ごきげんようでござる!
さあさあ今宵も建設車両ネタで、2000年展開の「トランスフォーマー カーロボット」商品として販売されたパワーショベルに変形するサイバトロン・ビルドマスターの2番手(サブリーダー)!
森林王 ビルドハリケーン (C-019、ビルドハリケーン、1280円)の紹介でござる。
本品はブリスターパック仕様の単品販売と4体合体セット(C-022、ビルドキング、4800円)の2種が販売されており、商品仕様及び説明書は共通でござるが、付属カードが異なり合体前のビルドハリケーンのカードは単品版にのみ付属するでござる。
さて、ビルドハリケーンはサイバトロン所属の建設車両系トランスフォーマーでは珍しい緑色のボディであり、モデル車種は判別できないでござるが、パワーシャベルらしい造形には感心するでござる。
ショベルアームは大味な造形でござるが、ダミーのキャタピラの造形は細かく好感がもてるでござる。
商品は転がし走行の他にショベルアームの可動と旋回が可能で、ショベルアームにはショベルシザーが仕込まれており、バネにより飛び出すのでござる。
まあ、飛び出すと言っても、スイッチ操作ではなく、収納時に引っ掛けているだけでござるよな。
コレが本品のギミックモードなのでござるが・・・
使い方からして攻撃用でござるから、アタックモードと呼ぶべきでござろうな?
う~む・・・ パワーショベルらしからぬギミックでござるよな。 (笑)
ロボットモードの変形はコンパクトに折りたたまれたヴィークルモードを展開させる複雑な変形であり、プロポーションも細身で長身というパワーショベル系変形ロボらしいデザインでござる。
なお、↑の写真は説明書通りに変形させた姿でござるが、背中の合体用ジョイントの位置が気になるのでござるよな?
合体用ジョイントパーツの位置は、↑の写真のようにするのが正しいのではないでござろうか?
なお、本品にはサイバトロンのエンブレムが一切貼付されていないでござるが、2001年の海外販売品(海外名、グリムロック、日本未販売)ではデカデカとサイバトロンのエンブレムが貼付されており、塗装箇所も追加されたようでござる。
う~む・・・ 海外版の何処がグリムロック(26、グリムロック、2300円)に似ているのか分からないでござるが・・・ 共通点を挙げるとするならば、ショベルシザーによる噛み付き攻撃(?)くらいでござろうか?
まあ、日米のキャラクター設定は異なっているようで、ビルドハリケーンは冷静な性格で技術力には長けているそうでござるが、グリムロックはの場合は、口は悪いが穏やかな性格で楽天家だそうでござる? う~む・・・
なお、ビルドハリケーンには銃火器系の武器は装備されておらず、格闘戦が主体のようでござるが・・・
ビルドハリケーンはサイバトロン軍に属していない民間トランスフォーマーなのではないでござるかな?
そう・・・ そう考えれば、理解し難い役職の森林王の意味がなんとなく理解できるのでござるよな。
まあ、ジャングルの王だと、如何にも自然と共に営むジャングルの守護神みたいな感じでござるが・・・
森林王だと、山地主で森林を伐採した財で富を得た称号のような感じになるので、自然破壊の象徴たる建設車両だとシャレにならないのでござるよな。 (笑)
まあ、悪意の有る役職名だと思わないでござるから、カラーリングからキャッチコピーなのでござろうな?
結論的に言えば、ビルドマスターはセイバートロン星の民間建設会社で地球にはサイバトロンネットを建設するべく呼ばれた専門家なのでござろうな。
故に、護衛役は唯一火器を所持するビルドサイクロン(C-021、ビルドサイクロン、1280円)だったり、リーダーであるビルドボーイ(C-018、ビルドボーイ、980円)のみに大きくサイバトロンのマークが貼付されているのも味方識別なのでござろう。
まあ、若様と忠義の家臣的な男気ある関係なのでござるが・・・
海外設定だと、一癖も二癖もある面々を纏めるのがウェッジ(日本名、ビルドボーイ)だったりするのでござるが、若様属性はなく只・・・ちっこいだけの個性のようでござる。
なお、ビルドハリケーンは海外だと、スコルポノック(D-93、メガザラック、6980円)に似ていると言われているので、日米の思考の違いを明確にさせる存在でござるよな。 (笑)