🌸「広い海」が欲しい.中国の地政学2
⛳イギリスの「三角貿易」のポイントとその結果
☆三角貿易とは
*A国の勝手な都合でC国を介在させる貿易
*C国はA国の言いなりになる国(植民地)となる
☆イギリスで生産される綿製品など
☆イギリスで生産される綿製品など
*植民地のインドヘと輸出されイギリスの対印貿易は黒字だった
☆イギリスは清から茶などを輸入していたが
☆イギリスは清から茶などを輸入していたが
*清への輸出は伸びず、対清貿易は赤字が続いていた
*このころの貿易通貨は銀であった
*このころの貿易通貨は銀であった
*インドから大量の銀が清へ流れていた
☆イギリスは、インドでアヘンを製造させ
*アヘンを清に支払う銀の代わりに清に持ち込んだ
*清に流入したアヘンはまたたく間に清国内に広まる
*清に流入したアヘンはまたたく間に清国内に広まる
☆清からインドヘ、アヘンの代金として銀が渡る
*インドがイギリスから綿製品などを買うことによって
*イギリスに銀が渡ることになった
☆イギリスは、清の人々をアヘン中毒にすることで
*清に流出していた銀を、インドを介して「回収」しようとした
*清にとり、この三角貿易こそが最大の問題だった
*清にとり、この三角貿易こそが最大の問題だった
⛳アヘン輸入により、国力低下した清
☆清国内は次第に混乱していく
*アヘンによって大量の銀がインドヘイギリスヘと吸い取られた
*清の経済は大きく傾いていく
☆経済的に困窮すれば、社会も荒んでくる
☆経済的に困窮すれば、社会も荒んでくる
*清の国力は確実に低下していった
☆元凶であるアヘンを厳重に取り締まるべく、清も動き出した
☆元凶であるアヘンを厳重に取り締まるべく、清も動き出した
*大量のアヘンを廃棄し、イギリスとの一般の通商も禁止した
☆イギリスは、武力で中国との貿易問題に突破口を開く
☆イギリスは、武力で中国との貿易問題に突破口を開く
*清に侵攻し、イギリスに清は屈する
☆敗戦した清はイギリスと南京条約を締結
☆敗戦した清はイギリスと南京条約を締結
*5港の開港(従来広州1港)や香港の割譲を余儀なくされた
*後々まで大きな影響を及ぼしたのが、香港の割譲
☆香港は東南アジアヘアクセスする上で、地理的条件を備えている
*香港はアジア全域の貿易、金融の中心地となり
*香港はアジア全域の貿易、金融の中心地となり
*イギリスはアジアにおける地位を確実なものにした
*イギリスによる香港の支配は、150年以上つづく
☆アヘン戦争後、清は貿易量が増えたことで急速に発展する
*一方で、アメリカやフランスとも不平等条約を結ぶ
☆広大な領土を統治してきた清
☆広大な領土を統治してきた清
*列強の新たな脅威に直面し半植民地化という憂き目を見る
☆アヘン戦争とは、その歴史の幕開けとなった戦争だった
☆アヘン戦争とは、その歴史の幕開けとなった戦争だった
⛳清仏戦争
☆清ベトナムを巡ってフランスと戦い敗れる
☆アヘン戦争でイギリスの計にはまり、大敗を喫した清
☆アヘン戦争でイギリスの計にはまり、大敗を喫した清
*一気に国力を削がれてしまった
☆フランスは清の属国・ベトナムヘの野心をあらわにする
*フランスは、カルナータカ戦争でイギリスに敗れ
*フランスは、カルナータカ戦争でイギリスに敗れ
*フランス領インドから撤退した
*領土欲をインドシナに向けた
☆フランスは、キリスト教徒を迫害したという理由で
☆フランスは、キリスト教徒を迫害したという理由で
*ナポレオン3世がスペイン軍とともにベトナムヘ侵攻する
*清仏戦争の前段となるコーチシナ戦争
☆第二次アヘン戦争とも呼ばれるアロー戦争が勃発
*フランスはイギリスとともに清でも戦っていた
☆アロー戦争の終結
☆アロー戦争の終結
*フランスはベトナムに兵力を集中させ、べトナム南部を制圧した
☆フランスとスペインはベトナムにサイゴン条約を認めさせた
*両国への賠償金の支払い
*キリスト教の布教、通商の自由を約束させるとともに
*ベトナム南部をフランスに割譲させた
*フランスによるベトナム植民地化の第一歩だった
*その後も、フランスはベトナムを完全支配した
☆ベトナムに対する衆宗王権を主張する清はこれを認めなかった
*清仏戦争が勃発し、戦況は膠着状態になる
*李氏朝鮮で起こった甲申事変をめぐり
*清仏戦争が勃発し、戦況は膠着状態になる
*李氏朝鮮で起こった甲申事変をめぐり
*日本との緊張状態が高まった清
*フランスとの戦いを続行出来ず、講和を急ぐ
*フランスと清との間で天津条約が結ばれ、清仏戦争は終結する
☆天津条約の内容
*フランスと清との間で天津条約が結ばれ、清仏戦争は終結する
☆天津条約の内容
*フランスがベトナムを保護国としたことを認めるもの
*フランスは、その後もインドシナ地域の植民地化を進めた
*フランスは、その後もインドシナ地域の植民地化を進めた
*カンボジアを含むフランス領インドシナ連邦を完成させた
☆ユエ条約を認めずにフランスとの戦争に踏み切った清
*べトナムの宗主権は手にてきす、朝貢国を一つ失う
*清の地位は、この後の日清戦争でさらに落ちる
*清の地位は、この後の日清戦争でさらに落ちる
(敬称略)
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⛳出典、『新地政学』
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「三角貿易」「清へアヘン流入」「清仏戦争」
(『新地政学』記事より画像引用)
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