タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

タカの識別~続報

2008年12月24日 | タカの渡り観察
識別を依頼されたタカの写真です

 12月19日のブログで紹介したタカの識別の話です。撮影者の了解を得ることが出来ましたのでその写真を紹介させていただきます。

 撮影者は MITSU & MISAKIと紹介してください、と言うことです。
お二人は「mitsuとmisakiの野鳥写真」 http://blog.love-birds.net/ と言うブログもお持ちなのでそちらもご覧頂けると幸いです。今回の件もアップされています。

 さて、識別の話です。



 ランカウイ島で撮影された写真です。素直に見ればサシバで、事実正解もサシバなのですが、南の国から送られた写真だと思うと、やはり誰かの意見を聞きたくなるタカ長なのです。



 この写真になると疑心暗鬼になってしまいます。正解はハイタカですが、南の国には似たようなタカがいるのではないか???そもそもハイタカだって止まっているところをみる機会は思いのほか少ないタカ長なのです。何か裏があるのでは、、、???

 ハイタカはマレーシアでは記録されることの少ないタカだそうで、例えば今秋マレーシアのKさんが、Taiping で数えられたタカ19588羽のタカのうちハイタカはわずかの50羽でした。





 これが問題の写真です。タカ長も見たことがないタカだったのでマレーシアの鳥友に識別を依頼することになったのです。
 Kさんもこの写真だけでは胸の状態も見えないので断定が出来なかったようです。そこでベトナムのLさんにも見ていただいて<アカハラクマタカと言う結論を得たわけです。



 最初のサシバはランカウイ島で撮影されたものですが、その他の写真はクアラ・セランゴール自然公園での撮影です。

 上の写真はタカ長たちが2007年はるにクアラ・セランゴールを訪れたときのものです。MITSU & MISAKI もこのような緑の中で撮影されたのでしょうか。

あの日のことをあらためて思い出しているタカ長です。