慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

求道の階梯(十牛図と天路歴程)

2022年01月09日 | 宗教
🌸求道の階梯(かいてい)(十牛図と天路歴程)

 ☆信者が宗教的世界観を身につけるプロセスを教育的に描いた図像

禅の十牛図他
 ☆禅の十牛図は、内向性の伝道
 *1人の求道者が悟りを求めてから悟りをものにするまでの流れ
 *若者が牛を捕まえるプロセスに擬して描いた十枚セット十牛図
 *最後の⑩入邸垂手(邸に入って手を垂れる)
 *悟った境地のまま社会の中で暮らすところ
 *邸に入るとは社会に赴くこと
 *手を垂れるとは教示することでの次世代ヘの伝道を意味する
 ☆『天路歴程』の巡礼は外向的な伝道
 ☆「香厳撃竹図」求道者が庭を掃いていて
 *はじけた石が竹に当たって発した音を聞いて
 *「悟った」ところを描いたもの

「悟り」自体の何たるかは絵に描けない
 ☆根本的な限界
 ☆禅画は一般的に謎めいた雰囲気に満ちている

信仰の階梯『天路歴程』
 ☆キリスト教の世界で「修行」のプロセスを描写したもの
 ☆17世紀の初版以来べストセラーの『天路歴程』
 *俗世に恐怖を感じた主人公
 *導き手福音伝道者に出会うところである
 ①は、迷いながら牛を探している若者に相当する
 ⑩は、国に入って手を垂れる布袋さんに相当する
 ☆『天路歴程』は寓意物語
 ☆プロテスタント世界で最も多く読まれた宗教書
 *「破滅の町」に住んでいたクリスチャンという男
 *「虚栄の市」や破壊者との死闘など様々な困難を通り抜ける
 *「天の都」にたどり着くまでの旅の記録の体裁をとっている
 *この旅はキリスト者が人生において経験する葛藤や苦難
 *理想的なキリスト者の姿へと近づいていく過程を寓意したもの
 *登場人物や場所の名前、性質など
 *キリスト教的な人生観・世界観に基づくものになっている
 ☆カトリック文化圏に属する有名な『星の王子さま』
 *一種の求道の物語である
 *最後に開限した王子さまは愛のための
 *「死」を潜り抜けて天界に帰る
 *王子の帰還と同時に語り手の飛行機
 *エンジン(=魂)が故障を脱し砂漠での試練が終わる
                       (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『宗教図像学入門』






求道の階梯(十牛図と天路歴程)
『宗教図像学入門』記事より画像引用)

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