関西の鳥友から1冊の本が届きました。自費出版の、非売品の本です。
著者とは何度か韓国探鳥の旅を共にしました。その探鳥旅行の世話をした縁で送って下さったのだと思います。
その著者は大学の先生で、いわゆるインテリです。そのためでしょうか、タカ長の駄文とはまったく違う内容です。
ことの起こりはこの歌であった。
心なき身にもあわれは知られけり
鴫立つ沢の秋の夕暮れ 西行法師
鳥仲間が数人集まった席で、なかの一人がこう切り出した。
「この鴫は何シギだったと思う?」
読者の皆さんはどう思われますか。何シギだったのでしょう.
このような書き出しで始まっている本です。書き出しからして、タカ長のようなぼんくらバードウォッチャーとは違うでしょう。
非売品で、ワンクリックしても買えない本ですから、その鳥友の厚意がことのほか嬉しく思われます。
筆者とは3回の韓国探鳥旅行をしています。そのときのことがこの本にも書かれています。
その中ではタカ長もそれなりに活躍していますが、そのような旅もできない歳になりました。
バードウオッチングという趣味を持たなかったら、決して知りあうことのなかったその鳥友との親交に感謝しながら、ゆっくりと読ませて頂きます。