光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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レイアウトに賑わいを、そして・・・

2020-04-29 05:38:32 | 思いつくままに・考察
 先月の半ばころのこのブログでモジュールの改修のひとつに「無人状態の風景に人形を追加する」というのを書きました。

 そこで思い出したのですがこれまで私の作ってきたレイアウトやモジュールは一部を除いて「風景のどこかに人混みがある一角があるか人の集まるイベントが設定されている」という特徴があります。

 レイアウトのモチーフに都市を選んでいるからという事もあるのですが風景の活気を表現するのに人間の存在が欠かせないという事も大いにあると思います。かつてはレイアウトにおいて動きのない人形を配置するのに少なからず疑問を持っていたのですが、それが今では人のいない風景が考えられない位ですから。

 もちろんモチーフによって疎と密のメリハリはつけているつもりですが、人の多い空間を作っている時には独特のわくわく感を感じていたのも確かです。

 もちろんここ10年くらいの間にレイアウト用の人形のラインナップが充実してきたことや割合手軽に入手しやすくなっている事も大きな要因なのですが、その根底にあるのが「風景の中の活気を作りたい」事、逆に言うなら田舎暮らしゆえに感じる「人混みのない風景の侘しさ、活気のなさ」が身に染みているからだとも言えます。

 ですからモジュールが改修されるたびに人口が増えてゆき、秋葉や何かをほっつき歩いていても人形の安売りでもあるとすぐ飛びついてしまう自分がいたりするわけですが。

 そんな目で見ると最近の肺炎騒動がもたらした「繁華街の無人状態」が現実になっている事に少なからずぞっとするものを感じたりもしています。こうした風景は人混みあってのものですし、人が集まる事による活気が風景の大きな構成要素として成り立っている訳ですから。
 よもや人混みの風景がレイアウトの中でしか見られなくなりつつある現実が来る事になるとは、ついふた月前には想像もできない事でした。

 とにかく今は一刻も早い事態の収拾を祈るのみ。そしてそれまでは何事につけても用心しなければなりません。