慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『彼女は安楽死を選んだ』『患者が”命を終えたい”と言ったとき』

2024年09月25日 | 医療
🌸安楽死と尊厳死の是非非々3

⛳画期的だったNHKのドキュメンタリー
 ☆NHKスペシャルで「彼女は安楽死を選んだ」ドキュメンタリー
 *全身が麻痺する進行性の難病「多系統萎縮症」を患う女性
 *スイスでの安楽死を遂げるまでを追った内容
 ☆多系統萎縮症は全身の筋肉が萎縮しやがて死に至る神経筋疾患で
 *今のところ治療法はありません
 *患者さんは、歩行困難と軽度の言語障害ありました
 *このままだといずれ寝たきりになり
 *人工呼吸と胃ろうが必要だと医者に言われ
 *その状態を拒否するために安楽死を選んだのです
 *家族は反対しましたが、自殺未遂を繰り返したことから
 *家族も、本人の希望を受け入れる気持ちになったようです
 ☆ドキュメンタリーで画期的だったのは
 *彼女が、スイスで家族に見守られながら
 *致死薬の点滴を全開にし、意識を失う場面までを映し出したこと
 ☆安楽死に好ましい印象を与える映像だった
 *番組内で同じ病気を患いながら
 *生きることを選んだ患者さんも紹介されたことです
 *その患者さんは、病気の進行でやせ衰え
 *身体を動かすことも、しゃべることさえもできずに横たわっていた
 *印象としては悲惨だと感じた人が多かったのでは
 *両者を比べた場合、、安楽死に肯定的な内容だった
 ☆彼女には症状が進んでしまってからでは
 *スイスに行けないという恐怖があった
 *日本では安楽死ができないからです
 *動けなくなったら、死ぬまで死ねない恐怖が、彼女を急き立てた
 ☆日本に安楽死法が制定されていれば
 *彼女も早すぎる決断をしなくてすんだでしょう
 *そういう意味でも、選択肢としての
 *安楽死を認める状況が求められていることを感じさせる番組でした

番組には強い反発が
 ☆このドキュメンタリーには、強い反発もありました
 *「日本自立生活センター」
 *この番組を『討助自殺報道』だとする声明を発表した
 *番組が人工呼吸器をつけている患者さんや
 *難病で長期入院の患者さんの尊厳を蔑ろにし
 *『介護殺人や尊属殺人』も後押ししかねないという批判です
 *他に障害学会理事会等より、批判的な意見が多く出されていた
 ☆安楽死の実際を少しでも知る意味で、このドキュメンタリーは
 *安楽死を正面から考える第一歩になると、筆者は思っていました

翌年のNHKスペシャル「患者が”命を終えたい”と言ったとき」
 ☆安楽死の論調が後退していました
 ☆番組では、ALS患者の男性が
 *人工呼吸器をつけない選択をしている状況を追っていた
 *男性は人工呼吸器をつけずに寿命を終えたいと希望していました
 *奥さんは男性が人工呼吸器をつけて生き延びることを希望していた
 ☆番組では、いよいよ男性の呼吸機能が弱って
 *このままだと残り時間はわずかとなったところで
 *男性が翻意し、奥さんのために人工呼吸器をつける決断を下した
 ☆これを見た多くの視聴者
 *安堵の胸をなでおろし、感動した人もいたでしょう

⛳番組を視て、筆者は暗澹たる気分になりました
 ☆人工呼吸器をつけた男性の今後を思うので
 *男性があれほど忌避したつらい状況が
 *これからずつと続くのです
 *番組ではそのことにはほとんど触れず
 *ハツピーエンドのような終わり方になっていました
 ☆障害を持った人や、重度の介護を必要とする人の尊厳
 *もちろん守らなければなりません
 *そういう人々の生きる意思も、当然、最優先に尊重されるべきです
 *自分が納得できる形で生きる権利があることも、十分に理解しています
 ☆自分が死んでほしくないからと言って
 *家族を含め、自分以外の人間に
 *生きることを強いる権利があるのでしょうか
 *もちろん簡単なことではないでしょうが
 ☆ふだん死ぬことを意識していない人にとっては
 *大事な人の死を受け入れることがむずかしいのは当たり前です
 *しかし、死を遠ざけようとすることが
 *本人には大きな苦痛であったり、つらい思いであったりすることを
 *もう一度、考えてほしいと思います
 ☆家族や近しい人の最期に直面し
 *むずかしい決断を迫られたとき
 *いきなりそんなことを言われてもと
 *感じる人は少なくないでしょう
 *戸惑い混乱して、大事な決断を誤り
 *あとで悔いを残すこともあり得ます
 ☆そうならないためにも、ふだんからイザというときのために
 *情報を集め、心の準備をしておくことが肝要だと思います
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう死ぬのか』






『彼女は安楽死を選んだ』『患者が”命を終えたい”と言ったとき』
(ネットより画像引用)
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『お金が自動的に増えない』『お金は労働の塊』『格差』

2024年09月25日 | 
🌸お金が自動的に増えることはない1

 ☆読んでいても、そういう考えも有るのかと思う反面
 ☆私には、本当かな? との疑問点も残ります

多くの人「投資は、ギヤンブルとは違うもの」と理解する
 ☆ギャンブルはゼロサムグーム
 *勝つ人とその分負ける人がいる
 *全体のパイが増えることはない
 ☆投資の場合はプラスサムゲームでパイが増えていく
 *短期的なアップダウンはあっても
 *長期で見れば、 ダウも日経平均株価も、必ず上がっている
 ☆老後資金をギヤンブルで運用しよう考える人はほとんどいない
 *投資で、老後資金を充実させようとしている人は非常に多い
 ☆多くの人が、長期的には株価が上がると信じる理由2つある
 ①政府が投資を推奨していること
 *「新NISA」の制度を作つて、国民の投資を後押ししている
 ➁これまでの実績
 *現在のNYダウ、1970年の約50倍(年平均上昇率は7.5%)
 *現在の日経平均株価、1970年の16倍
 *キヤツシュを握っているのとその差は歴然としている
 ☆素人が「長期で考えたら投資が有利だ」と考えても、無理はない
 *その理解は根本的に間違つている
 *お金が自動的に増えることはない
 *投資はギヤンブルと同じ、ゼロサムゲームなのだ

⛳お金とは何か
 ☆あなたが持っている1万円札
 *どの店舗でも「1万円」の価値があるものと認めてもらえる
 ☆モノとしての1万円札の価値はほとんどない
 *1万円札の製造コストは、1枚20円程度
 ☆紙切れが1万円の価値を持つのは
 *「みんなが価値があると思い込んでいるから」と解説される
 *この説は、通貨の信認を維持したい中央銀行が作り出した神話なのだ

 ☆1万円札は単なる紙切れではなく、裏付けがある
 *金本位制の時代には、世界中で紙幣の裏付けは金だった
 *紙器を発行した中央銀行に紙幣を持ち込めば、金と交換してもらえた
 ☆世界の中央銀行
 *一定程度の金の延べ棒を通貨の裏付けとして保有している
 *日本銀行も、現在846トンもの金を保有していて
 *外貨準備の5%弱が金になっている
 ☆現代の紙幣の裏付けの主流となっているのは国債だ
 *イメージとしては、日銀は市場から国債を買って
 *その代金として、紙幣を供給している

国債を通貨の裏付けにする意味
 ☆例、政府は、橋を架けるときの資金を調達で国債を発行する
 *架けられた橋は、その後何十年も国民の生活を改善し続ける
 *橋を利用する将来の国民、橋がもたらす便益の対価を支払う必要が有る
 *橋を架ける時期の国民は、橋の建設のために働かないといけない
 *橋を架けているときは、橋がもたらす便益をまだ得られないから
 *純粋に労働の「持ち出し」になる。
 *橋を利用する将来世代は、橋の便益を享受する替わりに
 *国債の返済の為に働かなければいけない
 *労働の持ち出しになっている現役世代が
 *少しずつ将来世代から、返してもらうための
 *橋渡しの役割を果たすのが国債なのだ
 ☆国債というのは、「労働のかたまり」と考えることができる
 *お金は、「労働のかたまり」に対して、国債を裏付けに発行している

⛳お金が労働のかたまりで、お金が自動的に増えることはない
 ☆お金が増える唯一のルートは「働く」ということなのだ
 ☆なぜ株式市場に投じたお金が増えたように見える2つの理由
 ①「格差の拡大」、➁「バブル」

 ☆2つが、多くの国民に「お金は投資で増える」という
 *幻想を抱かせる大きな原因

⛳強者は弱者から「収奪」する
 ☆完全競争のもとでは、企業の利益は最終的に「ゼロ」になる
 *健全な価格競争が行なわれれば
 *企業は販路を確保するために価格を引き下げざるをえない
 *そのために企業は利益を削っていき、最終的に利益はゼロになる
 ☆全体の利益がゼロでも
 *一部の企業だけが利益を出すことは可能だ
 *強者の企業が、弱者の企業から収奪をすること
 *車での具体例では、完成車メーカーには利益が生まれ
 *下請け企業には赤字が生まれる
 *トータルの利益がゼロであっても
 *勝ち組は負け組から「収奪」をすることで利益を生み出せる
 ☆格差はそれ以外にも多数ある
 *男女間・産業間・職業間・年齢間・職階間・地域間・学歴間の格差等
 *あらゆる格差が低成長期以降、揃って拡大していた
 ☆法律上は男女間で賃金の格差をつけることは認められない
 *全体として見ると格差は拡大している
 ☆正社員の女性が結婚
 *出産を機に会社を辞めて
 *子育てが一段落したあと再び働こうと思っても
 *賃金が半分以下のパートタイマーとして働くしかない
 *結果的に男女間の賃金格差が広がっていく
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『投資依存症』







『お金が自動的に増えない』『お金は労働の塊』『格差』
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『壮年期後期』『老年期』『老い』

2024年09月25日 | 人生訓
🌸人生のシステム3

⛳「我が身を知る心」(壮年期後期)
 ☆観客には花があるとは見えないのがこの頃である
 *頂点をきわめた者でも、ようやく衰えがあらわれる
 *この時でもまだ花が失せないとすれば、「まことの花」である
 *この年頃では、あまり難しいことはやらず
 *自分の得意とするものをやるべきだ
 ☆この年代においてしなければならないこと
 *重視しているのは、後継者の育成である
 *自分がダメになってから、後継者を育成するのではなく
 *むしろ自分がまだまだと思っている頃に
 *後継者の育成をするのが良いにちがいない
 ☆自分がまだまだやれるだけの体力も気力も残っている時にこそ
 *自分の経験をそのままに向 伝えることができる
 *盛りの時こそ、その盛りの時の知恵と方法を教えるのが必要
 ☆自分が本当に衰えてからだと
 *後継者の育成は、自分ができもしないことを教えてしまう
 ☆「我が身を知る心、得たる人の心なるべし」

 *自分の身を知り、限界を知る心こそ、名人の心というものである
                   
⛳「まことの花」(老年期「50歳以上の能の役者」)
 ☆世阿弥はまだ38歳頃にこれを書いている
 *自分の経験を語っているわけではなく
 *父のことを語っているといっている
 *そこには花の残る姿が見えてくる
 ☆父の観阿弥が逝去する直前の能のことが出てくる
 *老木にも花は咲く。それが世阿弥の理想であった

 ☆私たちが老いた時のために
 *「せぬならでは手立てあるまじ」まったくそうだ

⛳人生の完成としての老い
 ☆世阿弥のこの人生論の中心は、「老い」である
 *人間は確実に老いる
 *7つの段階のなかで、華やかな時代は、12・3歳の童子の頃
 *人々は無条件にこの時期の少年を賛美する
 *年をとるごとに、難しい関門が待ち受けている
 *いずれの難関も、年をとること自体が投げかけてくる難関である
 ☆最後の難関が、「老い」である
 *世阿弥の人生論は、若年の若さの力から
 *中年の自らの意志によって選択する世界にいたり
 *老年の自由の境地へと進む
 *この自由の境地のために人は年をとるのだともいえる
 *そこに自由の境地がなければ、年をとるかいがない
 ☆老いに希望などないというのは嘘である
 *老いにこそ、今までの拘束から自由になった新しいものへの道がある
 *老いてボケるまで間に得られる自由を
 *人生のプレゼントとしなかったら
 *本当に年をとったかいがないのだ
 ☆世阿弥の不安定な生活との対話が
 *世阿弥という芸術家の人生であり、すべてであった
 *翻ってつまりそれは、あなた自身のことである
 *この不安定なものとのかかわりのなかで、 いかにして生きるのか
 *そして、自由という完成の場所へと立つこと ができるのかだ
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『世阿弥の言葉』




『壮年期後期』『老年期』『老い』
『世阿弥の言葉』記事、ネットより画像引用)
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