光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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バックマンの「ポーチのある二階家」

2020-04-25 05:57:15 | ストラクチャー
 今回はトミーナインスケール=バックマンのNゲージストラクチャーから。

 このシリーズはナインスケール扱いの当時ですら一般の住宅がタイプ違いで6種類も用意されていて、アメリカ型のファンだったらすぐにでも沿線風景のあるレイアウトが容易にできるようになっていました。
 ですが日本型のストラクチャーがほとんどなかった昭和50年当時、この充実したラインナップはNゲージャーからしてみれば何かの嫌がらせに見えるくらい「使えない建物のオンパレード」に映ったのは間違いありませんw

 ですが前にも書いたように和風の建物類が充実し、また実際見かける住宅にももろにアメリカ風の住宅が散見される様になった今なら、もう少し評価できるのではないかという気もします。
 と、いう訳で今回紹介するのは「ポーチのある二階家」

 家の隅っこにガレージが付いているのはバックマン住宅のお約束の様なもので、さすがモータリゼーションの先進地と思いますw

 その名の通り二階家の右端にポーチが付いているのですが、そこにリクライニングチェアが二脚も配置されているのが楽しい。こういうポーチ(というかベランダ)が付いた家というのも最近ではそう違和感はなくなっています。
 たぶん、ぼてぼての窓枠をアルミサッシ風にでも差し替えれば日本風のレイアウトにも使える(というかこういう建物が少しなら違和感なくなっている)のではないでしょうか。

 それとこのメーカーの特徴で建物だけでなくフィギュアや車もベースに直付けされ、単なるストラクチャーでない「ミニシーン付きの完成品」になっているのは今見てもすごい部分です。
 (尤も、それゆえに造形センスの古さからくる「おもちゃ臭さ」も感じさせるところではあるのですが)