★新女王、20歳の大坂なおみ。
グランドスラマー、新女王の誕生ですね。
しかも日の丸を背負った日本人として。(イェ~イ)
今朝4時に起きてUSオープンのライブ中継を観たが、早起きして良かった。
「なおみ」と元世界女王のセリーナ・ウィリアムズとの決勝戦、コートに現れたニ人は共に黒の勝負コスチュームだった。
セリーナを一言で表現すると、黒の野獣のよう、一方の「なおみ」は身長が180センチもありながら、バンビのような雰囲気でした。
試合が始まるとゲームを支配したのは終始「なおみ」だった。
「なおみ」の鋭いサーブ、そしてミラクルショットが次々に決まり、セリーナを苛立たせる。
そして「なおみ」ペースでゲームが進んだ時、主審(男)はセリーナに警告を出した。
なぜならセリーナのコーチがダブルフォールトを繰り返すセリーナに声とジェスチャーでアドバイスしたのだ。
ゲーム中、コーチは選手にアドバイスをしてはいけないというルールがある。
しかしセリーナはコーチングを受けていないと激怒した。
次にセリーナのサーブゲームが「なおみ」によってブレイクされる。
その瞬間、セリーナは怒りに震えて、ラケットを思い切りコートに叩きつけた。
そしてラケットは見事にグニャりとひん曲がった。
そのラケットは圭も愛用するウイルソン。
それを見た主審はすかさず1ポイントのペナルティーをセリーナに科した。
それでセリーナは主審に向かって再び激怒、ずいぶん汚い言葉を主審に向かって言い放っていた。
さらにベンチに戻ってからも、セリーナは主審に向かってクレームをつけ始めた。
そのことでセリーナは三度目の警告を受け、今度は1ポイントではなく、1ゲームのペナルティーを科せられてしまったのだ。
WTAのルールでは、1回目は口頭の警告、2回目は1ポイントの罰則、3回目は1ゲームのペナルティーになる。
その後の展開は「なおみ」のペースでゲームは進み、ゲームセットになった瞬間、セリーナは悔し涙に濡れ、「なおみ」は勝利の涙を見せた。
こういう試合は、興奮した方が負けですね。
さて、表彰式で「なおみ」は賞金380万ドル(約4億円)の小切手を受け取り、小ぶりのトロフィーを獲得して「なおみ」は嬉し泣きした。
1時間半の試合で4億円の賞金とは、テニスは儲かりまんな。(笑)
後に続く日本女子よ、ガンバレ。
20歳であの強さなのだから、今後、どれだけ強くなるのか。
今回、サーブのスピードは最速185キロを出したから、男子プロにも負けないし、錦織圭より上回っている。
あの威力のあるサーブを持ってすれば女子のトッププロも立ち向かえない。
これで新女王「なおみ」の時代が到来ということか。
「なおみ」は勝利したあと、ママ(日本人、北海道根室出身)のいるブースに行って長いハグをしたが、インタビューで父親はと聞かれると「なおみ」は、ダッドはこういうところに来るのは嫌いなので、帰ったらあとでハグすると小さな声で喋っていたのは微笑ましかった。
「なおみ」の父親はハイチ出身で大阪に13年も住んでいたという。
そしてニューヨーク大学出のインテリなんだな。
さて、
日の丸を背負って、グランドスラム日本人初勝利と米国のアナウンサーは興奮していたが、ジャパンと呼ばれて、これほど誇らしかったのは久しぶりですね。
これで一番喜んだのは、ラケットスポンサーのヨネックス(日本)と圭も所属する日清だろう。日清の赤いロゴが「なおみ」の胸のセンターに輝き、そしてドイツのアディダスも大喜び。ヨネックスの売り上げ倍増?
逆に泣いたのは、ナイキ(米国)とウイルソン(米国)
余談、
「なおみ」陣営のブースで、「なおみ」の母親と圭の父が隣り合わせに座って観戦していたのは興味深かった。
(じゅうめい)