしまっているので、
ちょっとシャープネスをかけるともうちょっとマシになるような気がします。

EOS-1DmkⅢのカタログを見ていると、
オリジナル写真の判定キットがあるようです、別売りで8万円もしますが。
いずれほぼ全ての写真がデジタルになるでしょうから、より簡単に
オリジナルか否かを判別できるシステムを完備してほしいですね。





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