光山鉄道管理局・アーカイブス

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鉄コレの台車枠に思ったこと

2015-09-19 05:39:15 | 思いつくままに・考察
 今回の話には少なからず私の主観が入っています。読む人によっては気に障る向きもあるかもしれませんがご勘弁を。

 先日お話した鉄コレの相鉄5000系の動力化に関連して。

 このモデルは発売の段階では既存ユニットによる動力化は考慮されておらず、普通の鉄コレなら必ず付いてくる専用の台車枠がありません。
 他のユーザーのレポートをみると大概の場合、T車の動力台車枠をカットして貼り付けるというやり方で対処して居るようです。

 ですがこのやり方を私がやった場合、きれいに裏面を削るのが意外に難しい上に台車に貼り付ける際に曲がりやすいのが難でした。

 そこで自分の不器用さと相談のうえ、動力ユニット付属の台車枠を転用する事にしました。
 TM-06Rについてくる台車枠は3種類。

 車体とのデザイン上のマッチングを考えてその中からアルストム台車のそれを転用します。
 実際装着させてみるとマッチングは当然良好ですし、手間もかかりません。
 それどころか正調の台車を装着したT車よりも見た目の安定感が向上している印象なのです。
 むしろ実車準拠の台車枠は見た目に華奢でスカート込みで重量感を感じさせるボディとのミスマッチすら感じました。

 そこに気がついてふと思った事。

 これまで鉄コレに限らず組みたてモデルを作る時、闇雲に「実車と同じ台車又は台車枠を使う」事に拘り過ぎていた気がするのです。

 まあ「欲しい台車がなく他の製品などで代用する」なんて言うのは模型的には(たぶん)論外なのですが、一方で「このデザインの車体にはこういう台車の方が軽快に見える」とか「この台車枠を使う方が実車より安定感がある」という発想で台車を選んだ事が殆ど無かったのは我ながら意外でした。
 これなどは例えるなら「今日着て行くこの服にはこの靴が似合う」というファッションコーディネートのそれに近い感覚とでも言いますか。
 或いはクルマのドレスアップで「ホイルを自分の感性で選ぶ」と言う感覚でもあります。

 実物に準拠する事に殊更縛られている感のある鉄道模型ではこういうのは殆ど聞きません。
 (それはいわゆる「フリーモデル」への理解の極端なほどの少なさとも関連しているのかもしれないですが)

 ですが車とかファッションとか、あるいはガンプラやミニ四駆辺りでもごく自然に行なわれている「自分の感性を基にしたコーディネイト」は鉄道模型の世界でももっと取り入れられても良いと思います。
 (オーディオコンポの様に選ぶべき要素の組み合わせの自由度が大きすぎて一ユーザーの感性だけでは収拾がつかなくなっている物もあるにはあるのですが)

 幸か不幸か鉄コレの動力ユニットの場合大概複数の台車枠が付属している事が多いですし、鉄コレ自体専用の台車枠が付いています。
 ユニットの軸距が適合する範囲で気に入ったデザインの台車枠をあえて選んでみるというのも意外と面白いものではないでしょうか。
 但し、それを実行するにはユーザー側の知識やセンスが試されるので別の意味では怖い物でもあると思いますが。


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