ローカルレイアウトの製作もその重点が駅前の風景に移ってきました。
今回は駅前を中心とする道路の製作の話です。
これまでレイアウトの道路の製作では色々なやり方で道路の製作を試しました。
①紙やすり
②プラバンに着色
③グーパネに着色
④ボール紙
市販の舗装キット以外の主だったものはやってみた積りでしたが、今回のレイアウトではそのいずれもが不適と思えました。
というのは上記の技法では昔の北国の舗装道路に特有な「スパイクタイヤや重い車が繰り返して通る事で出来る轍(わだち)」が表現できないからです。舗装道路といってもある程度可塑性のある素材を使わないとこの表現は難しいと思われました。
そこで考えたやり方ですが、まず1・2ミリ厚のプラバンで道路の土台(骨格といってもいいかもしれません)を切り出します。これには建物のベースと土台のあいだに生じる段差を埋める意味もあります。
次にその上からグレーで着色した1ミリ厚のスチロール番を重ね貼りします。弾力性がある割に塗料の食いつきがいいのでこの場合にはありがたい素材でした。
また、この2層構造の道路の厚みだと特にジオタウンの建造物のベースとはツライチに近くなり不自然な段差は減少します。これは後になって気付いたメリットでしたが(汗)
轍(わだち)の部分ですが、ボールペンのキャップなどでスチロールの上からタイヤの動線に沿ってこすって凹ませて行きます。わだちといっても深さは砂利道ほどではない微妙なものなので近づいて見ないと判りませんが・・・
仕上げにわだちが目立つようにウェザリングバフで道路の端やわだちの間に埃を付けてゆきましたが、これは砂埃の色調が合わず(北国の田舎の埃ではなく砂漠地帯のそれのように黄色すぎた)失敗でした。
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