ごきげんようでござる!
劇場版アイアンハイドは黒い!
アイアンハイドと言えば赤いイメージがあるでござるが、劇場版アイアンハイド(MA-09、アイアンハイド、3675円)は黒いでござる。 何故に?
今回の劇場版ではトランスフォーマーは人類の敵を強調する為に、オートボット、ディセプティコンを判別できにくい演出では無いでござろうか?
その為に両軍のエンブレムが非常に目立たなく成っているでござる。
正に劇場版アイアンハイドは、ディセプティコン側でも通じるデザインで、映画演出的には、敵に追われ、挟み撃ちにあった・・・ と、思ったら見方だった!というアレでござる。
実際に映画にて、その様なシーンがあるかどうかは、劇場にて確認しよう!
しかしまあ、ヴィークルモードはバイナルテック版ブラックコンボイ(BT-17、ブラックコンボイfeatダッジラムSRT-10、6500円)のイメージにダブるでござるな・・・
商品の性質上車体側面に武器が丸出しに成っているのと、後部窓は非クリアーで塗装処理となり玩具ぽいが、車体後部にオートボットのエンブレムが浮き彫りされているでござるが、車体と同色で目立たない・・・ 中途半端な仕様でござるな。
ロボットモードは重厚かつ挑戦的なデザインで、胸部となるフロント部分を割り、V字に配置するデザインは、バイナルテック開発時に、実車メーカーが嫌ったと言う「事故車をイメージ」する配置でござる・・・ よくぞGMもGOサインを出したものでござる・・・ 否! 恐るべきはスピルバーグの名前でござるかな?
驚くべきは、よく劇場版のデザインを玩具アレンジできたものよと感心する商品で、脚部のオートモフ機能や背部のルーフ処理などなど観るべき部分も多いでござる。
あからさまな武装も良いアクセントでござるが、劇場版の演出はロボットが手持ち武器を持たない方がリアル志向という米国の現実主義で、様式美とか無縁の産物でござるかな? 拙者もロボットが銃や刀を振り回すのは現実味が無いと思うでござるが、ソコはソレ、様式美でござるよ。 特にトランスフォーマーは超ロボット生命体だから、武器を持つのは十分にして最高の演出だと思うでござるが。
また、商品の武器ユニットは取り外し可能で、繋げることによりミサイルを押し出し式で発射可能(×4)でござる。
説明書には記されていないでござるが、別売りのマイクロンも合体可能でござる。
↑の写真はユニバース版サンダーウイング(日本ではe-hobbyより販売、16、ファイヤーフライト、1980円)を使用。
しかし、まあ注目して欲しいのが頭部でござる。 ↑の写真では、解りにくいでござるが、初代アイアンハイド(写真は、99、ラチェツトとセット販売の98、アイアンハイド、6000円を使用。)の玩具にはロボット頭部が無かった(?)腹癒せか?
劇場版の頭部デザインは戦闘獣の様に顔が縦に2つ並んでいる様に見えるでござるよ。
特に玩具版はアニマル系の顔の上に小さいロボットフェイスが付いているような、アニマルデザイン(?)のヘルメットを被った様にも見えるデザインでござる。
どちらにしろ正義側ロボットの顔では無いでござるな(笑)。
アイアンハイドの名前はサイバトロンだけにかぎらずデストロンでも商品化され多数の同名の別人が存在するので、アイアンハイドは赤いという既成概念が無いかもしれないが、赤い劇場版アイアンハイドを期待するのがファンでござるが、今回の劇場版はファンに媚を売る映画じゃなく、一般大衆に向けたマイケル・ベイ監督のS・スピルバーグ作品で、映画演出に為なら少数意見(TFファン)を無視して映像重視の作品となった訳でござるな・・・
しかも、メーカー側にとっては、劇場版商品のリペイントでG1風塗装商品をTFファン向けに販売すれば、2重利益を生むと計算した結果でござるかな?
まあ、劇場版は劇場版として楽しむのが一番良いでござろう。