ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

グループホーム・ケアホーム

2011年01月18日 21時37分11秒 | 生活教育
 学生さんの卒論をみせてもらったり、印刷やテレシネの関係で会計に行ったりした。
 その後、事業所へ。グループホーム・ケアホームの世話人の研修会の講師を、やむを得ずすることになった。そのうち合わせだった。なかなか、グループホーム・ケアホームが広がらないということだった。「すまい」「くらし」の場の確保は、本当に大事だが、それをつくっていくためにも「世話人」の確保と障害の理解の向上が大切だとのこと。
 寄宿舎教育との関係で、常々、「世話及び生活指導」の「世話」の部分を改めて考えてみる必要があると考えている。暮らしを下支えすること(衣食住)、生活の介助や支援、楽しい活動の組織化、そしておしゃべりで「世間の話」をしたり、世間との交流を創っていったりと…。それにしては、寄宿舎、寮、グループホーム、ケアホームなどでのその役割を果たす人たちの置かれた地位は、とてもそんな状況ではないようだ。
 事業所の理事長に、そこの運営するグループホームにつれていってもらった。一つは、男性が5人で住んでいる民家、もう一つはもと短大の寮だったところで、女性が7人で住んでいるところ。夕方だったので、夕食をつくってくれているパートさんがいて、世話人さんも1名いた。男性のグループホームでは、一人が発作をおこしたといっていたが、一人ひとり個室でテレビを見たり、ゲームをしたりしていた。お風呂に入っている人もいた。昔の姿を知っている女の子もいたりした。

そういえば思い出したのが、日本経済新聞(1月16日付)の共同住宅の記事。
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共同住宅 自ら築く
市民やNPO、望みの形で

障害者もいる家族のマンション
近所付き合いが盛ん

健常者が、障害者や、高齢者と一緒に住むマンションを作り、近所付き合いの延長で助け合うという3事例を紹介。

1.ぱれっとの家 いこっと
これは恵比寿駅近くにある、外見は普通の民家。
ここに、公募で集まった、知的障害がある4名、健常者3名が暮らす。
NPO法人が中心になり、計画、運営。家賃は7万円程度。
NPOだけでなく、理解のある会社や、助成金、寄付金などで建設した

2.みんなの家
横浜市都筑区のマンション。
これは障害者を家族に持つ主婦の将来の不安が、きっかけとなり、
同じような思いを持つ家族の輪ができ、ボランティアなども参加、
「みんなの家をつくる会」が発足したという。
NPO法人を作り、資金調達をして建設したという。

3.シャロームつきみ野
高齢者向け賃貸タイプ

自立した高齢者の入居者同士の支えあいを重視した賃貸。
運営は、NPO法人シニアネットワークさがみ。
同法人の理事長の思案から、始まった計画らしい。
しかしこれも資金調達が難しく、結局、入居を希望していた家族と
付き合いのあった、農協からの融資で実現にこぎつけた。