ごきげんようでござる。
前回前々回とトランスフォーマー・スポーツレーベルを紹介したので、今回も靴ネタでござる。
今宵紹介するのは、1989年のトランスフォーマーVに登場したデストロン軍団の傭兵、宇宙ガンマンブルーバッカス(D-310、ブルーバッカス、1980円)でござる。
イケメン顔にブルーが生えるロボットでござるが、このデザイン何処か変でござらぬか?
そう、足の丸みを帯びたデザインでござるよ。
ロボットらしからぬ足でござる。
ロボットの足というよりは軍用長靴(ブーツ)でござるな。
しかも、ブルーバッカスはヘリクロス(ヘリコプター)に変形する訳でござるが・・・
前代観門の軍用長靴をぶら下げたヘリコプターでござるよ(笑)!
物凄いデザインでござるが、このブルーバッカスは入れ物で中の人が本当のブルーバッカスでござるよ。
そう、早い話がブルーバッカスはプリテンダーの1種で、クロスフォーマーと呼ばれるカテゴリーであり、プリテンダースーツ(マイティクロス)自体も変形するギミックを備えた商品でござる。
本体の小型ロボが、エネルギーで作り出したマイティクロス(強化ボディ)で、身を守ったり合体して攻撃できるのがクロスフォーマーでござる。
マイティクロスに比べ小型ロボは没個性なデザインでござる。
無論、小型ロボも小型ジェット機に変形可能でござる。
小型ロボの武器はヘリクロスに取り付け可能で余剰パーツが出ない設計せござるが、ヘリクロスのローターはヘリコプター玩具に必須の回転ギミックが無いでござる!
ヘリクロスと小型ジェットが合体したのが、ジェットヘリコプターでござる。
これがプリテンダーより1歩進んだ商品でござるが、如何せん国内ではプリテンダーの人気はイマイチで日本未販売の海外版プリテンダーは多数存在するでござる。
海外と国内での商品展開事情の違いが反映されたのが、ブルーバッカスでござるよ。
ブルーバッカスの元に成った商品は1989年に海外で販売されたメガプリテンダーのサイバトロン戦士クロスブレイズでござる。
海外でのサイバトロン側のプリテンダーは基本的に人間でござる。
したがって、クロスブレイズも人間の顔だったりしたでござるな。 しかも、ボディは布製戦闘服ぽいデザインでポケットとかモールドされていたでござるよ。
顔を隠すとは言え人間が変形するのは、ちと生理的に受け付けないでござるな。
その感性の違いで、顔と胸部パネルはロボット風に変更されブルーバッカスとして販売されたでござる。 その名残が、軍用長靴であり、碗部のシワでござる。
今回の写真もシールを貼っていない状態でござる。
パッケージイラストでは脚部もロボットぽく角ばって描かれていただけに商品の違和感が何とも言えない感じでござるよ。
しかし、拙者としては日本未販売のプリテンダー達も入手したいと思っているでござるよ。