ごきげんようでござる!
やはり黄色が似合うのは建設車両でござる。 そこで今宵は、ビーストウォーズⅡに登場した、デストロン機甲軍団の親衛隊長オートスティンガー(D-17、オートスティンガー、1500円)でござる。
オートスティンガーはモンスターダンプに自動変形する商品でござるが、ビーストウォーズⅡは流用品の宝庫、勿論オートスティンガーも、1994年の欧州で販売されたG2シーリーズのデズトロン資材輸送兵ダートバグ(日本未販売)の成型色変更品でござる。
因みに、ダートバクのカラーリングはビルドロン部隊風の黄緑色でござる。
商品にはミサイル発射(×2)機能が有り、予備2発を含め4発を車体に取り付ける事も可能でござる。
しかし・・・ オートスティンガーが親衛隊長と言うのは少しイメージが狂うでござる。
親衛隊のイメージとは、もっとスマートな感じでジェット戦闘機ぽいイメージが有るでござりよ。 そう、親衛隊長よりも現場監督の方が似合いそうな気がするでござる(笑)。
上司に忠実で、ダンプカーに変形できミサイル4発を装備する姿は、スーパーリンクのアイアントレッド(SD-11、アイアントレッド、1980円)に引き継がれているのは故意か偶然か面白い例でござる。 まあ、アイアントレッドは自動変形まで引き継いではいないでござるが。
商品の自動変形は後部に在るギアのスイッチを連結させ、前進(転がし走行)させることにより、変形を行なうもので、左手のスタンペンチの開閉と右手のミサイルをセットする以外は完全に変形する商品でござる。 なお、腕の装備品を外し、肘の位置は初期状態ならば、後進でヴィークルモードに戻す事も可能でござる。
自動変形ギミックの御蔭で可動範囲は狭く、寸詰まりな体型になってしまったでござるが、ダンプカーキャラと考えれば、むしろ体系的に似合っているでござる。
しかし、惜しまれるのは、可動箇所でござるな、G2商品はフリーポーザブル機能を売りにした商品展開(全てではないが)の為、せめて首くらいは可動してほしかったでござる。
まあ、無駄に動いて自動変形に害が出るのを防ぐ目的も有ったでござろうが・・・
この自動変形システムは後に電動による自動変形に進化し、デンチマン・シリーズとして、2001年にガッタイオー(1、ガッタイオー自動変形合体セット、4980円)が販売され、2003年のトランスフォーマー・マイクロン伝説のコンボイ(MC-01、コンボイ・スーパーモード、6000円)のコンテナに引き継がれるでござるが、両者共に可動箇所が少なく、ポロポーションがイマイチでござる。
自動変形ゆえのプロポーションの悪さは未だに解決されていないでござるな。
でも、自動変形の技術は驚かされる事実でござる。
もし、オートスティンガー が自動変形(オートローラーズ)ではないボディを得るとしたら、アイアントレッドの成型色変更品かもしれないでござるな(笑)。
さて、次回は黄色のクレーン車でござる!