光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

みにちゅあーとの「ビルB」

2020-04-28 05:27:13 | ストラクチャー
 みにちゅあーとの積みキット消化のはなし

 今回は第3弾として「ビルB」をば。
 商品名としては凡百なのですが、これまた街並みのランドマークになりうる角地のビルのペーパーキットです。

 階段棟屋の付いた角地の3階建てのビルはローカル風景から都会の片隅にも対応できそうな柔軟性を持ちます。
 形状は(私の個人的印象ですが)「ザ・昭和のビル」といった趣。
 昭和40年代初頭の「ウルトラQ 」のミニチュアセットとか「特別機動捜査隊」の捜査シーン辺りにでも出て来そうな「控えめながら存在感のあるビル」の外見です。

 素組みだったので味も素っ気もないように見えますがウェザリングでもするとかなり懐かしさのある佇まいになりそうです

 角地のビルという事で5面の壁を組み合わせ、階段部が別組みとなっているため見た目の単純さに反し意外と手応えのあるキットと思います。
 ペーパーキットのストラクチャーの身上は「薄手の窓枠」プラのモデルがはめ込み窓を使ったり金壺眼になりがちなのに比べると実に細密感とリアリティが感じられて好きな部分です。
 ただこのキットの場合ビルの壁の厚みがあまり感じられず、壁面にメリハリを利かせたプラのビルと組み合わせると相対的に影が薄くなってしまう弱点があります。
 専門誌などで見るレイアウトとかの作例でこのビルはあまりお目に掛からない(もう一つのタイプの3階建てビルはそこそこ見かけますが)のも店頭で見たときの存在感の薄さ


 付属の看板類はすべて架空のテナントですが適度に明朝体を使った看板ロゴはこれまた「昭和30年代テイスト」
 「シスターミシン」には思わず笑いましたが。

 素組みでもそれなりに見られる建物ですが屋上部に手すりとか冷却塔でも組み込むと上から眺める機会の多いレイアウトでは結構映える気がします。