光山鉄道管理局・アーカイブス

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趣味の原点を振り返る42・「遅乗り競争」のはなし

2015-04-19 08:57:12 | 趣味の原点をふり返る
 今回は昔の思い出ばなしから。

 40年近く前、最初にNゲージをやっていた頃は動力車の増備などは早くても3カ月から半年に1両と言ったペースでした。
 線路もエンドレスを常設するという訳には行きませんでしたから精々が窓際に2,3本直線レールを置いておくと言った程度。

 その頃は運転も直線を行ったり来たりというのが中心でしたし、走行も単機回送ばかりでした。
 それでも機関車が徐々に増えてくると走り比べ等もやって見たくなります。
 ですが直線距離が短いですし、鉄道らしい走りを楽しむとなると単純に全開走行やゼロヨン加速と言う訳には行きません。

 そこでよくやっていたのが「遅乗り競争」
 パワーパックのつまみを可能な限り絞り込み、実車と同様にスケールスピードで「人が歩く」位の遅さを目指してどれが一番スローが効くかを試したものです。

 あの当時はKATOのEF65、C11、D51にトミーのED75、DD13、DC、それとアーノルドのT2といったエントリー、
 後にKATOのDD13とエンドウのEF58が加わった程度です(結構なペースで増えている様ですが当時はそこまで行くのに5年位かかりました)

 さて、この手の遅乗り競争は動力車の性能だけではなくパワーパックや線路状態によっても左右される性質のものですが当時はそこまで考える余裕もなく(汗)結構やみくもなチェックでした。
 あの頃はKATOの新鋭機でも発進時はラビットスタート、停止時はカックンストップというのが普通でした。
 巡航中ならそれなりに列車らしい走りになるのですが駅周辺の走りの質感がああの頃のNゲージに共通したウィークポイントだった訳です。
 実はその走りの質感の低さも20年以上この趣味が中断した理由のひとつです。

 話を戻すとあの当時最もスローが効いたのはトミーナインスケールのDD13でした。
 モデルの性能が良いというよりも「たまたまギアやモータの組み合わせでスローができた」といった感じでしたが。
(事実、同じメーカーのED75やDCはもっとがさつな走りでした)

 ですが、上述の様な「人が歩く程度の速さ」をNゲージサイズの機関車で見られるというのはあの当時でも結構な感動でした。
 趣味の再開以降、新車を買う限りはスローに難のある様なモデルに当たる事は激減しましたしあの頃ほどの感動を感じる事もめっきり少なくなってしまいました。
(Nゲージのモデルの性能向上に慣れてしまったという事でしょうか)


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