慶喜

心意気
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禁欲を求め、利子を嫌悪したキリスト教2(修道院)

2022年11月07日 | 宗教
🌸禁欲を求め、利子を嫌悪したキリスト教2(修道院)

 ☆キリスト教は大きな問題を抱えてきた歴史
 ☆清貧を追求すれば、異端が生まれるという矛盾が生じる

カトリックと修道会
 ☆『新約聖書』に、イエスの言葉が出てくる
 *イエスは、経済的な豊かさを追求しても天国には行けないと言った
 *キリスト教は聖職者が独身、清貧を強調する傾向がある
 ☆その例、フランチェスコ会の創設者修道士フランチェスコ
 *商人の子フランチェスコが戦場に赴く
 *悲惨さを経験することによって帰還後に大きく変わる
 *自分の財産をすべて捨てて裸になる
 ☆修道会とはカトリック教会から生まれた修道団体
 *生活の場が修道院
 *修道会はカトリックと正教会に見られ、プロテスタントにはない
 ☆修道会に入るには、3つの修道誓願(清貧、貞潔、従順)を立てる
 *清貧とは私有財産の放棄
 *貞潔は独身生活
 *従順は会の上長者への絶対的服従
 ☆修道院は、男女別々で、男性は「修道士」・女性は「修道女」
 *俗世間から離れて戒律を守りながら、祈りの日々を送る
 ☆修道院も、20世紀以降変わってきた
 *修道士たちも社会性を持ち、外部と積極的にかかわるようになる
 ☆曽野綾子さんはカトリック信者、彼女の小説『不在の部屋』
 *修道院が、いかに変わったかが記されている
 *タイトルの「不在」とは「神がいない」ことを意味している
 *その内容はカトリック信者の間で物議を醸した

経済的自立を目指した修道会
 ☆修道院という形態はのちの姿で、原点は
修行者が砂漠や山中などで
 *個人的に祈りの生活をしたり、苦行を実践したりしたことが始まり
 ☆修道会の規則「聖ベネディクトゥスの戒律」をつくり上げる
 *「もっと祈れ・もっと働け」がモットー
 *ベネディクトゥスが創立した修道会、現在のベネディクト会
 *修行者にとって修道院の生活が大きな比重を占める様になると
 *個人で苦行していた人、自らの罪深さを克服するために行っていた人
 *修道院では中庸の精神、快楽でも苦行でもない道を歩む
 *労働によって経済的な自立をはかつていくことになる
 *ベネディクト会はその後、衰退する
 ☆修道院、クリュニー修道院の改革がなされ持ち直す
 *典礼が整備され、修道院での生活、神への信仰に結びつくようになる
 *領主が持っていた聖職の叙任権を排除して、教皇の直接の保護下になる
 *人事・財産の管理・運営を修道院自身が行う
 *「クリュニーの自由」が確立された
 *クリュニー会は12世紀に最盛期を迎えた、傘下の修道院は1500
 ☆シトー修道院がつくられ、
傘下に530の修道院を抱えた
 ☆12世紀後半に異端が現れた
 *ドミニコ会、フランチェスコ会などの托鉢修道会がつくられた
 ☆修道士は、清貧の環境で、聖書を学び、研究し思索を展開する
 *組織ができて豊かになると清貧の実践と矛盾することになる
 *クリュニー会も、シトー会もその問題に突き当たる

極端に清貧を追求したカタリ派
 ☆キリスト教に常につきまとうのが、異端の問題
 ☆清貧を追求するドミニコ会やフランチェスコ会のような修道会増えると
 *それと並行するように異端の人たちも増えた
 ☆正統と異端の線引きをすべきか検討する異端諮問
 *宗教で、中庸を保つことは、大変難しい
 ☆絶対的な神が支配している世界は本来、善の世界のはず
 *なぜ悪が生まれてくるのか、キリスト教の神学では重要な課題でした
 *この問題に取り組んだのが、アウグスティヌス
 *アウグスティヌスはこの二元論を否定して
 *神は絶対的で唯一の存在であるという考え方を強調した
 ☆現実に悪がある以上神学者がいくら努力をしても
 *善なる神がつくった世界に悪がはびこる疑問は解決できません
 *どうしても二元論を説く異端が出てくる
 ☆異端の代表のカタリ派
 *二元論的な世界観に立ったのがカタリ派
 ☆カタリ派は悪い神は悪魔で、世界は悪魔に創造されたと考える
 *『旧約聖書』の神自体が悪魔であるとした
 *善なる神が創造した霊、肉体という牢獄に囚われているとした
 ☆キリスト教の一般的な教義
 *イエス・キリストは、人間が善なる神により創造された
 *聖なる起源を持ち、人類の救済を啓示するために来臨したとしている

カタリ派は、キリスト教の一般的な教義に真っ向から反対
 ☆キリスト教の根幹である「三位一体説」
 ☆贖罪という教義も否定される
 ☆カタリ派は、彼ら自身は、自分たちこそが「善きキリスト教徒」
 *救われるためにはこの物質世界から離れる必要があると考える
 *この考えは、穢れた世俗の世界から身を遠ざけて
 *信仰生活を送ることが正しいとする修道会の思想と実は共通している
 ☆肉欲、肉食を憎悪の対象とし
 *修道生活を極端に進めたのがカタリ派です
 *これを突き詰めると、自殺の肯定にまで行き着きます
 *世界は悪の世界なので、そこから逃れる方法は自殺になる
 ☆カタリ派は南フランスでかなりの広がりを見せた
 *カトリック教会は討伐のために
 *アルビジョワ十字軍を送って弾圧した
                     (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『宗教になぜ金が集まるのか』










禁欲を求め、利子を嫌悪したキリスト教2(修道院)
(ネットより画像引用)
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円安・物価高続くー生活&企業の「損得」

2022年11月07日 | 経済
🌸円安・物価高続くー生活&企業の「損得」

 ☆政府の「円買い介入」も効果なし
 ☆介入の原資が「外為特会」に限られる現状
 *投機筋が「円売り」を仕掛ける恐れがある

円安が止まらないのは、日米の金利差が最大の要因
 ☆年末までに160円、近い将来、240円の予想もある
 ☆政府、日銀は24年ぶりに「円買い、ドル売り」の為替介入した
 ☆為替介入を指揮したのが財務省財務官の神田眞人氏
 ☆神田氏の省内での人物評
 *AI並みの博覧強記ぶりで省内きっての理論派
 *国を憂える熱い面も持つ頭脳明晰な人物
 ☆神田氏介入後の会見では弱気な発言が目立った
 *日本が本当に悲惨なぐらいに国力が落ちたら
 *いろんな人に助けてもらうことだってあり得る
 *市場関係者の間では、思わず本音が出たと見る向きも多い
 ☆神田氏が弱気の理由
 *為替介入が″焼石に水″であることを分かっていたから
 ☆現在の円安の最大要因
 *欧米各国がインフレ抑制で利上げを行うなか
 *日本だけが金融緩和を継続していることだ
 *日米の金利差が開けば、「円売り、ドル買い」の動きが活発化し
 *円安に歯止めが利かなくなる
 *今年度上半期(4~9月)過去最大の約11兆円の貿易赤字
 ☆日銀がゼロ金利政策を止めない限り、現状が続く可能性が高い
 ☆日銀が金融緩和で市場に資金を供給しながら
 *政府は、介入で円を吸い上げるという政策の矛盾
 *国際的にも疑念が高まっている

自由に使える”実弾”は20兆円
 ☆海外ファンドなどの投機筋が、当局の為替介入に対して
 *「ドル買い、円売り」で対抗する可能性が極めて高い
 *それは、政府には介入に必要な”実弾”が限られているから
 ☆円高を是正する「円売り・ドル買い」介入の場合
 *日銀が円を無尽蔵に供給可能なため、際限なくドル買いできる
 ☆今回のような円安介入の原資の場合
 *外国為替資金特別会計(外貨準備)だ
 *外貨準備は、8月末時点で約187兆円に上るが
 *日本は、その大半を米国債などの「証券」として保有する
 *自由に使えるのは20兆円弱に留まる
 ☆「日本当局の介入資金は20兆円弱しかない」と
 *投機筋に見透かされている
 ☆当局の介入失敗は、92年の『英ポンド危機』を街彿とさせる
 *投資家ジョージ・ソロスが『ポンド売り』を仕掛けた
 *英イングランド銀行は『ポンド買い』で対抗したが支えきれなかった
 ☆日本も日米金利差を解消しないと
 *投機筋の餌食になり当局が敗北することもあり得る
 ☆円安・円高はどちらが良いとは一概にはいえない
 *バランスの問題である
 ☆現在の円安は急激過ぎ、日本の経済構造の変化が追い付かない
 *負の側面が大きくなっているのだ
 ☆『通貨安”近隣窮乏化政策”でGDPはプラスになり問題ない』指摘
 *国内に確固たる輸出企業の基盤がある場合の話
 *アフリカの貧困国が、いくら通貨価値が低くても
 *経済成長しないことを見ればわかるように
 *『輸出立国』でなければ、通貨安の恩恵は受けられない

大企業好調も国内に還流せず
 ☆現在、海外で現地生産を行う企業は70%近くに達する
 *貿易収支も赤字続きで、日本は輸出立国とはいえない
 ☆今回の円安で、海外展開する大企業は、企業利益増えている
 *それが、日本国民の生活に反映されないのは
 *海外現地法人が稼いだ資金
 *現地従業員の給与や設備投資に向けられ
 *日本国内には還流しないから
 ☆岸田政権が行うべきは、製造業の国内回帰支援だ
 *国内に資金が還流する仕組みを作ることだ
 ☆物価高騰が続くなか低所得者への給付も課題だ
 *外為特会の約37兆円にも及ぶ「円建ての含み益」
 *”外為埋蔵金”も活用すべきだ
 *含み益捻出には、外債売却の必要が出てくる
 ☆岸田政権が米国債の売却量
 *米政権と”政治決着″を付けなければならない
 ☆岸田政権の現状手腕では日本は、「安い国ニッポン」になっていく
                        (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『THEMIS11月号』


円安・物価高続くー生活&企業の「損得」
『THEMIS11月号』記事他より画像引用)
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人間を超えた大きな力を感じる(乳がんの転移の患者さん)

2022年11月07日 | 医療
🌸人間を超えた大きな力を感じる(乳がんの転移の患者さん)
 
 ☆今まで気づかなかった、人間を超えた大きなものの存在

48歳で乳がんになられた矢野さん
 ☆彼女には中学生の娘さんがいる
 *娘さん、学校の仲間になじめず、休みがちでした
 *矢野さんが乳がんになったとき、 一時的に不登校になる
 ☆矢野さんは娘に負担をかけていると自分を責め
 *娘さんの行く末をとても心配していた
 ☆娘さんの高校3年生の3学期
 *矢野さんの乳がんは肝臓に多数の転移がわかる
 *矢野さんも自分の命が長くないことを悟り
 *娘さんの卒業式には出たいと思っていた
 *矢野さんは車いすで卒業式に参加することが出来た
 ☆矢野さん、卒業証書を受けるときに娘さんを見て
 *「ああ、この子も立派に成長したんだな」という安心感と
 *親孝行をしてくれた娘さんに対する感謝の気持ちが湧き
 *涙が止まらなかったそうです

人間を超えた大きな力を感じる
 ☆「精神性的変容」と呼ばれる5番目の変化
 *宗教的な考えの中で神の存在を意識される方もいる
 *「感動するような自然の美しさに気づく」方もいる
 ☆矢野さん、夫と娘さんと、桜の木の下で写真を撮った
 *青空のもと、大きな枝を広げて満開の花を咲かせている美しさ
 *震えるような感動を覚えられたそうです
 ☆桜というのはこんない美しいものだったのか
 *美しい花を咲かせた桜に、娘さんが成長した姿
 ☆もうすぐこの世を去るかもしれないけれど
 *その前に素晴らしい1日をすごすことができた
 *ご自身の思いを重ねあわされたのかもしれません
 ☆風景に、人の力をはるかに超えた
 *何か神々しいものを感じられたそうです
                     (敬称略) 
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『1年後この世にいないとしたら』
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